可愛い?楽しそう?子犬のストレス行動に気づけないという大問題

「可愛い」「楽しそう」な子犬はストレスを感じているかも?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、子犬のストレスについてです。

成犬がストレスを感じているというのは納得してくれる人が多いのですが、子犬がストレスを感じているということはなかなか納得してくれない、認めてくれない飼い主さんが多いんですよね。

なぜなら子犬のストレス行動っていうのは、飼い主さんが「可愛い」だとか「楽しそう」だと勘違いしやすいことなんです。

興奮してあちこち走り回ったり、横っ飛びに移動したり、おもちゃをくわえて振り回したりという行動は、確かに一見すると子犬が楽しそうにはしゃいで遊んでいる可愛らしい姿に見えます。
子犬のこういった姿を「子犬らしい」と思ってらっしゃる方が多いですが、成犬と同じで子犬のこういう行動も立派なストレス行動なんです。

サークルから出すと興奮していつまで走り回っているなんていうのは、わたしからすればとてもわかりやすいストレス行動なのですが、多くの飼い主さんはそうとは思っておらず、
「可愛い」「楽しそう」「子犬らしい」と勘違いして微笑ましく見守ってしまっているのです。

この時点でストレス行動だと気づいて、子犬の内に対策してストレスのない生活をして大人になれば、とても落ち着いた子になるのに。

子犬の内は「可愛い」「楽しそう」で済んでいたことが、大きくなるにつれだんだんと悪化し、可愛いや楽しそうでは済まない問題行動になってしまうのはよくあることです。

そこで今回は、飼い主さんが「可愛い」「楽しそう」「子犬らしい」と勘違いしがちな子犬のストレス行動について、動画を参考にしながら詳しくお話します。

うちの子は元気いっぱいでよくはしゃぎ回るのが可愛いと思っている飼い主さん、これから子犬を飼う予定の飼い主さんも、ぜひ読んでみて下さい。

 

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勘違いされがちな子犬の「ストレス行動」

トイプードルの子犬を撮影した動画をもとに、子犬のストレス行動についてお話します。

この動画のプードルちゃんは、家にお迎えしてから1週間サークルに閉じ込められていて、初めて室内に出たところを撮影したのだそうです。

ストレスシグナルがバンバン出て来るので、シグナルがよくわかる方には見ててけっこうつらい閲覧注意動画なのでご注意下さい。

シグナルを出しているのが生後間もない子犬であることも相まって、わたしも見ている時けっこうしんどかったです。

それを踏まえた上で、動画を見ながら解説していきます。

まず、動画が始まって0:06くらいに、子犬の表情がはっきりわかるショットがあります。

子犬なのに、口をぎゅっと結んで悲しそうな表情をしています。

0:27くらいからしばらくの間、子犬ちゃんが首のあたりをしきりに掻いている様子が続きますが、体を掻くというのはストレス行動です。

首輪がうっとうしい上に、顔のすぐ近くで鈴まで鳴って、子犬にとってみればうるさいことこの上ないのでしょう。

犬も猫も、首輪やスカーフ、バンダナのようなものを首につけっぱなしにしておくのはストレスになります。
その上音が鳴るものをつけるのは、犬猫にとって拷問です。
自分では外せず、耳のすぐ近くにうるさい音を立てるものをつけられていたら人間だってうるさくてたまらないでしょう。

飼い主さんは「リラックスしてます」と言っていますが、どこがだ、と突っ込みたくなりますね。

1分を過ぎたあたりから子犬ちゃん走り始めますが、これは成犬が意味もなく興奮して走り始めるのと同じでストレス行動です。
しかし多くの人が、これが子犬のあるべき姿だと勘違いしています。

しかし、子犬を迎えてすぐに外の安全な草地を探検させ、室内フリーにしてストレスをかけずにおけば、室内では満足して寝ているのでこんな風に走り回ることもないのです。

のんちゃんは家に来て3日ほどサークルに入っていたことがありますが、サークルいらなくね?と気づいて室内フリーにし、早い段階で外に出して遊ばせていたのでこんな風に室内を走り回っているのは見たことがありません。

