信頼関係が出来たら叱ってもいい?間違いだらけの「子犬育て」

   

間違いだらけの「子犬育て」に騙されるな!

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

最近、お風呂上がりに自家製梅酒を薄~~~くして、
冷蔵庫でキンキンに冷やしたのを飲むのがお気に入りです。

梅酒は去年のなので味がまろやかになってて、
とってもおいしいです♪

わたしが飲んでると犬たちも欲しがるので、
ためしにあげてみると、のんちゃんはにおいを嗅いだだけで口を付けなかったのに対し、
るーこは大喜びで飲もうとしてました。

イケル口なのかもしれません。

スポンサーリンク

昨日の記事を書くために、ネットや本で一般的に言われている
「子犬育て」というものをちょっと調べてみました。

見た限りでは、言い方は色々ありますがいまだに、
「犬には主従関係を教えないといけない」
「人間が犬のリーダーにならないといけない」
といった考え方が主流で、中にはいまだにこんな考え方・やり方があるのかと
驚くようなものもありました。

間違いだらけの「子犬育て」について、まとめてみます。
▼昨日の記事も合わせてお読み下さい。
「犬の習性を利用したしつけ」は正しく理解しないと意味がない

▼合わせて読みたい
これから犬を飼う人へ。犬育てを失敗しないために失敗パターンを知ろう

 

罰に関する間違い

子犬に限らず、犬には「罰を使わない」というのが基本です。

罰はタイミングとその強度の調節が難しいだけではなく、
罰を使った飼い主と嫌な関連づけをしてしまうので、信頼関係が失われてしまうのです。

例えばのんちゃんは、子犬だったるーこがしつこく噛付いてきた時に、
すかさず前足ではたいて転がしていました。

この前足パンチは特に痛くもないし怪我をさせるようなものでもないのですが、
るーこをビビらせるには十分です。

二度も食らうのはごめんなので、るーこはそれ以来、余計なちょっかいは出さなくなりました。

こういうタイミングと強度で、人間が罰を与えられるでしょうか。

犬よりも何倍も体が大きく、しかも時に道具を使う人間が使う罰は、
動物には恐ろしすぎることがほとんどなのです。

そして、タイミングも遅すぎます。

これでは動物をいじめていることに変わりありません。

天罰方式ならOKか?

そう言うと、天罰方式ならいいと言い出す人がいます。

しかし、例えば石の入った缶を投げても、飼い主がやっていることがばれたら、
それは天罰方式にはなりません。
そしてほとんどの場合、犬は飼い主がやったと気づいています

また、大きな音を怖がる子であれば、恐怖によるストレスで
問題行動が悪化する恐れがあるのです。

天罰方式だろうが罰は罰なのです。

そんなリスクをおかさずに、罰ではなく別の方法を考えましょう。

 

主従関係に関する間違い

罰を使わないようにと言うと、「犬には主従関係を教えないといけない」と言って、
犬を仰向けにひっくり返したり、押さえつけたりなどということをする人がいます。

そんなことをしても、人間=嫌なことをする人、ということしか学びません。

そもそも、仰向けにして押さえつけるのは罰ではないのでしょうか?

この「仰向けの姿勢」というのは、長らく犬の服従の姿勢だと考えられてきたため、
飼い主に対する服従心を植え付けるために子犬を迎えたら、子犬が寝るまで毎日
仰向けにひっくり返して押さえましょう、ということが推奨されてきました。

また、この姿勢をとると子犬がリラックスするなどとも言われています。

確かにリラックスしている犬は仰向け(ヘソ天)で寝ることもありますが、
無理矢理この姿勢をとらされてリラックスする犬なんていません。

パピークラスでこの仰向け抱っこをする時間を設けるところも多くありますが、
子犬たちはだいたいが挙動不審で、逃げる隙をうかがっています。

第一、無理矢理仰向けにさせられて、自由を奪われ拘束されるなんて、
犬にとっては恐怖ですし、虐待にほかならないのです。

 

甘噛みに関する間違い

るーこはよく甘噛みをしてきましたが、その甘噛みに関して、
こんなことが言われています。

「子犬が手を噛んできたら、そのまま手を拳にして犬の口の中にオエッとなるまで突っ込みましょう。
手を噛むと気持ち悪くなるということを学習させると、噛むのをやめさせることが出来ます」

