犬にとって最適なフードの量は犬に聞く??
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今日は犬にとって最適なフードの量についてです。
先日、コチラの記事「【フード10粒】子犬を小さく育てたい!子犬のご飯を減らす身勝手な理由」を書いた時に、こんな質問をいただきました。
うちの犬はそのフードの給餌量の目安をもとに最適な量を計算してあげているのですが痩せ気味です。
フードの最適な量というのはどうやって計算すればいいのでしょうか?
ペットショップにいた頃も定期的に飼い主さんから聞かれていたことでした。
ドッグフードの袋の側面には、必ず体重ごとの「給餌量の目安」というものが記載されており、
それをもとにフードの量を計算して愛犬に食べさせている、という飼い主さんが多いでしょう。
しかし、給餌量の目安通りに与えているのに、太り気味だったり逆に痩せすぎていたり。
もちろんおやつをあげすぎているせいで太っている、ということもあるのですが、
特におやつはあげていないのに太っている、ということもあるのです。
同じ体重、同じ年齢、同じ犬種で同じフードを与えても、片方は標準体重なのに片方は太っている、ということはよくあります。
では、愛犬にとってのフードの最適な量というのはどうやって調べれば良いのでしょうか。
わたしはここでも「犬に聞く」方式を採用しています。
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愛犬のBSCを把握しよう
愛犬の最適なフード量を把握する前に、まず愛犬が太り気味なのか痩せ気味なのかを知る必要があります。
BSC(ボディコンディションスコア)というものをご存知の飼い主さんは多いでしょう。
9段階のものもありますが、5段階までが一般的です。
BCS1(痩せ)~BSC5(肥満)まであり、中間のBSC3(理想的)が標準体型です。
標準の目安としては上から見た時に肋骨の後ろにくびれが見られ、横から見た時に腹部につり上がりが見られる状態です。
また、撫でた時にうっすらと肋骨を触ることが出来ます。
獣医さんやトリマーさんなど日常的に多くの犬と触れあっている人にはわかりやすいのですが、
多くの飼い主さんは愛犬以外の犬に触れる機会は普段ないでしょう。
そうなると判断が難しいところです。
愛犬が太り気味でもそれが普通だと思っていればわからないでしょう。
また、犬種によってはサルーキなどのようにぱっと見て痩せすぎに見えるのがスタンダードな体型の犬もいるので、
判断しづらいところもあります。
最近では動物病院に「BSCモデル」なるものが置かれていることも多くなりました。
ロイヤルカナンと帝京科学大学が共同で開発した犬の肥満度をチェックする道具で、
BSC1~BSC5までの犬の胴体部分の脂肪の付き具合を再現したゴムシートが並べられています。
犬の毛を模した布がついているので、その触り心地はなかなかリアルです。
愛犬の肋骨付近の触り心地が、BSC1~5までのどれに近いかで、愛犬が痩せ気味なのか標準なのか、
はたまた太り気味なのかがわかります。
動物病院に行った時に是非確認して、愛犬のBSCを把握しておいて下さいね。
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愛犬にとって最適なフード量を知る
愛犬が太り気味なのか痩せ気味なのか把握出来たら、今度はそれに合わせてフードの量を調節し、
最適なフード量を把握しましょう。
愛犬が標準体型であった場合は、今のフード量をキープしていきましょう。
ちなみに、ドッグフードの最適な量とは、ここでは袋に書いてある給餌量の目安をもとに計算した量ではなく、
愛犬が標準体重・標準体型を保てる量のフードのことを指します。
給餌量の目安通りにフードを与えても、太ったり痩せていたりということは多くあります。
なのでわたしは新しいフードを与える時でも、給餌量の目安というものはあまり見たことはありません。
「犬に聞く」方式
毎食どのくらいの量のフードを与えれば良いのか。
わたしはこれも完全に「犬に聞く」方式を採用しています。
フードの量というのは、犬の年齢や活動量はもちろん、ストレス度によっても変わってくるからです。
ストレスがかかっている状況下ではカロリー消費量が通常の300%にまで増加するといわれています。
のんちゃんも一番ストレスがひどかった時は給餌量の2倍近く食べてもガリガリに痩せているような状態でした。
逆に順調にストレスレベルが下がってくると、それまで通りのフードの量を食べさせていると
一週間ほどでだんだん太ってくるので量の調整が必要です。
それを含め、よく「犬に聞く」ことが大事です。
のんちゃんとるーこに今食べさせているフードの1日あたりの給餌量の目安を調べてみると、
のんちゃんサイズで160g、るーこサイズで120g必要でした。
しかしわたしの家では、のんちゃんは1日にフード80gと手作りご飯120g+鹿肉120g、