るーこもサークルに入っていたのはご飯の時くらいで、翌日には外で遊んでいたので室内ではあまり走らない子でした。
寝ているのんちゃんを踏んで喧嘩になってギャンギャン言ってたことはありますが。

1:15で後ろ足で立ち上がっていますが、これは柵で行ける場所を制限しているからです。
後ろ足で立つのは習慣化しやすく、特に視界が低い小型犬は、こうやって柵やバリケードを作られて行ける場所を制限されてしまうと、行けない場所には何があるのか気になってよくやるようになります。
本来、四つ足動物の犬にとって後ろ足だけで立つというのは足腰に負担がかかるのでよくないことです。

二足歩行するのが可愛いと言って、わざとおやつなどで釣ってやらせている人がいますが、絶対にやめましょう。

行ける場所を制限するのではなく、部屋を片付けて安全に状態にし、どこでも行けるようにした上で、犬に自分の居場所を決めてもらいましょう。

柵をつけたりバリケードを作ったりして、ここから先は行ったダメと言われるとよけいに気になってしまい、隙を見て侵入するようになってしまいます。

二足立ちのまま横歩きをしているのを「可愛い」と言っていますが、犬の体には酷でしかありません。

その後遊んでいる姿もずいぶん激しく、イライラしているように見えます。

「10分遊んだら2時間サークル」?

この飼い主さんは、「家に来て2週間目は10分サークルから出して遊んだら2時間サークルに入れる」というようなことを言っています。

このように、少しずつサークルから出す時間を長くするというのは、しつけ本やサイトでよく言われていることです。

恐らく1週目は全くサークルから出さずにいたのだと思いますが、それだけでも十分子犬にとってストレスになっているのに、10分遊んだらサークルに戻すなんてことを繰り返したらストレスの上塗りになります。
サークルに戻す時は、ほとんどの飼い主さんは子犬を捕まえて抱っこで戻すのでしょうが、そうやってサークルに強制的に戻すことを繰り返していると犬に嫌われる原因になります。

捕まえようとすると逃げるようになったり、手を出すと唸ったり噛んだりするようになるなど、問題行動の原因になることが多いのです。

子犬なりに「サークルに戻るなんて嫌だ!」と訴えているんですよね。

ブログでも何度も言っていることですが、子犬にとって何の有益な刺激もない室内で、しかもさらに狭いサークルに閉じ込められるというのは、子犬の心身の成長にとって深刻なダメージを与えます。

日本では犬に限らず動物=檻という昔ながらの考えが根強く残っていて、それがペットショップや動物園などによっていまだに実践されています。

犬の安全を守るために必要なことなのだとかもっともらしい言い方をして、人間と暮らす犬にはサークル飼いが必要だと言われていますが、本当にこんな仕打ちが必要だと思うのならば、ぜひ自分がサークルに入って1日過ごしてみて下さい。
家族がいれば、サークルに入った状態で上から覗き込んでもらったり、おもむろに手を伸ばして頭を撫でるんどしてもらうと、犬の気持ちがよくわかるでしょう。

犬をサークルに閉じ込めるのは犬のためではなく、人間の快適さのためなのです。
》ケージを使うのは誰のため?

犬にそんな仕打ちをしなくても、家の中を最大限片づけて、犬に危険なものがないようにしてあげて、なおかつ子犬は適度に外に出して遊ばせ刺激を与えれば、室内では寝ているので家を破壊するようなこともありません。

可愛い小物や凝ったインテリアは犬には価値のないものです。

犬と暮らすのであればそんなものは片づけてしまいましょう。

ヨーロッパのように犬はサークルに入れずに自由に過ごさせるというやり方が、早く日本でも一般的になってほしいものです。

 

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「可愛い」と言えてしまう問題

今回紹介した動画はYouTubeにアップされている動画なのですが、コメントを見てみると「可愛い」「癒される」と言っているものが多いんですよね。

以下、コメントから一部抜粋。

  • 可愛すぎる。
    持って帰っていいですか?
  • 可愛いーーーーーーーーーーーーーー俺も犬欲しい、、、
  • 横歩き可愛すぎませんか……?!いや、全部可愛いんですよ!全部!
  • 癒されますな~~~。
  • 横歩きやひもで遊んだり楽しそう。
  • 犬の飼育方法なんてネット見りゃわかんだから、可愛いしか言わなくていいだろ。

