犬を叱る3つのデメリット|っていうかデメリットしかない

   

こんにちは!

犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

最近うちの末っ子シェルティーが枕を使って寝ることを覚えました。枕と呼ばれるものを使って寝てくれるのは別にかまわんのですが、枕とは一般的に呼ばれないものまで枕にして寝ます。人の腹とか。

さてわたしは基本的に犬を叱りません。「犬を叱らない」というのはまったり式の基本理念にもなってます。
「まったり式」犬育ての基本理念はコチラ犬と友達になるために実践すべき3つのこと

わたしが犬を叱らないようにしたのはデメリットしかないからなのです。

犬を叱る3つのデメリット

一貫性がなくなる

「犬のしつけは一貫性をもって行うこと」というのは、しつけ本やサイト、ドッグトレーナーの常套文句ですね。必ずと言っていいほど書かれているし、どのトレーナーさんも言うことです。

ちなみに一貫性とは辞書によれば、

最初から最後まで矛盾がない状態、同じ態度を持続すること

だと言います。

つまり犬のしつけは最初から最後まで矛盾がない状態で、同じ態度を貫き通さなければならないということです。

でも、犬を叱るという行為によって、しつけに大切なこの一貫性が失われてしまうんです。

犬が何か飼い主にとって好ましくない行動をした時、常に現行犯で叱るのは現実的に不可能ですよね。飼い主は24時間365日犬を見ていることが出来るわけじゃないし、だいたいの飼い主さんは働いていて家を空けることが多いです。その間にやられてしまえば叱りようがありませんね。

更に、犬が常に飼い主の目の前で好ましくないことをするわけもなく、だいたいは隠れてやるものです。堂々とやらかす犬もいますが。うちの犬はこの前わたしの目の前で油揚げを丸々一個かっさらっていきました。

話がそれましたが、常にタイミングよく犬を叱るというのは非常に難しいことなんです。

叱ったり叱らなかったり、というのでは意味がありません。

常に叱ることが出来ないのなら、最初から叱らなければいい、という結論に至ったのです。

犬の行動をエスカレートさせる

犬を叱るということは、いわゆる「正の罰」です。

正の罰とは、好ましくない行動をした時に刺激を提示することで、行動の生起頻度を下げるというものです。

つまり、散歩中他の犬に吠えかかったらリードを強く引いてジャークし、ジャークの刺激によって罰を与え、他の犬への吠えをなくすというものです。

でもこの方法、リスクも大きいんです。

痛みの刺激はかえって犬の攻撃性を増大させてしまうんですよね。

本来、犬が他者に痛みを与えられるということは、他者に攻撃されているということなんです。なので、痛みを感じると本能的に自分の身を守るために攻撃的になるのだそうです。

例えば、犬が叩かれた瞬間に叩いた手を咬み返したというのは、叩かれた痛みの刺激によるものなんです。

他の犬に吠える犬をジャークすればするほど吠えがエスカレートするというのも同じです。

うちのボダ子も、父に叩かれた時にその手を空咬み(咬む真似)をします。

痛みの刺激に限らず、大きな叱り声も犬をエスカレートさせます。玄関のチャイム音に吠える犬に対して「うるさいっ」とか「静かにっ」とか叱る飼い主の大声に、犬が興奮して更に吠えるというのはよくあることです。はい、実家に帰ってきて叱られるようになったうちの犬たちもチャイム吠えがエスカレートしました。

また、スリッパを噛んでいる時に叱ると、「スリッパ=嫌な物」と認識して、スリッパを見ると唸ったり、スリッパを履いた人を攻撃するようになることもあります。

犬を叱るということは、かえって好ましくない行動をエスカレートさせることにつながるんです。

強く叱りすぎると信頼関係が壊れる

「十分な強さで叱りましょう」という文言をよく見かけますが、どれくらいが十分な強さなんでしょうね?そこんところ誰も説明してくれませんよね。つまり誰も正確にはわかってないってことなんだと思いますが。

弱すぎれば効果はないし、強すぎると犬との信頼関係を壊すことになります。

しかもやっかいなことに、信頼関係が壊れたことにはすぐには気づかず、少したってから気づくのです。気づいた時にはもう手遅れ、なんてことにもなりかねませんしね。わたしも気づくのがもう少し遅ければ、手遅れになってたかもしれませんし。

また、飼い主さんにその気がなくても、気づかない内に犬を叱って信頼関係が損なわれていることもあるというのが恐ろしいところです。これはトレーニングなんだ!と思うと、飼い主さんって今自分は犬を叱っているという感覚がなくなるんですよ。なので、どんどん厳しい態度になって、ガンガン犬を叱るようになるんです。

その結果、犬との信頼関係がいつの間にかなくなっていた、なんてことはよく聞く話です。

そもそも犬は何を言われているのかわからない

こっちが犬を叱っているつもりでも、犬って何言われてるかわかってないんです。わかってれば一度叱ってその後やめてくれるはずですもんね。でも全く効果がないばかりかエスカレートするばかり。

つまりわたしやあなたは、犬から見れば「ワケのわからないことをギャンギャン大声で喚くうるさい人」なんですよね。笑

そんな人と一緒に生活してればストレスもたまって、破壊行動の一つや二つもしたくなるでしょうよ。発狂して暴れ回るのも納得できません?

何を言っているのかわからないなら、そもそも叱っても意味がないんです。

犬は“反省”をしないので叱っても意味がない

え、そんなことないよ。うちの犬はちゃんと反省するよ。わたしが叱るとシュンってして上目遣いで謝ってくるもん。

っていうそこのあなた。

その後、犬は同じことを二度と繰り返しませんでしたか?

って聞くと100%の確率で「・・・」飼い主さんは黙り込みます。100%、犬は次も同じことをするんです。

犬は自分の行動を誰かに叱られることで省みたりしないので、反省することもありません。

叱られてシュンとして反省しているように見えるのは、ただ単に感情を高ぶらせてワケのわからないことをギャンギャン喚くあなたが怖いからです。決して反省して「ごめんなさい、もうやらないから許して」なんて言っているわけじゃありません。

叱っても何を言っているかわからないし、反省もしないし、デメリットしかない。

あなたが起こすべき行動はたった一つです。

今すぐ「犬を叱る」という無駄なことをやめましょう!

 - 犬との接し方, 犬を叱らない