【動画有り】世界一の名トレーナーに学ぶ「正しい犬のしつけ方」

      2018/10/12

こんにちは!

本日も犬の毛にまみれた生活を送る犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

今回は、世界一の名トレーナーをご紹介したいと思います。

まずはこの動画をご覧下さい。9分30秒ほどの動画です。

わたしが世界一の名トレーナーと尊敬してやまないのが、最初に出てくる赤い服の女性…ではなく。
動画開始3分ほどから登場する男の子です。彼こそ、世界一の名トレーナーだとわたしは思っています。

この動画は、わたしが愛犬のボーダーコリー(以下ボダ子)との接し方に悩んでいた時に偶然見て、ボダ子との関係を変える大きなきっかけとなった動画です。

では、この男の子のどこが「名トレーナー」なのか?それをご紹介しましょう。

犬にわかりやすい褒め方をしている

この男の子が犬を褒める手段として使っているのは「おやつ」のみです。

決して頭を撫でたり、「良い子だね~」と声をかけたりしていません。これはよくおやつ否定派の人が使う方法です。ある程度、人間と暮らした時間が長くて人間のことを理解している犬は、飼い主が撫でたり声をかけたりするのを「今自分は褒められているのだ」とわかるかもしれません。

しかし、動画に登場する子犬のような相手だと、「褒められている」とはわかりません。

叩かれたことがない犬でも、急に頭に手をかざされるとビクッとして首をすくめます。そのまま頭をワシワシと撫でられたり、体をぽんぽんと叩かれるのは、飼い主は褒めているつもりでも犬にはただ不快で怖いだけということもあります。

実際に、おやつを使わず犬をしつけるトレーナーが、犬の頭を撫でようとすると犬は顔を背けたり舌なめずりしたりして、カーミングシグナルを出していることが多いです。

「良い子だね~」と声をかけるというのも、犬は飼い主が何か言っていることはわかるけれど、何を言っているかはわからないのです。褒められているとは思えないのです。

その点、「おやつをあげる」というのは犬にとってとてもわかりやすい褒め方です。犬にとって「褒められる=いいことがある」ということなので、おやつをもらえることを嫌がる犬はまずいません。またおやつをあげるタイミングも素晴らしいです。オスワリしたり、飛びつくのをやめたり、あとを着いてきたらすかさずおやつをあげています。余計なことは何一つしない。

まさに理想の「褒め方」です。

犬が嫌がることをしていない

動画の子犬は、男の子が歩き出しても座ったままでいることが何度か見られます。

しかしその時に、男の子はリードを強く引っ張ることも、歩かないことを咎めて起こることもしません。

しゃがんで犬を呼んだり、おやつを使ったりして、犬が自主的に歩き出すのを促しています。力尽くなことは何もやっていないのです。

オスワリをさせる時も、お尻を押したりして強制することなく、犬が自然にオスワリしたらすかさずおやつをあげています。その結果、動画後半では子犬は男の子の前で自然とオスワリすることを覚えています。

犬が嫌なことを一切せず、自然に好ましい行動を強化しています。そうすることで、犬との間に信頼関係が生まれるのです。力尽くで犬をしつける方法ではこうはいきません。

カーミングシグナルで犬に伝えている

動画開始7分30秒くらいに、子犬が立ち上がって男の子に前足をかけるシーンがあります。

この時、男の子は犬に背を向けることでやめさせています。子犬の前に手をかさすでもなく、「ダメッ」と大声を出すでもなく、膝蹴りをするでもなく、犬にとってもわかりやすい方法です。

「背を向ける」というのは、犬のカーミングシグナルです。興奮している犬に対して、別の犬が背を向けるというのはよく見かけます。うちのボダ子も興奮して突進・体当たりをするシェル太によく背を向けてやめさせています。

子どものほうが、犬とカーミングシグナルで会話するのは上手です。ちょっと教えてあげると「今、舌を出したからちょっと嫌がってるんだね」「前足を上げてるから緊張してるのかな」と、自分で色々と発見してどうすれば犬がカーミンシグナルを出さないかを考えてくれるのです。

その逆で、どう伝えれば犬が困った行動をやめてくれるかを考えるのも上手です。

子どもに見習う部分は多いと感じています。

何より犬が楽しそう

子犬は一度もカーミングシグナルを出していないだけでなく、尻尾をブンブン振って楽しそうに男の子について行っています。トレーニングしている犬にどんよりした顔をさせているトレーナーに、この動画を見せてやりたいなと思います。

服従訓練では、まずこうはいかない。

犬とのこういう関係は、わたしの理想です。犬が嫌がることは一切せず、犬は飼い主のそばにいるのが好きで、信頼関係がきちんと築けている。

犬と一緒に暮らすなら、こういう関係を目指したいものです。

そしてこの男の子のように、犬のことを考えたしつけをしたいと思っています。

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