「可愛い」「超かわいい」「癒される」「楽しそう」といったコメントしかほぼないんですが、これ、すごく問題だと思うんですよね。

動画のトイプー子犬ちゃんの様子は、1週間もサークルに閉じ込められてストレスいっぱいのとても問題のある状態なのに、それを見た多くの人は「可愛い」と思い、これが子犬らしい姿だと思っているので、何も問題だとは感じないんです。

問題ありありなのにそれに気づかない、わからない。

すごく大問題じゃないですか?

今の日本ではほとんどの子犬が当たり前のように、家に来たその日からサークルに閉じ込められているので、閉じ込められたストレスいっぱいの状態の子犬しか見たことがないのでしょう。

だからそれが当たり前で、それが子犬らしい姿だと思ってしまっているんです。

一番最後のコメント「犬の飼育方法なんてネット見りゃわかんだから」と言っていますが、そもそもネットや本で紹介されている飼育方法そのものが間違っているんです。

その結果が、この動画のトイプー子犬ちゃんの、ストレスいっぱいの様子でしょう。

まだ1週間とのことですし、体も小さな子犬なので、それほどストレス行動がひどいようには見えませんが、これが2週間、3週間と続いて体も大きくなれば、甘噛み(ストレス噛み)もひどくなるでしょうし、破壊行動も出て来るでしょう。

その時点で気づいて、ストレスマネジメントを始めてあげれば、まだ遅くはないかもしれません。

しかし、小型犬だと甘噛みや破壊行動などの問題行動が出ても、飼い主さんにとって困らないこともありますし、問題行動が出てもサークルに入れておけばいいというような考えの人が多いんです。

子犬のストレスに気づかず、わからないから、ストレスをため込んだ子犬は成長するにつれてだんだんと問題行動が悪化し、「あれ、これ問題あるんじゃない?」と気づいた時には飼い主さんだけではどうしようもない状態に悪化しているということがとても多いんです。

ストレス状態の子犬を見て、「可愛い」だの「楽しそう」だの「子犬らしい」だの微笑ましく撮影なんてしてる暇があったら、犬のストレスサインやカーミングシグナルについて少しでも勉強しましょう。

子犬なんだからカーミングシグナルなんて出さないんじゃないかと言われることがありますが、むしろ子犬の出すシグナルの方がわかりやすいです。
よく見ていれば、それが「可愛い」でも「楽しそう」でも「子犬らしい」でもなく、ストレス行動だとわかるでしょう。

こんな問題だらけの子犬を見て、間違っても「可愛い~~~」なんてにやけていてはいけません。

 

ストレスマネジメントは子犬の頃から

子犬の頃からストレスのない、落ち着いた規則正しい生活をさせてあげましょう。

そうすれば、大人になっても心に余裕がある、たまに少しくらいのストレスがあっても自分で対処できる落ち着いた子になります。

日本では子犬はサークルに閉じ込めるのが当たり前という認識ですが、それが本当に子犬のためになるのか、考えてみましょう。
まともに考えればどうやっても、子犬のためにはなりません。

危ないものを食べたり、ものを破壊しないために必要だと言うのならば、子犬をサークルに閉じ込めてストレスを強いるのではなく、部屋を片付けて子犬がいても安全な場所にしましょう。

そういった犬への配慮が出来ないのであれば、犬なんて飼わない方がいいのです。

犬と暮らすのであれば、犬の言葉であるカーミングシグナルやボディシグナルについて学びましょう。
それがわからないから、ストレスを抱えて問題がある状態の子犬を見て「可愛い」だなんて言うことになるのです。

子犬が抱えている問題に気づけるようになりましょう。

それに対処し、子犬が少しでも快適に過ごせるように配慮するのが飼い主の務めです。

自分ばかり見返りのない癒しを求めて、子犬にばかりストレスや負担を強いるようではいけません。

癒しを求める前に、まずは自分が子犬に配慮し、ストレスマネジメントをして快適な環境を提供してあげましょう。

犬に癒しを求めることについてはコチラの記事「犬に「癒し」を求める前にやるべきこと」に詳しく書いています。合わせて読んでみて下さい!