るーこはフード45gに手作りご飯70g+鹿肉70gなので、
カロリー計算上ではフードの給餌量のカロリーよりもだいぶ少ないことになります(食べる量は多いですが)。
それでも2頭とも標準体型ですし、動物病院に行った時に特に何も言われることはありません。
太りすぎず、痩せすぎていない体型を維持出来る量を見つけたら、その量をキープしていきましょう。
プレミアムドッグフードはもともとは少量で必要な栄養・カロリーを得られる、ということを謳い文句にしたものだったので、
給餌量が少なく、犬の満腹感を満たせないこともあります。
そうなるとお腹が空いて食べ過ぎてしまうということもあるので、そういう場合はたっぷり食べられる手作りご飯と合わせてあげるといいですね。
子犬はたくさん食べさせてあげよう
子犬の場合はどうすればいいか、と聞かれるのですが、成長期にあたる子犬の場合は、
食べたいだけ食べさせても太りすぎるということはあまりありません。
るーこが子犬の頃は、るーこが自分で「ごちそうさま」と言って食べるのをやめるまであげていました。
こんな小さい体のどこにそんなに入るんだというくらい食べて、タケノコのようにぐんぐん大きくなって、
ツチノコのような体型になっていましたが、お腹がいっぱいになればちゃんと食べるのをやめていたし、
特に太ってもいませんでした。
体が成長してくると食べる量も自然と減って、今は成長期の半分くらいの量になっています。
子犬は生きるためだけでなく、成長するためにも食べないといけないので、
たくさん食べさせてあげて下さい。
消化器が未発達で胃も小さいので、特に小型犬は一度にたくさんは食べられませんので、1日に3~4回は食事が必要です。
体を小さく育てるためだったり、昼間働いている飼い主さんを取り込むために「ご飯は1日2回でもいいですよ」と言うペットショップが当たり前のようにありますが、
1日に最低でも3回はご飯があげられない人は子犬を飼うべきではありません。
小さく育てようとご飯の量を少なくされている子犬は、人間のせいで慢性的な栄養失調になっていることもあります。
また、子犬にとって恐ろしい低血糖になることもあります。
子犬の健やかな成長を望み、ずっと愛犬と一緒にいたいと思うのであれば、ご飯はきちんと食べさせてあげて下さいね。
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おいしいものをたくさん食べさせよう
ペットショップ店員の間に定番の笑い話があります。
違う色や形の粒が入っているフードってありますよね。
赤い丸形の粒と、白い魚型の粒と、緑色の三角の粒のフードが同じパッケージに入ってるような。
とある神経質で心配症な飼い主さんがそのフードを店に持って来て、「3種類の粒のカロリーをそれぞれ教えて欲しい」と言うんです。
「愛犬に最適な量とカロリーのフードを与えたいから」と。
これ、けっこうペットショップ店員の間では経験したことがある人が多くて、仲間内で集まるたびにいつも笑い話になっていました。
ここまでではないにしても、愛犬の食事に関してけっこう神経質になっている人が多いのではないかと感じるんです。
毎日カロリー計算してフードの量をきっちり計り、ご飯はそれしか与えないというストイックな飼い主さん、
けっこういるんですよね。
しかもそのフードがけっこう不味かったりするんです。
プレミアムフードって言われてるフードでも、味のことは二の次なので人間が食べると不味いフードがけっこうあります。
せっかく原材料や製造過程にこだわっても味が不味ければ、犬にとって食事の楽しみが半減してしまいます。
犬って、味覚オンチだと思われてますけど実はけっこうおいしいもの・不味いものってわかってるんですよ。
量に関しても、人間と同じでそこまで神経質になることはありません。
昨日、ちょっと食べ過ぎちゃったなと思ったら、次の日に少し減らしてあげればいいのです。
なんなら犬が自分でその辺の調整をやってくれることもあります。
のんちゃんはこの年末年始、すきやきの肉をもらったり卵焼きもらったりと食べ過ぎたとわかっているのか、最近食べる量が減りました。
あまり神経質にならず、おいしいものを食べさせてあげましょう。
同じフードを食べていても環境が変われば太ったり痩せたりするので、定期的にBSCを確認し、犬と相談しながらフードの量を調整してあげて下さい。
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♪おまけ
年末に鹿肉をくれた同僚から、またお肉をいただきました。
今度は猪肉…ゴクリ
昨日獲ったばかりだそう。
帰って早速さばいて、ジップロックに入れて冷凍庫にイン。
この前もらった鹿肉もまだ食べ終わってないのに…
冷凍庫がどんどん犬用肉で埋め尽くされていきます。そろそろ母が文句言うレベル。
同僚と旦那さんには今度お高めのチョコレートとおつまみを贈呈する予定です。
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