犬を「NO!」でしつける問題点

   

犬に「NO!!」と言った後に褒めているから大丈夫、そんな風に思ってませんか?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は朝からスッキリしない天気ですね…

こんな日は犬たちもいまいち気分が乗らないのか、
散歩中に雨が降ってきてしまったこともあって、
のんちゃんもるーこも短め散歩で切り上げていました。

で、いつもより短い散歩だからといってその分家の中でハッスルするなんてこともなく、
それぞれお気に入りの場所で行き倒れるように寝ていてくれるのですごく助かる。

普段しっかりお散歩に行っているので、
たまに少しくらいお散歩が短かったり、どうしても行けないなんてことがあっても平気なのです。

 

さて最近のしつけは方は、ほとんどが「褒めてしつけましょう」
というものですね。

「犬には厳しく接しましょう。
言うことを聞かない場合は体罰もやむを得ません」
なんて言っているトレーナーはほとんど見なくなりました。

よく見れば強制訓練方式のところですら、
自分のやり方は褒めてしつけるから犬に優しいと主張しているのです。

しかし、今まで何度か書いているように、
褒めているからといって犬に優しいしつけとは限らないのです。

例えしっかり褒めているとしても、褒める前に、
「NO!」「ダメ!」「いけない!」と言って犬を叱っていれば、
それはやっぱり「犬を叱ってしつける方法」だし、犬には優しくないのです。

叱った後に「いい子だね~」と褒めたとしても、「NO!」と強く言った時に、
犬たちの脳は萎縮してしまっているのです。

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「NO!」というコマンドの恐怖

「NO!」という言葉をコマンド(絶対的な命令)として犬に教えろ
というトレーナーがいます。

飼い主が「NO!」と言ったら、その時やっている行動を必ず辞めるように教えるのです。

ペットショップで相談員をやっていた時に、
「NOのコマンドの教え方と使い方を教えて欲しい」
と言ってくる飼い主さんがいました。

その飼い主の愛犬は、「NO!」と言うとその場でオシッコを漏らしたり、
走って遠くへ逃げて行ったりしてしまうのだそうです。

オシッコを漏らしたり(失禁)、その場から逃げたりというのは、
犬が強いストレス・恐怖を感じているためです。
排尿というのは犬のカーミングシグナルであり、
自分を落ち着かせると同時に相手の気持ち鎮めようとしているのです。

逃げるというのも同様です。

誰だって嫌な人、怖い場所からはさっさと逃げ出したいでしょう。

この「NO!」のコマンドが、どれだけ犬に恐怖を与えているか、
飼い主は気づくべきなのです。

習性や本能に「NO!」は言わない

その飼い主がどんな時に「NO!」と言っているかと聞くと、
散歩中に拾い食いをしたり、他の犬の吠えたり、花壇や植木鉢を荒らしたり、
庭に来た猫を追いかけたり、室内でウンチやオシッコをした時だと言います。

どれもこれも、犬の習性による行動ばかりです。

本能によるものなのだから、叱ったって意味がないはずなんですけどね。

しかし、これはとてもよく起こる間違いですし、
こういう犬のどうしようもない習性や本能からくる行動が、
飼い主にとって「NO!」と言ってやめさせたいことだというのはよくあるのです。

だから、飼い主に「しつけにはメリハリを持たせましょう」とか、
「いけないことをしたらNOと言って、いいことをしたら褒めましょう」
とか言うと、ほとんど一日中、犬の行動に対して「NO!」と言わなければならなくなり、
褒めるという場面はほとんどありません

そして犬たちは常に飼い主から「NO!」と言われ続け、
オシッコを漏らすようになってしまうのです。

犬の習性や本能からくる行動には理解を示し、叱ってやめさせるのではなく、
それをやっていいところまで誘導してあげて、満足するまでやらせてあげることです。

そうすれば、穴掘り大好きなのんちゃんだって家の壁やクッションを掘り返さなくなるし、
毛布やベッドに穴を開けるのが好きなるーこも、自分用に与えられたものにしか穴を開けなくなるのです。