 

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おまけ

令和が始まりましたね。

わたしは令和に変わる瞬間をお風呂入りながら迎えました。
平成最後の日は遅番だったので。

家族はみんな寝てるし犬たちも爆睡こいてるしで、一人っきりで迎えた令和の瞬間でした。

昨日から新聞では皇太子殿下が「天皇陛下」って書かれてて、天皇陛下が「上皇」って書かれてるので、読みながらこれは誰のことを書いてるんだ?と混乱。

天皇陛下よりも雅子さまのことが大きく取り上げられてる気がする。

笑顔で手を振ってる姿を見て「なんだ元気じゃん」とか言えちゃう人ってどういう神経してるんでしょうね。
ああいう人が雅子さまみたいな人たちを適応障害に追い込んでるんだろうな。

元気に見えてもいつまた体調に波がくるかわからないってことくらい長期療養ってことからわからないんだろうか。

職場の同僚に「元気なんだから公務休まずに頑張って欲しいよな」とか言うやついて、上司に怒られてもまだわかってない風だったんで、
みんなから「お前はバカか」と言われてようやく大人しくなったところです。

でもまだ納得してはいない様子。

そういうやつは自分が適応障害になって誰からも理解されなければいいのにって思う。

平成の負の遺産が令和に受け継がれませんように。
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9 Comments

さるすべり

こんにちは!
先日は返信ありがとうございました。
結婚するならもちろん犬も一緒ですよね。当然ですとも!

トイプーちゃんの動画を見まして、うちのこまも遊んでるだけかと思ってたことがストレス行動だと知り、少しショックでした。
こまが興奮して家の中で大運動会するのはだいたい散歩の後です。散歩が下手で、毎回帰宅拒否するこまにイライラしてしまいます。10分程度ならなら付き合いますが、30分以上付き合っても全く帰ってくれません。そのため抱っこで強制的に帰すことが多く、すっかり抱っこ嫌いになってしまいました。呼んでも戻って来ないか、捕まらないように距離を取ります。
父にも「ちゃんと横をついて歩けるようにしつけろ」と言われてしまい、でも服従訓練はしたくないし、お手上げ状態です。
まったり散歩目指してこまの行きたい方に歩いて散歩してるのですが、ちゃんとコースを決めて歩いた方が帰宅するタイミングが分かりやすいでしょうか。そろそろ体も大きくなってきたし、素直に帰宅や病院になど、こまが行きたくない方向にも着いてきてくれるようにならないと世間の目が痛いです。
こまの帰宅拒否の解決策について何かアドバイスを頂けたら幸いです。よろしくお願いします。