手を口に押し込むようにしたら、もっと噛むようになったという話をよく聞くのですが

確かにオエッとなって一瞬吐き出しますが、すぐにまた噛付こうとする、
ということが多いようです。

また、こんなことを言われています。

「甘噛みしてきたら、子犬のマズルをつかんで地面に押しつけましょう。
地面に押しつけるのは群れの犬が上位の犬に逆らった時にされる罰です」

だから罰は使うなと言うのに

何度も紹介しているように、まず犬は自然な状態では「群れ」というものを作りません。
最近の研究で明らかにされています。
▼関連記事
わたしがパックリーダー論を否定するワケ

それに犬は、他の犬のマズルをつかんで地面に押しつける、
などということを本当にやるでしょうか?
オオカミは他の個体のマズルをそっとくわえることがありますが、
罰としてではなく、あくまで挨拶程度の優しいものです。
そのまま地面に押しつけたりなんてことはしません。

こんな眉唾話を真に受けてはいけません。

甘噛みの原因は「ストレス」

子犬の甘噛みは、歯が生えてきた時に行う正常な行動です。

しかし、やたらしつこくやってくる時は、ストレスを考えた方がいいでしょう。

家に迎えたばかりの頃は、環境の変化によるストレスです。

そして甘噛みの原因のほとんどが、サークル閉じ込め飼いによるストレスです。
甘噛み以外にも、サークル閉じ込め飼いは様々な問題を引き起こします。
▼関連記事
ケージを使うのは誰のため?

本来であれば兄弟犬と一緒に遊んで、外に刺激にたくさん触れて、
色んなものから学習しなければならない好奇心旺盛な時期に、
何の変化もないサークルに入れられていてはストレスで甘噛みしたくもなるでしょう。

ワクチンが終わるまで待っていたら遅すぎるのです。

1日に2回、それぞれ30分程度、庭に出して遊ばせてあげたり、
家の前の道路を往復してくるだけでもいいのです。
子犬にはたくさんの刺激が必要です。

るーこも近くの公園に遊びに行くようになってから、
だいぶ甘噛みがマシになり、歯が抜け替わる頃には全くしなくなりました。

あとは、噛付いたら遊びは終わりというルールを教えてあげることです。

大声で「イケナイ!」や「ダメ!」は必要ありません。

子犬が甘噛みしたら小さく「イタッ」と言って体を固くし、
そのまま立ち去るだけでいいのです。

子犬同士でやっていることなので、とてもシンプルだしすぐに覚えるでしょう。

口に拳を突っ込んだり、地面に押さえつけたりするよりもずっと簡単だし、
副作用もなく、犬も人も楽に覚えられるのです。

スポンサーリンク

 

おトイレ失敗に関する間違い

「トイレ以外の場所で粗相したら、すぐにその場で床に鼻をこすりつけるようにして叱りましょう」

こんなことを書いているサイトを見つけました。

まず、子犬というのはトイレの失敗をして当たり前なのです。

鼻をこすりつけるというのは、犬にとっては攻撃されているのと同じです。

大事な子犬時代にそんな経験をしてしまうと、仰向け抱っこと同じように、
人間は怖いものという考え方が子犬の中に出来てしまいます。

将来的に人間への恐怖により攻撃を引き起こす原因を作るようなものです。

トイレは基本外でさせる

昨日の記事にも書きましたが、犬というのは巣穴を汚したくない、
という習性を持っています。

その習性を利用するのであれば、トイレは基本的に外でさせてあげるべきです。

成犬であれば1日2回の散歩と、夜寝る前に外に出してあげればそれで事足ります。
子犬でも時間を見計らって、ご飯の後など気をつけるべきところをおさえて
外に出せばそれで失敗はほとんどなくなります。

どうしても室内トイレをして欲しい場合は、狭いサークルの中にトイレと寝床を
一緒に入れるのではなく、寝床とトイレは別の部屋にしてあげるべきです。
▼関連記事
愛犬がサークルでトイレをしない?そんな理由はわかりきっている

 

