「オスワリ」も「フセ」もしつけではない

   

「オスワリ」も「フセ」もしつけの基本ではありません。

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

昨日は遅番だったので、わたしの遅い帰りを待っててくれた犬たち…

まあ、帰って来る直前まで爆睡してたのは寝癖で丸わかりなんですけどね。笑

まったり犬は少しくらい飼い主がいなくっても平気なのです。
楽しめることを思いっ切り楽しんで、日がな1日ただ寝てる。

なのでわたしたち飼い主は、犬たちが楽しいことを
心から思いっ切り楽しめるようにさせてあげなきゃならないんです。

お散歩とか、ご飯とかね。

お散歩は犬の行きたいところについて行ってあげて、
ご飯も人間の味覚的にまずいと感じるドッグフードばかりじゃなくて、
ちょっとおいしいもの食べさせてあげるとか。

犬は何が楽しみなのかを知って、どうすればより楽しめるかを考えてあげましょう。

スポンサーリンク

犬のしつけの基本というと「オスワリ」や「フセ」を思い浮かべる人は多いと思います。

最初は何かしらの説明があったのでしょうが、今では特に説明もなしに、
しつけ=オスワリ・フセを教えることという認識が一般的になってしまってます。

いったいなぜそんな風になってしまったのでしょうか。

最近ずっと言い続けている気がしますが、
しつけというのは、良いことと悪いことを教えることです。

オスワリやフセで、良いことと悪いことを教えられるのでしょうか?

わたしはどっちも「しつけ」としては教えません。

のんちゃんはオビディエンスをやってた時期があるので一通り出来ますが、
この4年ほどは全くやっていないので多分忘れてるでしょう。
るーこにいたってはオスワリしか教えてないし、教えてから一度もやらせてないので、
こっちも忘れていると思われます。

なので、家族が一生懸命「オスワリ!オスワリ!」と連呼しても、
のんちゃんもるーこも全く無反応です。

なぜ「オスワリ」や「フセ」がしつけの基本と言われるようになってしまったのか?

「しつけ」の意味が、犬に対して全く違う意味を持つようになってしまったせいだと、
わたしは考えています。

 

しつけ=言うことを聞かせる

何度も言いますが、しつけとは、良いことと悪いことを教えるということです。

しかし、犬に対する「しつけ」とは、犬に言うことを聞かせる、
という意味を持つようになってしまっているのです。

犬のしつけというと、どんなものを考えますか?

基本と言われるオスワリ・フセに加え、常にツケで人のそばを歩かせたり、
呼んだらすぐ戻って来るようにしたり、マテと言われたらどんな時でも待つようにしたり。

いずれも、人の言うことを聞かせるためのものです。

つまり「犬のしつけ」とは、犬に良いことと悪いことを教えるというものであるべきなのに、
いつの間にか犬に人の言うことを聞かせ、服従させるためのものになってしまっているのです。

その中でオスワリ・フセが基本と言われるようになったのは、
教えるのが簡単だからです。

オスワリはお尻を押せば座りますし、フセはリードを踏んで無理矢理伏せの姿勢を取らせることが出来ます。

その教え方そのものが虐待まがいであることにも気づかず、
多くの飼い主は犬を飼ったらまずオスワリ・フセを教えようとしてしまうのです。

例えおやつを使って誘導して教えたのだとしても、意に沿わぬことをさせる時点で
犬の意思を尊重しているとはいえないし、誘導するというのはおやつの間違った使い方です。

 

オスワリ・フセの間違った使い方

強制訓練では、人のそばに犬をツケで歩かせて、飼い主が立ち止まったら
オスワリするというように教えます。

わざとジグザグに歩いたり、スピードを変えて歩いたり、
歩きながら「オスワリ」と言って犬を惑わせるようなこともします。

しかし、わたしたち人間が普通に暮らしていて、相手を自分に合わせて歩かせたり、
自分が立ち止まるたびにいちいち座らせたりすることがあるでしょうか。

もしやるとしたら、それは相手を「いじめ」ている時ではないでしょうか。

わたしはこれをやる意味が全くわかりません。

オスワリやフセをすると犬が落ち着くので、興奮したり怖がっている犬を
落ち着かせるためにやる、というトレーナーもいます。

確かにオスワリもフセも犬のカーミングシグナルではあります。
この説はカーミングシグナルが一般に知られるようになり、
カーミングシグナルを使ったしつけが出て来始めた時に言われ始めたことですが、
オスワリやフセをさせると犬が落ち着くというのは間違いです。