返信する
瀧沢かいるー

さるすべりさま

コメントありがとうございます。

帰宅拒否されると、イラッとしますよね。
わかります。わたしものんちゃんのまったり散歩を始めた頃にやられてずいぶん手を焼かれました。
でもそこでイライラすると余計にストレスになるし、興奮させてしまって家で大運動会になってしまうんですよね。
相談して下さる方にも同じようなケースが多いのですが、そういう時、とりあえずの対処法として、散歩から帰ったらおやつやガムをあげるようにとアドバイスしています。
その時にしか食べられないおやつやガムですね。
ヒマチーや牛の蹄、鹿の角なんかが犬たちから好評です。でもこれらは一度に食べきれなくて、途中で取り上げる必要があるので、「ちょうだい」が出来ない時は、
お肉やチーズが巻かれたガムなど一気に食べられるものがいいですね。
帰宅してもいいことがあると思ってもらい、帰宅拒否を和らげてから、まったり散歩のリードワークを見直していきます。
のんちゃんは現金なもので、散歩後にガムをあげるようにしたらあっさり帰ってくれるようになりました。
呼んでも来ない、捕まらない距離をとるということですので、強制帰宅を続けているとそばに寄ってきてくれなくなってしまう可能性もあります。
散歩コースの優先度としては、第一に犬が行きたい方向に行ってあげることなのですが、あんまりあちこちより道してなかなか家に帰らないという時は、
ここから先には行かないというように行ける範囲を制限して、その中でならどこを歩いてもいいというようにしましょう。
寄り道しそうになったらリードを固定して犬が戻って来るまで待ちます。はじめはなかなか戻ってきませんが、犬の方から戻って来てくれるまでじっと待ちましょう。
犬との「交渉」ですね。
交渉せずに強制帰宅を繰り返していると、こまちゃんももっと頑固になって帰宅拒否してしまいます。
歩くのもゆっくりまったりを心がけます。
目安としては40分で1㎞歩いて帰って来るというような感じでしょうか。
ストレスや興奮が高い内は歩く距離も長いし、散歩時間も長くなりがちですが、ゆっくりゆっくりを心がけていると自然と落ち着いて散歩出来るようになります。
「横について歩く」というのは落ち着いてくれば自然と出来るようになることです。
家族からいろいろ言われることもあるでしょうし、まったり犬育やってると世間の目が痛かったりしますが、焦らず犬のペースに任せてやっていきましょう。
まずは自分自身が落ち着いて、イライラしないようにすることが大事です。

返信する
さるすべり

返信ありがとうございます!
普段は玄関のリードフックにリードを繋いでこまが自分で帰ってくるのをご飯作りながら待ってます。しかし今朝はおやつに釣られて直ぐに帰ってきました!散歩後の大運動会もなく、やっぱり強制帰宅がストレスだったんだなと改めて感じています。

お散歩はこまが車や二輪車を怖がるため、車通りの少ない家の周りの路地を臭い嗅ぎしたり、広めの砂利の駐車場で少しリードを離して走ったり穴掘りしたりしています。最近は鳥や虫の声などの気になる音に耳を立てて座ってることも多くなり、時間の割に歩く距離は短いです。たぶん1時間散歩しても1kmも歩いてません…。
リードワーク、難しいですね。すぐに足に絡まっちゃうし、巻き尾風に立った尻尾に当たってしまって…。精進します。

犬育ついて分からないことことだらけな新人飼い主ですが、困った時はこちらのブログを頼りにして頑張ります。応援しています!

返信する
高橋

こんにちは
初めてコメントさせていただきます。

我が家で初めて和犬を飼い始めたころ、「和犬は洋犬と違って気難しいらしいから、しっかりしつけないとダメだ」というネット情報に踊って危うくストレス100%の問題犬を育てるところでした。
いままで飼った洋犬では、お座りとマテ以外何も教えなくとも、特に困ったことはなかったので、「しつけ」なんて特に気にしたことはありませんでしたが、初めて「いぬはしつけで賢くなる」といった警察犬訓練士をされている方の著書を購入しました。
散歩と遊ぶ時以外は一日中ハウス・仰向け抱っこ・甘噛みやいたずらしたら無視(・・・からのいたずらしたらハウスに)・散歩中拾い食いしたら首チョン・リード引っ張ったら方向転換などなど・・・
しつけ本の通りにやっているはずなのに、犬はどんどん攻撃性を増し、ついには気に入らないことがあると、うなって威嚇→歯を見せる始末。
本には「犬の要求・威嚇・攻撃には絶対に屈してはいけない」とあるので、こっちも意地になって一歩も引かないでいたら、とうとう噛まれました。
噛まれてもわたしが引かないので、犬はますます攻撃性を増し、わたしは泣きたい気持ちでいっぱいです。

