寝ているところを起こしたら犬が怒るのはとっても当たり前のことなんです。
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今日は、嫌なことをされたら犬が怒るのは当たり前のことですよ、というお話。
先日、夜中に大好きなポテトチップス(のりしお味)を食べていたらですね、千葉にいた頃セミナーで知り合った、6ヶ月になるダックスの飼い主さんから、
「うちの子最近、寝てるところを起こすと怒るようになっちゃって、自分がリーダーだって勘違いしてるんですよ~」
ってLINEが来ました。
ポテチをパリパリ食べながらわたしは思いました。
この人何言ってるんだろう。
って。
寝ているところを起こすとか、犬にとって嫌なことを平気でするくせに、それで犬が怒ったら、
「急に怒り出した」「生意気だ」とか、挙げ句に「自分がリーダーになったと勘違いしている」と言う飼い主さん、けっこう多いです。
でも、犬が怒るのには必ず理由があるし、その理由って多くの場合が飼い主さんが無意識に、犬にとって嫌なことをしてしまっていることがほとんどなんです。
嫌なことをされているのだから、犬が怒るのは当然のことと思いませんか?
今日は、飼い主に対して犬が怒るということに対する誤解と、犬が怒る理由についてお話します。
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目次
嫌なことをされて犬が怒るのは当たり前
犬が「飼い主に対して怒る」という行為は、「飼い主への挑戦」として考えられてきました。飼い主に反抗し、自分のリーダーとしての地位を築こうとしている、と考えられてきたんです。
そしてそんな犬に対しては、体罰を用いる厳しい服従訓練が行われてきました。体罰、訓練と称した虐待です。
しかし、犬が飼い主に対して怒る時って、絶対に飼い主が何か嫌なことをした時なんです。
そして、嫌なことをされて犬が怒るのは当たり前でごく自然なことなんです。
犬を怒らせれば怒らせるほど、怒った時の反応は攻撃的になり悪化していきます。嫌だと訴えているのにやめてもらえないんですから、そりゃあ怒ります。当たり前です。
よく、「犬がすぐ唸るのは飼い主との上下関係を勘違いしているから」だとか言われますが、断じて違います。
飼い主が近寄るだけで犬が唸るのは、飼い主に嫌なことしかされていないからです。嫌なことしかしない人には近寄ってほしくないだけなんです。
いつも自分は犬に対して、犬が嫌がることばかりしていないか?
考えてみて下さい。
「え、そんなことを犬って嫌がるの?」って思うことを嫌がる犬もいます。わたしたちが愛情表現のつもりでやっていることが、犬にとっては迷惑きわまりない行為なことだってあるんですよ。
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犬はどういう時に怒るのか?
しつこく撫でられた/顔を近づけられた
これって愛情表現のつもりでやる飼い主さん、いますよね。わたしも気を抜くとすぐやっちゃうんですが。
そばでくつろいでる犬をいつまでも撫でてたり、向かい合って頭を撫でてやりながら顔を近づけてオデコをくっつけたり。
でも犬って意外と撫でられるの好きじゃないって子が多いんです。
気分が向いた時は別ですけどね。自分が撫でてほしい時はいつまででも撫でろと催促しますけど、そうじゃない時は迷惑でしかないんです。勝手な奴だ!と思いますか?でもそんなもんなんですよ。
人間だって気分が乗ってる時はいつまでだってふざけ合ってますけど、そうじゃない時にちょっかい出されるとこの上なくイラッとしますよね。これと同じです。
それと、顔を近づけるという行為は犬にとって攻撃の合図なんです。目と目が合うことになりますからね。犬は一生懸命顔を背けてカーミングシグナルを出しているのに飼い主がやめないと、「やめろっつってんだろ!」と強硬手段に出るわけです。
大事な物を取られた
食器だったり、おもちゃだったり、ガムだったり。
自分の物を取られれば、当たり前ですが犬だって怒ります。
「15分たってもご飯を食べ終わらなかったら食器を取り上げましょう」とか書いてる本のせいで、まだ食べ途中の犬から食器を取り上げる飼い主がいますが、怒られて当然ということです。食べるのが遅い犬だっているんですから、ちょっとくらい待ってあげましょう。
おもちゃやガムも、犬がくわえているものを取りたい時は、一方的に取り上げるんじゃなくて、何かと交換してあげること。それか、すぐに返してあげること。
普段から、とってもすぐに返す、何かと交換するってことを繰り返しやっておけば、犬は素直に渡してくれるようになるので、犬から物を取り上げる必要もなくなります。
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寝ているところを起こされた
これね。
けっこう相談してくる飼い主さん多いんですが、解決策はたった一つです。
要は寝てるところを起こすなよって話です。
可愛い寝顔を見ているとついつい、つついたり引っ張ったりしたくなるのはわかります。でも、誰だって寝てる時にそんなんされたら嫌ですよね?
