おやつが嫌いになってしまったら~原因と直し方~

      2018/06/12

おやつに悪い関連づけをしてしまったらどうする?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

のんちゃんもるーこも、お散歩大好きなんですが、
家が近くなると少し早足になります。

特に朝散歩の時。

うちは基本帰ったら朝ご飯なので、そのせいかな~と思ったり。

でも夕散歩の時も早足になるので、単に、
家が好きでいてくれてるのかな~とちょっと嬉しい。

たっぷり散歩に行って、ご飯食べた後は涼しいところでぐっすりなので、
わたしも落ち着いてブログが書けます。

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さて先日、「おやつを見せると逃げるようになってしまい、
おやつを使ってしつけが出来なくなってしまった」という相談を受けました。

ご相談者様の愛犬はドーベルマンの男の子、1歳半。

生後10ヶ月から預かり訓練に出しており、その訓練から帰ってきたら、
おやつを見ると攻撃してくるようになったのだそうです。

このドベくんのように、おやつに悪い関連づけをしてしまっている犬はけっこう多いのです。

なぜ、おやつに悪い関連づけをしてしまうのか、
そうなってしまったらどう対処すればいいのか、お話していきましょう。

 

ドベくんが預けられた訓練所はこんなところ

ドーベルマンくんの飼い主さんは、同じように長いことドーベルマンを飼い続けている知人に、
「ドーベルマンのような犬は預かり訓練に出してしっかりしつけてもらった方がいい」
と言われて、近くにあった預かり訓練所に預けたのだそうです。

その訓練所のHPを見てみたのですが、「広い屋外のトレーニングスペースで、
犬たちが本来持つ能力を伸ばしながらおおらかにしつけていきます」といったことが書かれていました。

「パックリーダー」とか「主従関係」「上下関係」といった言葉は一切書かれておらず、
「人と楽しく暮らせる犬を育てるしつけをする」と書いてあります。

ざっと見た限り、「犬に優しい」トレーニングをしている訓練所だと思うでしょう。

掲載されている犬たちがしているのも普通の首輪に見えます。

しかし、写真の背景にちい~~~さく写り込んでいる犬を見ると、
ハーフチェーンの犬も混ざっているのです。

わたしは疑ってかかったので気づきましたが、普通の飼い主さんはここまでは見ないでしょう。

実際、文章だけでは何も怪しいところなどありませんでした。

ところが、実際にトレーニングに出してから数日たって様子を見に行ってみると、
ハーフチョークではなくフルチェーンで犬の首を締め上げて、犬の耳をつねり、
脇腹に蹴りを入れ、口に拳を突っ込み、仰向けにひっくり返して押さえつける、
バリバリの強制訓練をしていたのだそうです。

ドーベルマンって、いかにも強面ですが、本当に繊細な子なんです。

こんなことされたら簡単に心が折れてしまうでしょう。
人間なんか大嫌いになるはずです。

飼い主さん、さすがに面食らってこのまま預けることを考え直そうかと思ったそうですが、
預かり訓練を勧めた知人が「それくらいしてもらった方がいい。じゃないと後で大変になる」
と言ったのを聞いて、そのまま期間満了まで預けていたのだそうです。

結果、ドベくんは人の手が大嫌いになり、訓練から帰ってきたその日に、
飼い主さんの手に噛みついたそうです。

人の手が出てくると、悪いことが起こると学習してしまったのです。

さらに、おやつが出てくると狂ったように歯を剥きだして、
攻撃をしかけてくるようになったそうです。

訓練に出す前まではおやつ大好きで、大喜びで駆け寄って来たのに、
今ではおやつを持つ飼い主さんの手に飛びついて噛みつき、
そのまま逃げて行ってしまうのだそうです。

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おやつ>嫌なことが大前提

ドベくんがおやつ嫌いになってしまったのは、訓練所でおやつを使い、
無理矢理爪切りやシャンプーなどをされていたせいだと思われます。

ちょっと苦手なものを克服するためにおやつを使うのは悪いことではありませんが、
この場合はおやつ>嫌なことであることが大前提です。

おやつの方が、嫌なことに少しだけ勝るものでなければなりません。

ところが、おやつを見せて、嫌がるのを無理矢理おさえつけてやっていると、
嫌なことの方が大きくなり、おやつ<嫌なことになってしまいます。

そうなると、おやつが出て来たくらいでは良い関連づけは出来ず、
逆におやつが出てくると悪いことが起こる、と思ってしまうのです。

爪切り、足ふき、ハミガキ、ブラッシングなど、最初は犬にとって嫌だけど、
慣れてしまえばどうってことないようなことに慣らす場合は、
一発目に恐怖心を与えないよう慎重に行います。

1回目は爪切りを見せるだけ。

2回目は犬がリラックスしている時に爪切りを横におくだけ。

3回目はその状態で犬を撫でる。

4回目は爪切りを手に持って犬を撫でる。

5回目は犬を撫でながら爪切りを犬に近づけてみる。

こんな風に、実際に爪を切るまでにたくさんのステップをクリアしていきます。

そして大事なのが、犬が嫌がったらすぐにやめてあげることです。
次にやる時に1段階ステップを戻して、嫌がらなくなったら次のステップ進みます。

これくらいスモールステップでやれば、おやつがなくても大丈夫なのです。

すでに爪切りが苦手になってしまっている場合のみ、
爪切りを見せたらおやつ、横においたらおやつ、というように
慣れさせていきましょう。

 

「おやつ=悪いこと」の直し方

おやつが出てくると悪いことが起こる、と関連づけてしまった場合、
どうやって直してあげればいいでしょうか。

犬に何かをさせてからご褒美におやつ、ではなくて、
何もしていない時におやつを出すようにするのです。

厳しい訓練を受けていた犬は、「やれ、動け」と緊張した雰囲気の中で
おやつが出てくることで悪い関連づけをしてしまっています。

なので、犬がリラックスして寝そべっている時に、
おやつをポイッとそばに投げてあげます。

この時、犬が食べるか気になってじっと見てしまったり、
「食べてもいいよ、食べな」と声をかけたりせずに、
何となく犬のいる辺りを狙って、さりげなく投げるか落とすかしたら、
あとは犬が食べようが食べまいがそっとしておきましょう。

おやつに悪い関連づけをしている犬は、はじめは警戒して食べないでしょうが、
おやつが出て来ても何も命令されない、と理解すれば、
そのうち食べてくれるようになります。

学生の頃、ドベくんと同じような状態になっていたコリーに、
何となくおやつを投げて、自分もくつろいでおやつを食べていたら、
しだいに警戒を解いて食べてくれるようになりました。

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おやつは正しく使おう

おやつは犬にとってとてもわかりやすい「ご褒美」ですし、
正しく使えば犬とのコミュニケーションを補助してくれる、
とても便利なものです。

しかし、おやつを使うことで犬との関係がややこしくなり、
それどころか関係を悪化させてしまうことが多いのも事実です。

おやつ効果は絶大なので、人も犬もおやつ中毒になりますし、
どうしても犬に言うことを聞かせるために使われがちです。
自分でも気づかない家にルアー(釣り餌)として使っていたり、
おやつがないと何も出来ないなんてことはザラにあります。

犬と対等な関係(=友達)でいたいなら、おやつは必要ありません

おやつの一番いい使い方は、公園のベンチでリラックスして、
おやつタイムに一緒に食べることです。

▼合わせて読みたい
正しい「おやつ」の使い方
「おやつパワー」に頼っていませんか?

 

おまけ

なにげに貴重な鼻ペロ写真♪

ヨダレ付き。笑
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