人気犬種ランキングの謎~人気犬種が人気な理由と抱える問題~

   

人気犬種はなぜ人気なのか考えたことがありますか?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は仕事から帰ってくる道で、猫さんと鉢合わせして驚かせてしまいました。
一本道で鉢合わせした時、猫のマナーでは後からその道に入った方がよけて、
先にそこにいた猫に道を譲るのがマナーなのだそう。

今回は多分、先に猫ちゃんの方が道を歩いてたので、
わたしがよけなければならなかったのですが、夜道で気づかず…

慌てて生け垣に消えていってしまった猫ちゃん。
「無礼者め」って思われたかもしれませんね。笑

 

さて先日、久しぶりにアニコムさんの「人気犬種ランキング」を見てみました。

上位5位はご覧の通り。

1位:トイプードル
2位:チワワ
3位:MIX犬(体重10kg未満)
4位:柴犬
5位:ミニチュア・ダックスフント

わたしがペットショップで働いてた頃は、
トイプー、チワワ、ミニチュアダックスが上位3位をしめていたのだけど、
いつの間にかそこにミックス犬が食い込んでくるようになり、
更に柴犬も上位争いに参加してくるようになりました。

ちなみに、ボーダーコリーは26位、シェルティは27位でした。

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とても「飼いやすい」とは言えない犬が多い

上位5位の犬種は、どれも決して「飼いやすい」とは言えない犬種です。

2位のチワワは小さいけれどとても自立心が高く、
活発で好き嫌いがハッキリしている性格なので、
人への噛みつきや吠えが多い犬種です。

4位の柴犬は、本来の柴犬ではなく、体の小さな豆柴のことです。
しかし、「豆柴」という犬種は今のところ正式に認められてはいないので、
登録する時には「柴犬」と表記されるため、ここ最近柴犬の人気が上がってきているのです。

しかし、柴犬のような日本犬はもっともオオカミに近いDNAを持った犬種の一つで、
使役犬に比べると支配的だったり強制的な接し方にとても弱いところがあります。

オビディエンストレーニングだったり、パックリーダー論にのっとった接し方をしてしまうと、
そのせいでひどい噛みつきを引き起こしやすいのです。

トイプーもダックスも、小さいけれど非常に活発で吠えやすい犬種です。

ミックス犬というのはいわゆる雑種ではなく、これらの人気犬種を
意図的に交配して作り出された犬ですので、
当然ですがかけ合わされた人気犬種が抱える問題をそのまま受け継いでいることが多いです。

飼われている頭数が多いということもあるでしょうけれども、
トイプー・チワワ・ミックス犬・柴犬・ミニチュアダックスは、
どれも問題行動に悩んでトレーナーのもとを訪れる割合でも上位を占めているのです。

なぜ、こんなに飼いにくい犬種が上位を占めているのでしょうか?

「可愛らしさ」と「小ささ」で選ぶ

これはわたしの考えですが、犬の見た目の「可愛さ」で
選ぶ人が多いのでしょう。

実際にペットショップで犬を買っていく人は、
顔の可愛さを基準にして決めている人が多かったです。

トイプーもチワワも、目が大きくてくりっとしてる子が多いですし、
ダックスはその足の短さと胴長の独特のフォルムにファンが多いですね。

柴犬は日本人が好む素朴さ、純朴さがあって、
キリッとした顔にアーモンド型の目、くるんと巻いた尻尾がとても可愛いです。

ミックスも、両親の可愛らしさのイイトコ取りが出来れば、
純血種とはまた違った可愛らしさがありますね。

また、現代日本では「小さめサイズ」の犬というのはとても重宝されるのです。

そのせいで豆柴なんてよくわからない犬が出て来たのだし、
そもそも、日本の犬はどれもこれも小さすぎます。
大型犬のGレトリバーやシェパードも、本来はもっとしっかりしていて、
骨太で体も大きいのですが、日本だと何故かひ弱で小さくなってしまいます。

