イージーウォークやジェントルリーダー「犬に優しいやり方・道具」は本当?

      2018/06/03

「犬に優しい」の謳い文句を鵜呑みにしていませんか?

 

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

のんちゃんがどこからか、牛の蹄を見つけ出してきて、
ご機嫌でかじっております。

それ・・・いつのやつ?

随分前に買って来てあげたきりのはずだけど。
どこかに隠しておいて、そのまま忘れてたんだろうか。笑

っていうかのんちゃん…

それわたしの座布団なんだけど。

これからブログ書くから返してくれない?って言っても。

うん…そうか…そんならいいや。

 

さて先日、愛犬の引っ張りにお悩みの飼い主さんとのメールのやりとりで、
こんなご質問をいただきました。

イージーウォークハーネスを使おうと思うんですけど、
あれって本当に効果があるものですか?

まずですね。

この飼い主さんにもしっかりお話したんですけど、
わたしはイージーウォークハーネスを使って引っ張りを直すことをオススメしていません

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イージーウォークハーネスの問題点

イージーウォークハーネスというのは、アメリカのPetSafe(旧Premier)という会社の商品で、
犬の習性、本能を考えた作りで犬に優しいというのがウリの引っ張り防止グッズです。

リードをつける金具が犬の胸側にあり、犬が引っ張ると胴が締まる構造になっていて、
体が自然と横向きになるため引っ張れば引っ張るほど歩きにくく、
結果、犬が引っ張らなくなる、というものです。

引っ張らなくなる、というよりは、正しくは引っ張れなくなる、という感じでしょうか。

一見、犬には苦痛を与えていないので、優しいように見えます。

しかし、この道具には大きな問題があるのです。

のんちゃんに使った事例

2年ほど前、お散歩中の引っ張りが再発して暴れ馬状態だったのんちゃんに、
このイージーウォークハーネスを使ってみたことがあります。

目を血走らせて突き進むのんちゃん、ハーネスに体を締められ、
横向きになってもかまわずに突進していくのです。

なので、常に体が右側に傾いてしまっている状態でした。

その時はすでにハーネスとロングリードでお散歩をしてたので、
引っ張りが再発しても一からやり直すつもりでやればすぐに直ったと思います。

しかし当時、わたしが腱鞘炎で腕を痛めていたので、
のんちゃんの馬鹿力に引きずられかねない状態でした。

そこで、コントロールにあまり力がいらなくて、犬にも負担がかからないという
イージーウォークハーネスを使ったのだけど、これが大失敗でした…

確かに首輪をつけて今にも死にそうなくらいゼエゼエ言っているよりはマシだし、
引っ張りが多少マシになったのも確かです。

でも、突進するたびに胴を締められ体が傾いてひどく不快そうだし、
のんちゃんも相当ストレスでイライラしてて、しょっちゅうリードを噛んでいました。

脇の下がこすれて毛が薄くなったし、胸元も擦りむけてしまったし、
これ以来、普通のハーネスに戻して散歩するようになっても、
体が右側に傾くようになってしまいました。

これはマズイと思って、腕を治してからまったり散歩を一からやり直すと、
すぐに引っ張りは良くなりました。

道具なんかに頼らないで、いつも通りの散歩をすればすぐ良くなったのに、
のんちゃんには本当に可哀想なことをしてしまいました。

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「犬に優しい」はまず疑おう

ちまたには怪しげな情報が溢れています。

飼い方に関する本や、ネットのしつけの情報には明らかに間違っているものもたくさんあります。

また、間違っているとは言えないけれど、犬に優しいと言いながら全然優しくない、
犬を苦しめるものも多く存在するのです。

それを、トレーナーとか獣医さんといった専門家が「犬に優しい方法」としておすすめするのだから、
飼い主さんが信じてしまうのも無理はありません。

さらに、犬に苦痛を与える道具を「犬に優しい」と言って売っているのだから、
これはもはや詐欺ではないかと思うわけです。

「たった2秒でおりこうさんになる」
「だれでもできる」

そんなことを言われると即効性を求める飼い主さんは飛びつきたくなるでしょうが、
ちょっと待って下さい。

ほとほと困り果てている愛犬の問題行動が、たった2秒で、誰にでも直せるわけがないのです。

直るとすれば、それはその道具を使ったその時だけです。

しかも、かなり強引なやり方をしていないでしょうか。

冷静になって、「犬に優しい」はまず疑ってかかるべきです。

例えどんなに偉いトレーナーや獣医師がオススメしていても、
それが本当に正しいとは限らないのです。

「犬に優しい」を謳う団体でも犬に優しいとは限らない

わたしは学時代、JAHAのしつけインストラクターによる特別講座を受けた時に、
ジェントルリーダーをオススメされたことがあります。

ジェントルリーダーは馬の口輪式の道具で、イージーウォークハーネスと同じ会社から、
同じ謳い文句で販売されている引っ張り防止グッズです。

マズルと頭部にかけて装着し、犬が前に出すぎて力がかかると、
後頭部に後ろに引く力が加わり、顔が横に背けられて犬が引っ張らなくなる、というものです。

JAHAは罰を使わない、褒めてしつけるという方法をいち早く日本に導入した団体です。
チョークチェーンの使用やジャークは禁止されていたので、そういう団体が勧める道具なら大丈夫だろうと、
実際に引っ張りのひどい犬に使ってみたことがあります。

そしたらまあ酷かったんですよね。

JAHAのインストラクターがデモンストレーションで見せてくれたのは、
ジェントルリーダーを使われ慣れている、デモンストレーション慣れした犬だったのでしょう。

しかし、暴れ馬状態の犬に使ってみたら、顔が横に向いてねじれたまんま、突進していくのです。

それを止めようとリードを固定すればするほど、犬を虐待している気分になりました。

マズルも擦りむけるし、このままじゃ頸椎を痛めるかもしれない。

そう思ってジェントルリーダーを使うことはやめました。

こんな風に、犬に優しいを掲げた団体やスクールでも、実際には犬に優しくないやり方や道具が採用されていることがあるのです。

ね、ほんとにね。

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あとで調べてみてわかったのですが、
ジェントルリーダーもイージーウォークハーネスも、
どちらも犬に苦痛を与える非人道的な道具として、ヨーロッパでは使用を禁止している国が多いのです。

「犬に優しい」と謳う大半のものには、何かしら裏があるというのがわたしの経験です。

安易に飛びついてしまうと、取り返しのつかないことになります。

そうならないためにも、まずは冷静になり、これは本当に優しいものだろうか?
と考えてみることが大切です。

…で、このブログも「犬に優しい」を謳うわけですが。

皆さん、鵜呑みにせずよく考えてみて下さいね。

 

おまけ

さっきはああ言ったけどさ。

のんちゃん、やっぱ床に直に座るとケツ痛いわ。
座布団返しておくれな。

この後、渋々どいてベッドに移動してくれました。

そのせいでベッドが蹄(ウンコ)臭いんだけどw
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