犬だって同じです。せっかく気持ちよく寝てるとこをいたずらされて起こされて、あまつさえ笑われたら、そりゃあ咬みついてやりたくもなると思いますよ。
「うちの子寝てるところを起こすと咬むんです」って人は、寝てる犬を起こすのやめて下さい。
ブラッシング/足ふき
飼い主にとってはお手入れだったり清潔を保つためだったりするんですが、犬にとってはなぜやらなければいけないのかわからない行為です。
でも人間社会で暮らすためには多少なりともやらなければならないことですので、少しずつ慣れさせる・犬が嫌がらないようにやってあげる必要があります。
ブラッシングは、力任せに抜ける毛を全て抜くつもりでやるんじゃなく、優しく優しく、毛を撫でるように力を入れずにやってあげる。犬が嫌がるようなら短時間で終わらせ、少し時間がたってからまたやる。
足ふきも、冷たい水で濡らしたタオルでガシガシやるんじゃなくて、お湯でぬらしたタオルでそっと拭うとか。
いずれにしろ愛犬の許容範囲を見極めてささっと終わらせてあげましょう。
耳や尻尾を引っ張られた
子どもみたいなことするんじゃない。
叩かれた/蹴られた
虐待。二度とするんじゃない。
理不尽な怒り方をされた
家族が帰ってきた時に「おかえり~~~!」のつもりで吠えながら出迎えのに、「うるさいっ!」と怒られたりすると、うちの犬たちは反抗して怒ります。
確かに吠えるのはよくないんですが、せっかく出迎えたのに「うるさい」とか言われたら、そりゃあ怒るかなあと。
はじめは出迎えのつもりで喜んで吠えてたのだと思いますが、いつも怒られていると、その内はじめから怒りながら吠えて出迎えるようになったという子もいます。
そもそも吠えながら出迎える犬に対しては「うるさいっ!」と怒るのは逆効果になります。
愛犬が吠えながら出迎えてきたら、叱らず騒がずゆっくりと行動し、鞄をおいて着替えて、犬が落ち着くまで待ってから優しく「ただいま」と声をかけ、構ってあげましょう。
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犬が嫌がることをしない
「まったり式」犬育て法の基本理念の一つです。
犬が嫌がることをしなければ、犬は怒ることもないし、嫌なことをしない飼い主を信頼してくれます。
犬が生意気だとか、わがままだとか言って、服従訓練で犬を壊してしまう前に、まずは自分の犬への接し方を改める必要があります。
犬は良くも悪くも「育てたように育つ」ものです。
あなたが普段、犬にどう接しているかで、犬の育ち方は決まります。
唸ったり咬んだりするのを犬のせいにせず、あなたの接し方に問題があるのだと認めて、接し方を改めて下さい。
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♪おまけ
この冬3度目の雪が降りました。
朝起きた時はけっこう降ってたので、今度こそ積もるかと思ったら、確かにこれまでの雪より積もりはしたけど、
夕方散歩に行く頃にはすっかり溶けてしまってました…
大寒を迎えたはずなのに全く雪も降らず、それどころかむしろ暖かいとすら感じてしまいます。
畑やってる同僚が、冬野菜があまり育たないと言っていました。
この前の冬は年明け前にどっかり雪降って、それが春までの根雪になってたんですけど、
今年の雪は降ってもすぐに溶けちゃいますね。
今年の冬は全体的に暖冬だと言われているそうです。
暖冬だとその年の夏は冷夏になるそうですが、今年の夏は去年ほどの猛暑にはならないということでしょうか…
それは熱中症になりかけた身としても犬を飼っている身としても嬉しいけれど、
雪が降らないと困る人もいるわけですもんね。
日本らしい季節が正しく巡ってほしいですね。
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