これが45日齢で我が家に来た犬の3・4月齢くらいの状態です。
このあたりで、しつけ本に従いながらも、不信感を抱き、様々な犬の子育て情報をあさり出します。
このサイトのストレスのんちゃんの記事を見つけて「うちの子の状態と似てないか!?うちの子はストレスで常に興奮状態なのではないか!?」と遅ればせながら感じ始めました。
滝沢さんのおっしゃるように、犬の状態をよく観察すると、首をかっかと掻く・鼻先をしょっちゅう舐める・やたらあくびばかりする・ひきつったスマイル・上目遣いでこちらの様子をうかがう・散歩に出れば、やたら拾い食い(しかも小石や土まで!!)・草を食べまくる、などなどストレス行動のオンパレードでした。

自分が犬にしてきた「しつけ」と称した数々の仕打ちが、脳裏に次々と浮かんで、わたしは「なんてことーー!!、神様ごめんなさーい!」状態になりました。

すぐに家族と相談し、室内フリー、寝る時も一緒にしました。
散歩はロングリード、好きな方向に歩かせ、好きなだけ拾い食いさせ(小石を食べるので本当に怖かったです。毎日うんこを観察して、ある程度の小石を排出していることを確認していました)、イタズラしそうになったら、すぐにボールや紐でさそって遊ぶといったことを徹底しました。
すると、本当に1ヶ月もたたないうちにいたずら・拾い食いがなくなり、すっかり落ち着いた犬になったんです。
甘噛みだけは、すみません、教えに反して、5月齢くらいで家族が一度強く噛まれた時にキレてしまって、人に見られたらドン引きされるくらい大声で怒鳴りちらした挙句、お腹を3発叩いてしまいました。それ以来、甘噛みしてきたら「あっ」と言うとすぐやめるようになり、乳歯が生え変わるころには、まったく噛まなくなりました。
(もしかしたら、暴力に訴えずとも、あとほんのちょっと我慢すれば、歯も生え変わり、甘噛みなんてしなくなったのかもしれないのに、と思うと情けない気持ちでいっぱいです)

長々と続けてしまいましたが、滝沢さんのおかげで、犬と仲良くなることができました、本当にありがとうございます、ということをお伝えしたかったのです。
今は9月齢になりますが、のんちゃんやるーこちゃんと同じように、家ではほとんど寝ています。いたずらも一切なく、穏やかに生活できるのもこのサイトに出会ったおかげです。あのまましつけ本に従っていたら・・・と思うとぞっとします。

ただ、家ではいい子ちゃんでも、外では、人が怖くて威嚇する・犬が怖くて威嚇する・車が怖くて威嚇する、鹿・アナグマ・ネズミ・猫の気配を感じると興奮して制御が難しくなる、などなど散歩中の本能的な行動に、わたしが困り、生体反応のなさそうな道をひたすら探して散歩しています(鹿・アナグ・マネズミは避けるのが難しすぎます。犬以上の嗅覚が欲しい・・・)。
この10連休中は、わたしの住む山間部にも観光客が押し寄せ、ヒト・犬・車との遭遇率が高すぎて、散歩中の引っ張りがひどく、わたしの腕が腱鞘炎のようになってしまったので、思わずイージーウォークハーネスの購入ボタンを押してしまいました。
さっき、何か解決のヒントはないかと滝沢さんの記事を読み返していたら、「イージーウォークハーネスは使わない」とのご指摘をいただき、おのれの不甲斐なさに再び落ち込んでいたところです。

さらに、長々と愚痴まで書いてしまいました。申し訳ないです。
まだまだうまくいかないことも多いですが、まったり、犬と生きていきたいと思います。これからも滝沢さんの記事を読んで、反省したり、納得したりすることと思います。どうか、末永く記事を続けてください。

最後にもう一度、滝沢さんの記事で救われました。ありがとうございます。

返信する
瀧沢かいるー

高橋さま

はじめまして。コメントありがとうございます。

確かに和犬は洋犬と色々違うところはありますが、基本的には同じで「犬の意思を尊重」した接し方で問題ありません。
犬について正しいことをよく勉強して、犬の様子をよく観察し、どんなことが犬にとって負担になるのか、ストレスになるのかを理解したら、
次はそういうことをやらないようにすることが大事です。
そしてこれがまったり犬育の基本的なやり方でもあります。