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「NO!」には感情が込められやすい

トレーナーの中には、「NO」に感情を込めずに淡々と言いましょう、と教える人もいます。

しかし、「NO!」に限らず、「ダメ」とか「いけない」とか、
ネガティブな言葉には、ネガティブな感情が込められやすいのです。

自分では淡々と言っているつもりでも、犬には怒っていることがバレバレなのです。

実際飼い主は犬の行動に腹を立てているのだし、怒っていることを隠すのはとても難しいことです。

わたし自身、犬たちがいないところで「NO」と言ってみても、
やっぱり叱る時の低くて怖い声になってしまうのです。

また怒りの感情は、犬に否定的感情を植え付け、情緒不安定にします。

人間の子どもが初めて自己否定を感じるのは、親や身近な人間が
怒っているのを見た時だと言います。
怒っている人を見た時、子どもは自分が見捨てられるのではないか、
愛してもらえないのではないか、ととても動揺してしまうのです。

犬に自己意識があるかは定かになっていませんが、
怒っている相手からは少なくとも愛情は感じられないでしょう。
「そんな悪いことをするあなたは嫌い」という、
ネガティブなメッセージは犬にも確実に伝わります。

「あなたのために怒っているのよ」という人間のややこしい感情が、
犬にわかるとも思えません。

そう考えると、「NO!」とか「ダメ」とか「いけない」という言葉は、
犬にとってもはや「罰」なのです。

「NO!」のコマンドの教え方?

わたしが知っているトレーナーで、「NO!」のコマンドを教えるために、
犬があえていけない行動をするように誘導しておいて叱る、
という人がいました。

例えば、おもちゃなどで釣って犬が人に飛びつくよう仕向け、
飛びつこうとした瞬間「NO!」と言って叱り、やめたら褒める、というものです。

確かに叱った後に褒めれば、叱ってばかりにならないので、
一応は「褒めるしつけ」になるのかもしれない。

でも、どうもわたしには違和感しかないんですよね。

まず自分から誘っておいて、「NO!」と言ってやめさせるなんて、
わたしだったらすごく迷惑に感じます。

誘っておいて相手が乗ってきたらお預けを食らわすなんていうのが許されるのは、
セクシー美女だけだと思う。

あえて誘導して「NO!」を教えなくても、飛びつきだったら、
こっちが背中を向けてカーミングシグナルを出すだけで、
やめてくれる子がほとんどです。

自分の命令に従わないからと、叱ってやめさせるのもどうも違う。

犬を支配したいという欲求が丸見えに感じられるのです。

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「NO!」と言われて犬はどう感じている?

自分の「NO!」に犬が従っているのを見れば、犬をコントロール出来ているようで、
飼い主は気分がいいかもしれません。

しかし、犬はどうでしょう?

気分がいいでしょうか?

いつもいつも「NO!」と言われて、何を感じているでしょうか。

オシッコを漏らしたり逃げ出したり、という犬の行動が全て物語ってはいませんか。

犬にわかりやすいボディシグナルで会話し、優しい声でお願いし、
正しいことをした時に褒めるやり方の方が、犬も人も遙かに気分良く、
色んなことを学べるのです。

叱らなかったらわがままになってしまうと言う人もたくさんいるでしょう。

しかし、叱らない=犬を否定しないやり方というのは、とても有効だとわたしは感じています。

叱られず、「NO!」とも言われずに育ったるーこは、のびのびしてとても落ち着いているし、
この4年間叱らないよう心がけてきたのんちゃんも、4年前からは考えられないほど
リラックスして穏やかに過ごしています。

「そんな悪いことをするあなたは嫌いよ!」とネガティブな感情を伝えなくても、
犬が一緒に暮らす上でいい子になるのなら、それに越したことはないのです。

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おまけ

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