これは、日本の「小さいもの好き」のせいだとわたしは考えています。

オーストラリアに研修に行った時、研修先のトレーナーに、
日本の犬はみんな小さいわね。日本人は何でも小さくしてしまうのね
と言われたことがあります。

大型犬が飼いたいとペットショップにやって来るのに、やたらサイズを気にしていて、
「この子は20kgにならない子ですか?出来るだけ小さめの子がいいんですけど」
なんて言う人もいるので、ならはじめから20kgにならない犬種を飼えばいいのに、
といつも思ってました。

アパートやマンションで暮らす人が増える中、
小型犬というのは特に「マンションでも飼いやすい」などと言われています。

都会のマンションで飼いやすい犬種なんていません

性格についても、この犬種はこう、この犬種はこう、と言われているけれど、
犬種による性格の違いはあまりハッキリしない。
だいたいこう、というのはあるとは思うけれど、個体差によるものが大きいのです。

しかし、ネットや本には当たり前のようにこの犬種はこういう性格、
と断言されてしまっています。

しかもそれが矛盾している場合がほとんどで、
「警戒心が強い」と「勇敢」といった正反対の性格が
一つの犬種の性格として書かれていることもあります。

そもそも、忠実だとか、愛情深いだとか、賢いとか、
そういった性格はほとんどどの犬にでも当てはまることです。

ネットやペットショップ店員の無責任な言葉を鵜呑みにして、
間違った知識で犬を飼ってはいけません。

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人気犬種が抱える「問題」

人気犬種は爆発的にその需要が増え、供給が追いつかずに、
一時期かなり無茶な繁殖がされてきました。

母体のことを考えずに繁殖を繰り返したり、
それこそ近親交配も当たり前のように行われてきたのです。

そのため遺伝子プールが狭くなり、奇形だったり虚弱だったりといった、
生まれつき問題を抱えた子犬が多く生まれました。
問題を抱えながらも死なずにすんだ子犬は、そのままペットショップに卸され、
飼い主のもとへもらわれていき、そこで先天性の疾患が見つかるといったことも多く起こりました。

以前にもお話しましたが、純血犬種はすでに多くの問題を抱えています
▼関連記事
「犬種標準」がどれだけ犬を苦しめているかご存じですか?
「遺伝病」は当たり前?

一時期、人気犬種が増えすぎて遺伝子プールが狭くなったために、
犬の数を減らすため繁殖をおさえるといった話がブリーダーの間で出ていたと、
ペットショップにいた時に聞きましたが、それだってどうなったのかわかりません。

そもそも、ペットショップに子犬を卸すような利益目的のブリーダーが、
数が増えすぎたとか遺伝子プールが狭くなったとかの理由で、
自分たちの利益がなくなることもいとわずに繁殖を減らすなんてこと、
するとは思えませんし。

現代日本の生産販売方式と誰でも犬を飼えてしまうような環境は、
犬も、そして飼い主も不幸にしているとわたしは思っています。

犬たちには生まれつき問題が多く、しかもまだ社会化も十分でない内から、
親や兄弟から離されて狭い陳列ケースの中で過ごし、社会化も何もないのです。
そういった子犬は大人になっても神経質で不安定です。

そういった犬を飼った飼い主は、相当の努力をしないと犬のQOL(生活の質)は保てないし、
間違った知識を鵜呑みにして軽い気持ちで犬を飼った飼い主は、
大きな問題に直面して頭を抱えるようになってしまう。

この現状を打破するためには、まず、生き物をお金で売買するのをやめることです。
▼関連記事
行き場のない犬猫を減らすために「買わない選択肢」を広めよう

犬も猫も、ペットショップで売られている動物は、
人間の娯楽のために存在するのではないのです。

この記事を読んで、ペットショップやブリーダーで犬を「買う」ことに疑問を持ったら、
是非それを他の人にも話してみて下さい。

何かおかしいと思っている人は、わたしやあなたの他にもいるはずです。

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おまけ

あまり走ってる写真は撮れないんだけど。

るーこが久々に、いい顔で走ってくれました♪
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