甘噛みは、確かに少し待って乳歯が生え変わるむず痒い時期が終わったらおさまる、ということもあります。
子犬にとって甘噛みっていうのは自然現象であり、そんなに問題視することではないんですよね。
必要以上に問題視して、子犬の内に噛み癖がつかないようしつけないといけないなどと言われ、手を口に突っ込んだり大声で叱ったりということを繰り返す内、
自然となおっていたはずのものが並大抵のことではなおらない状態になってしまうんです。
和犬の犬歯って内側に曲がっているので、よけいに痛いんですけどね。
変に反応したりせず、噛まれたら背中を向けたり、「あっ」と言って立ち去るということを繰り返していれば自然と学んでくれます。

自然が多いところにお住まいなのでしょうか。
うちも山のすぐ近くなので、引っ越してきた当初は鹿やネズミに反応していました。
こういう犬が興奮してしまうものは回避するに限るのですが、田舎だとそうもいきませんよね。
回避が間に合わなかった時はリードをしっかり固定して(引っ張り返すのではなく、そこで固定するだけです)、飼い主さんが犬の前に回り込んで視界を遮りつつ、
犬が興奮する対象物との間に立ってガードしながら方向転換し、遠ざかりましょう。
人、犬、車などを怖がるということなので、それは回避に限ります。
向かいから人や犬が来たら方向転換もしくは脇道に逸れる、出来るだけ車通りが少ない道を歩くなどの工夫が必要になります。

イージーウォークハーネスはわたしも以前使ってしまったことがあります。
確かに人間は楽なんですが、散歩中の犬のストレスサインが半端ないし、帰ってからの興奮もなかなかおさまりませんでした。
もとのハーネスに戻したら、引っ張りも何だか悪化しているような…?
おまけに、イージーウォークは犬が引っ張ると肩をしめつける構造になっているのですが、そのせいで胸元をすりむいて怪我をしてしまったので、
3日たらずで使うのをやめました。
連休などで観光客が来るような場所に住んでいると犬のストレスも半端ないです。
そういう時は、いつもと散歩場所を変えてもいいので、出来るだけ静かで落ち着いた場所で散歩出来るようにしてあげましょう。
車が苦手な子でなければ、車で直接そういう散歩場所に行ってしまってもいいです。
家でもいつも以上に配慮し、テレビの音を小さくしたり、歩く時やドアを閉める時の音などに注意します。

上手くいかないことが一つでもあると落ち込みますが、出来ないことよりも出来ることを見て、出来ないことは出来なくてもしょうがないかな~くらいの気持ちでいると上手くいきます。
あれも出来ないこれも出来ないと落ち込んでいると、犬にもそれが伝わってしまいます。
「出来なくても別にかまわない」くらい、どっしり構えて、犬のペースでゆっくりやっていきましょう。
以前よりも少しでも、犬が快適に過ごせるようになっていればそれでいいのです。

返信する
高橋

返信ありがとうございますm(__)m

あと3日、とにかくヒト・犬・車を避けて避けて、何とか10連休を乗り切りたいと思います!

