どうも!
春めいてきて花粉の気配に鼻がムズムズする犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。
今朝の散歩帰りにタラタラと鼻水が垂れてしまって、のんちゃんがそれを「情けないわね~」とでも言いたげにペロペロと舐め取ってくれました。
ついでに目頭も舐めてくれました。犬もこうやって人間のお世話を焼くことがあります。
るーこはわたしが体調悪くて寝ている時、自分の大好物の牛の蹄を枕元に持って来てお見舞いしてくれました。お気持ちはありがたいのだけど、蹄の臭いってウンコなので枕元におかれてちょっと迷惑でしたトッテモ嬉シカッタヨ。
さて、犬のしつけではよく「毅然とした態度で犬に接するように」ということが言われます。
本やネットはもちろん、パピー教室の先生も当たり前のように言いますし、カリスマトレーナーのシーザー・ミランは「穏やかで毅然としたリーダーになれ」というのが決まり文句です。
今日はその、「毅然とした態度」って必要ないんじゃないかな~というわたしの考えについてお話します。
「毅然とした態度」で「断固とした意思」を持つ?
では、毅然とした態度の「毅然」とはどういう意味でしょうか。
辞書で調べると、自分の信念を貫くしっかりした態度である様、というようなことが書かれていました。
それから、「断固とした意思を持て」というものもよく言われます。
断固の意味は、どんなことがあっても必ずするという強い態度である様、だそうです。
犬に対して使う場合は、どちらも、犬が嫌がってもそれに動じないで飼い主の意思を貫け、というような意味で使われることが多いですね。
基本的にパックリーダー論はこういう考え方です。
例えば、犬が良くない(人間にとって好ましくない)行動をした時は、毅然とした態度で「ノー」と言ってやめさせましょう、とか。
甘噛みは毅然とした態度で叱りましょう、とか。
ブラッシングを犬が嫌がっても毅然とした態度でやり遂げましょう、とか。
つまりは、飼い主の意思を押しつけることを目指しているのです。
「動じない」は大事だけど
わたしは、毅然とした態度の「動じない」という部分には賛成です。
犬が噛みついてきた時は、恐怖におののいたり、うろたえてオロオロしたりしたら、事態は確実に悪化します。
それよりは、力を抜いて、何事もなかったように振る舞った方がいいのです。
甘噛みの時も、歯を当てると痛いのよということえお教えることが大事なので、動じないで体を硬くしてフリーズし、「痛っ」と言うだけでいいのです。
動じないということは大切ですが、断固とした意思はいりません。
ハミガキやブラッシング、足ふきなどの犬が嫌がって当たり前のことをする時は、犬が嫌がらないようにしてあげます。はじめの内は、嫌がる前にやめてあげましょう。
嫌がっている時に「毅然とした態度」で「断固とした意思」を持ってやってしまうと、犬はその時は恐怖で固まっているかもしれませんが、そのうち抵抗するようになります。
それでも、犬の「嫌だ」を聞き入れずに続けていると、噛みついてくるのです。
だが、ここでも飼い主がうろたえないことは重要です。
ハミガキもブラッシングも足ふきも、リラックスしていればそんなに大騒ぎするほどのことじゃないのよ、と教えてあげましょう。
「ほら、これぐらいなら大丈夫でしょ。もうちょっとやっても大丈夫だよね」と少しずつ少しずつ慣らしていきます。
嫌がるようなことじゃないよ、と教えてリラックスして出来ることを目指しましょう。
その時に毅然とした態度は必要ない。
嫌がる犬に対して、飼い主が動じなければいいだけです。
嫌がった時に「慣らす」ためにやり続けるのではなく、嫌がらない状態でステップアップしていきましょう。その方が、出来るようになるのはずっと早いのです。
「毅然とした態度」で呼び戻さない
もう一つ、毅然とした態度でやると逆効果なのは呼び戻しの時です。
犬を呼び戻す時は毅然とした態度で呼び、一度で来させましょう、と言われていますが、そんなことを練習していると犬は確実に戻ってこなくなります。
「来てみない~?」とか「そろそろ行こうか~?」くらいの気持ちでやると上手くいくのです。
そうすると緊急時の呼び戻しはどうするのかと言われますが、リードがついている時はリードを固定して犬が自主的に戻ってくるのを待てば良いのです。ノーリードの時も、緊急の時はそういう声のトーンや雰囲気になっているので、犬も「なんだ、なんだ?」と戻って来てくれます。
本当に戻って来て欲しい時にちゃんと戻って来てくれるよう、必要のない時にやたらと呼んだりしないようにしましょう。
毅然とした態度で断固とした意思を持って犬に接するのって、とっても疲れます。
もっと力を抜いて、まったりきましょう!
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