オスワリ・フセをさせるから落ち着くのではなく、
落ち着いた犬は自分で適切な時にオスワリ・フセをするのです。
あえてコマンドを出さなくても、自分からちゃんと出来るのです。

自分や相手をなだめるためにオスワリ・フセをすることも、もちろんあります。

しかし、自分がパニックになりそうなくらい興奮しそうな時や、
怖い時にはオスワリもフセもせずに犬はさっさと逃げて行くのです。
それが自然な行為なのです。

しかし、犬がパニックになりそうな状況であえてオスワリ・フセをさせる人が多いのです。

慣れさせるために、という目的だそうですがこれは間違った使い方で、
犬に強いストレスをかけて負担を強いるものです。

車やバイクが苦手だという犬に、車がビュンビュン通る大通りの脇で
オスワリをさせて慣れさせようとしているトレーナーがいましたが、
これは本当に犬がかわいそうな状態でした。

のんちゃんも車やバイクが苦手だけど、こんなことしたら
パニックになって家に帰って物を壊しまくるだろう。

こういう場合は、オスワリなんかさせて慣れさせるのではなく、
自分で十分な距離を保てるようにリードを眺めに持っておいて、
自分で怖いことに対処出来るように、少しずつ刺激に慣らしていくのです。

人が無駄に干渉しなければ、最初は怖がっていても、
これくらいなら大丈夫という距離を自分で見つけるし、
少しずつ落ち着いていくのです。

車に限らず、犬や人、制服姿の人など、犬が怖がるものに対しては
全て同じ対処をしてあげます。

その時に人間が出来ることといえば、遠くから刺激に慣らすこと、
まだ安全な距離がわからない時に犬が近づきすぎそうになったら離れてあげること、
視界を遮ってあげることなどです。

慣れるということそのものは犬のペースに任せておいて、
人はその補助に徹するのです。

いきなりパニックになりそうな強い刺激にさらして、逃げだそうとする犬を
「オスワリ」で阻止していては、慣れるものにも慣れられません。

オスワリの姿勢は、危険から逃げるという本能に背く姿勢であり、
それがフセともなるともっと無防備になってしまいます。

逃げたいくらいに危険だと思う状況で、そんな無防備な姿にさせられる犬の気持ちを考えてあげて下さい。

すぐにオスワリやフセと言ってしまう前に、もっと何か出来ることがないか考えてみましょう。

スポンサーリンク

 

しつけの意味をもう一度考える

「オスワリ」も「フセ」も日常生活では特に必要のないものですが、
もし万が一必要に迫られて教えなければならなくなった時でも、
お尻を無理矢理押して座らせたり、リードを踏んでフセさせたりなど、
無理矢理力業でやらせるのではなく、犬は座った時に「オスワリ」と言うことで
覚えさせていく方法を使いましょう。

人間が手で触ったり、リードを踏んだりしなくても、何も指示がなくても、
犬が自分で好ましい行動をとれるようにしてあげることを「しつけ」と言います。

それも、可能な限りヒントを出さずに出来るようにしていきましょう。

というと難しいと感じるかもしれませんが、犬が毎日自発的に行っていることに対して、
ほんのちょっとサポートしてあげるだけでいいのです。

余計な手出しをせずに、見守っているだけでも、
自力で解決していることもあります。

こじれてしまった時などには意識的に、積極的に働きかけることも必要ですが、
だいたいの場合はサポートに徹して見守っていれば解決出来ます。

人の余計な干渉が、犬の行動を更に悪化させてしまうことが多いのです。

つまり今現在の、犬にあれこれ指示を出す「しつけ」は、
犬の行動を悪化させている大きな原因といえるのです。

 

スポンサーリンク

おまけ

最近、ベンチでの休憩時間が長くなったね…

歩きたいけど暑くて動きたくないというジレンマがある模様。
ブログ村ランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります。
にほんブログ村 犬ブログ ボーダーコリーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 犬ブログ シェルティーへ
にほんブログ村
お好きな方をクリック!

スポンサーリンク

 - まったり育犬