返信する
サト

 とても興味深い、というか身につまされる話でした。申し訳ないのですが、私は何カ月も前にこの動画を見つけて「うわっ、かわいい~」と思った人です。ちなみにペット禁止のマンションにしか住んだことがないので、犬に触れるのは週に一回くらい保護犬カフェに行って、そこのワンコにおやつあげながらもしゃもしゃ撫でるくらいです。失礼なことを言うかもしれないのですが、これから先の話は、わかってない人の戯言とご了承いただければと思います。
 サイトでは、この手の犬動画が無限にアップされていて、どれもこれもかなりの高評価です。中には「アイドル犬」になってる子もいます。けど、視点を変えると、その多くがストレス行動の記録になってるようにも見られます。しかし新たに子犬の飼い主になる人は、こんな動画を撮るために必死になるんでしょうね。ただ、私もそういうのに憧れましたが。
 かいるーさんの言うように、犬のストレスフリーはとても大事です。おやつ「だけ」が目当てで寄ってくる犬でさえあんなにかわいいのに、自分の家族がストレスで、しかもそれが上手く伝わらずに悶々としているのは、とてもつらい状況です。
 けど、「人間も同じだよね」とも思います。人間の子供も、ストレスまみれの生活してるでしょ? 犬も、ある程度のストレスは仕方ないんじゃないの? という疑問も湧いてくるのです。もちろん、程度の問題があるのは承知してます。
 よく「人間には外の世界があるが、犬には飼い主しかいない」って聞きますが、賛成しかねる点もあります。家では親に頭ごなしに抑圧されて、学校では虐められて、内にも外にも居場所の無い子供は珍しくありません。自分がそういう育ち方をしたからかもしれませんが、「犬には飼い主がいるけれど、人間の子には親さえいない」というのが正直な感想です。そこまで極端ではなくても、多くの人が会社の中や世間で孤立無援になっているのが今の社会というものではないでしょうか。そんな中で、人間はやっとのことで生きているんだから、犬もある程度(それがどの程度かはわかりませんが)のストレスは妥協して受け入れないと人間社会で暮らしていくことはできないんじゃないか、というのは間違った考え方でしょうか?
 もちろん、かいるーさんの唱える犬との生活は、理論的にも心情的にも納得できる全ての飼い主が目指すべきゴールだと思っています。私には、ゴールの姿が見えませんが、それを少しでも理解したいのでこれからもこのブログを楽しみに拝読させていただきたいと思っています。
 長文大変失礼いたしました。これからのご活躍を祈念しております。

返信する
瀧沢かいるー

サトさま

コメントと、貴重なご意見ありがとうございます。

わたしはよく、犬育ての参考に育児書を読むことがあります。
子育てと犬育てって、似てるところがたくさんあるんですよね。
もちろんわたしは子育てはしたことがないので細かい部分はわからないのですが、育児書を読みつつ、これ犬にもあてはまるな~ってことがたくさんあります。
「犬には飼い主しかいない」とはよく言われることですが、その飼い主ですら犬のことを理解せず、自分の都合のいいように誤解していることが多いです。
「親に理解されない子ども」というのと同じなのではないかなと思うのです。

自分とは種族が違う人間という生き物と暮らしながら、多くの犬は孤立無援になっています。

人間と暮らしていく上で犬だってある程度のストレスがかかるのは仕方ない。

これはもっともですし、当たり前のことです。

でも、これは絶対に口に出してはいけないことだとわたしは思っています。
一緒に暮らすのであれば犬にも人間にもある程度ストレスがかかるのは当たり前ですし、確かに仕方ないことです。
しかし、犬の生活の主導権は人間が握っています。
人間が、犬にある程度のストレスがかかるのは仕方ないことだ、どうしようもないことだとはなから諦めてしまっていると、
犬にかかるストレスは「ある程度」では済まなくなります。
1日中サークルに閉じ込められているのが「ある程度」で済みますか?
生まれて2か月もたたないような子犬を独りぼっちで、10時間も留守番させることが「ある程度」で済むでしょうか。
多くの人が、「ある程度」では済まないストレスを犬にかけながら「仕方ない」と思っています。
人間と暮らす以上犬にストレスがかかるのは当たり前だし、仕方のないことですが、「当たり前で仕方のないこと」だと思っていると、
回避できるはずのストレスを犬にかけてしまうことになるのです。

なのでわたしは、「犬にある程度のストレスがかかるのは仕方ない」という考え方は間違っていると考えています。
確かにどうしようもない仕方ないことだとは思うけれど、それで諦めてしまうのはいけないと思うのです。

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サト

かいるー様、ご丁寧な返答ありがとうございました。

 確かに「ある程度は・・・」と自分に言い訳をすると、その「ある程度」がどこまでエスカレートするかは確かにわかりませんよね。
 少しくらいなら大丈夫、で(しかも酒や薬や借金で)身を滅ぼす人が多い現実から考えると、人間本位の都合で犬にとっては拷問になりかねない「ある程度」を押し付けることになっても不思議じゃありませんね。
 あきらめず100%を目指して、やっとお互いの妥協点が見つかるというところでしょうか。
 いい勉強になりました。ありがとうございます。
 

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