叱るに関する間違い

罰と同じで、子犬に限らず犬に対して叱らないは基本です。

しかし、こんなことが言われています。

「最初の1ヶ月くらいは信頼関係が出来ていないので叱ってはいけないが、
信頼関係が出来れば叱っても良い」

体罰に対しても同じようなことが言われています。

「子犬に体罰を与えると人間を怖がるようになるのでやってはいけないが、
信頼関係が出来ればやっても良い」

よくわからない言い分である。

人間の場合を考えてみましょう。

確かにに子どもの頃の恐怖体験の方が、一生に渡る深刻なトラウマになりやすいですが、
成人してからの恐怖体験でもトラウマになることはあるのです。

1ヶ月たてば大丈夫とか、大人になったら大丈夫とかいうものではありません

つきあい始めて1ヶ月たった恋人に、いきなり暴力を振るわれても、
信頼関係が出来ているから平気、と言えるでしょうか。

犬を罰したり叱ったりすると、犬の気持ちを傷つけ信頼関係が失われます。
▼関連記事
犬を叱る3つのデメリット
犬を「NO!」でしつける問題点
正しい犬の叱り方?のリスクをご紹介

叱らなくても犬に学習してもらう方法はいくらでもあるのです。

叱らないで済む方法を考えましょう。

 

サークル飼いに関する間違い

子犬の飼育環境に関しては、子犬を迎えたらすぐに、
「サークルに入れてそこを居場所にしてあげましょう」という話がほとんどです。

というか、そういう話しか聞きません。

入れるという話は出てくるのですが、そこから出した時にどうすればいいか、
ということは書かれていないのです。

これこそがもっとも肝心なことなのに。

生後3週から12週くらいまでを社会化感受期といいます。
犬が社会性を得る上で大事な時期とされているのです。

なので、子犬を迎えたらサークルに閉じ込めるのではなく、
無理のない程度に社会化を促してあげることが大事なのです。

色んな人や、ワクチンを接種している他の犬に会わせたり、
外の物音に慣していかないといけません。

外に出るのも、ワクチンが終わってからでは遅すぎます。

たくさんの刺激に慣れ、学習する必要があるのに、
多くの人はワクチン接種が終わっていないからと室内のサークルに入れっぱなしにしてしまいます。

それでは社会性は育ちません。

さらに、サークルの中は変化がなく、刺激の少ない環境は
脳の発達や感情の安定にも悪影響です。

3回目のワクチンが終わってから2週間たって散歩をさせようとしても、
怖がって歩かないとか、他の犬と上手く付き合えないとかいうことはよくあります。

のんちゃんのようなボーダーコリーや、るーこのようなシェルティのように、
元気で活発な犬は生後4ヶ月まで閉じ込めておいたらフラストレーションがたまり、
とんでもなく興奮しやしくなってしまいます。

のんちゃんとるーこがどっちも興奮しまくりの犬だったらと思うと、とても恐ろしい。

サークルに入れるのは犬のためと言われていますが、
人の快適さを追求したやり方です。

犬をサークルに入れるというのは、犬と向き合うことを放棄しているのと同じことです。

サークルに入れられた犬がピーピー夜泣きするというのなら、
同じ布団で寝てあげるべきです。
布団に毛がつくのが嫌だだとか言うのなら犬を飼うべきではないのです。

▼関連記事
これから子犬を飼うあなたへ「一緒に寝てあげて下さい」

犬のためにも、サークルなんていう隔たりは、
今すぐ勇気を出して取っ払ってしまいましょう。

 

まとめ:子犬のことを考えた子犬育てをしよう

「子犬育て」なのですから、主役は子犬のはずです。

子犬のことを考えた育て方をしてあげるべきです。

それを、人間の快適さや楽さを追求したり、都合のいい解釈をしたり、
支配欲や優越感を満たそうなんて考えるから、
間違いだらけの情報が蔓延してしまうのです。

ネットや本の情報に騙されず、本当に犬のためになるやり方を
見極める目を養って下さい。

自分にやれる方法か、簡単か難しいかではなく、
どれだけ犬に優しいかを考えてあげるべきです。

人のためを追求した子犬育てをすると、必ず失敗します。

犬のためを考えたやり方で育った犬が、どれだけ安定しているかは、
想像に難しくないはずです。

▼合わせて読みたい
これから犬を飼う人へ。犬育てを失敗しないために失敗パターンを知ろう

スポンサーリンク

 

おまけ

何でこの写真撮ったんだっけ?と思ってたのですが…

のんちゃんがオシッコした後に後ろ足で、
地面をゲシゲシ蹴ってる写真でした。

「何で撮ったんだっけ?」って写真が多すぎます・・・
ブログ村ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村 犬ブログ ボーダーコリーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 犬ブログ シェルティーへ
にほんブログ村
お好きな方をクリック!

スポンサーリンク

 - まったり育犬, 子犬育て