【ストレスマネジメント】犬との関係の基本は「何もしない」こと

ストレスマネジメントの基本中の基本「何もしない」

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、犬のストレスマネジメントを行う上で基本中の基本になる「何もしない」ということについてです。

愛犬との関係が悪化してしまっている飼い主さんから相談を受けた時、わたしはまずストレスマネジメントをやってもらうようにお願いします。

熱心な飼い主さんであればあるほど、厳しいトレーナーについて学び、たくさんのコマンドを使って愛犬に言うことを聞かせることで関係構築を図ろうとしますが、
はっきり言ってそんなやり方では100%上手くいきません。

というか、上手くいったという例を見たことがありません

わたしに相談を寄せて下さる飼い主さんの多くが、その程度はどうであれ少なからずコマンドを使ったトレーニングを愛犬にやり、その結果関係が更に悪化してしまい、
どうにも困ってしまったという状況です。

一見、噛みつきや飛びつきなどの問題行動がトレーニングによりなくなったかに見えても、自傷行為などの新たな問題行動が出てくることがほとんとどです。

そこでわたしはいつも「何もしないでください」とお願いするのです。

こじれてしまった愛犬との関係を一度リセットするのです。

今回は、ストレスマネジメントを行う上で大切な「何もしないこと」ということについて詳しくお話します。

愛犬との関係がこじれてしまってどうやって修復すればいいのかわからないという飼い主さんはもちろん、これから犬を飼うけれdどうやって関係構築すればいいのかという方も、ぜひ読んでみて下さい。

 

犬との関係構築の基本は「何もしない」

ストレスマネジメントを始める時、まったり式基本理念である「叱らない」「服従訓練をしない」「嫌がることをしない」に加えて「何もしない」ということを飼い主さんには徹底してもらいます。
》基本理念「犬と友達になるために実践すべき3つのこと」

これはすでに愛犬との関係がこじれてしまっている場合はもちろん、里子を迎えるとか、一時預かりとか、買ってくるとか、犬を新しくお迎えする時にも重要なことです。
ぜひ覚えておいて下さい。

犬が家にやって来ると、わたしたちはまず考えに考えた名前をつけますね。

そしてその名前をしょっちゅう呼びながらみんなで構ってしまう。

これが一番よくないのではないかと思うのです。

犬をお迎えした時も、こじれてしまった関係をリセットする時も、「何もしない」ということが大事です。

数日間は食事の世話と散歩だけして、じろじろ見たり、うるさく話しかけたり、触ったり撫でたりしないようにします。

特に日頃から厳しくしていて、そのことに罪悪感がある飼い主さんは、罪滅ぼしの意識から何もないのに愛犬に話しかけ甘やかしがちです。

そうではなく、そっとして放っておいてあげることが大事です。そっとして落ち着かせてあげるのです。

悪いことをしたら無視をしましょう、というような愛情遮断や無視とかの罰ではないので、犬と目が合ったらにっこりして、瞬きとかのカーミングシグナルを出してあげて「大好きだよ」と伝えてあげます。

犬が自分から近寄ってきたら、瞬きして舌をペロッとしたり、顔を背けるなどのカーミングシグナルで応えてあげて、あとは知らん顔しています。
犬に触るのはもっと落ち着いてからです。

構わないということが出来ないせいで、犬を興奮させてしまっている飼い主さんは多くいます。

この構いすぎが分離不安の原因になっていることが多いのです。
》【分離ストレス】構いすぎない=無視?まずは飼い主が犬と離れられるようになろう

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関係構築は少しずつ

「何もしない」を続けていると、早ければ一週間ほどで犬はだんだん落ち着いてきます。

そうしたら、少しずつ関係を築いていきましょう。

犬がそばに来たら、犬の横に座ってそっと撫でてあげましょう。

のんちゃんのように神経質な子は、ご機嫌でゴロゴロしている時や、お散歩後に満足して落ち着いている時などにちょっと耳の後ろを掻いてあげることから始めます。

はじめは一撫ででいいのです。

この時に小さな声で静かに「良い子だね」と囁くのもいいですが、何度も繰り返すと正直ウザイです。

人がそばに来ることを警戒するような犬の場合は、警戒しなくなってからにしましょう。
そばに近づくと耳を伏せたり、体を固くしたり、舌をペロッとするのは緊張している証拠です。

また、区別がつきにくいですが、近寄ってきた飼い主に対してお腹を見せるのも緊張しているためであることがあります。
体の力の抜け具合や、表情が強張っていないかなど、総合的に見て緊張しているのか、それとも「撫でて~」の合図なのか判断しましょう。

犬の緊張が解けない場合は、少し離れたところから瞬き、横向き、お辞儀などのカーミングシグナルなどで会話し、「嫌なことはしないよ」と伝えましょう。

特に噛みつきがあった場合は慎重にしなければなりません。かつて噛んだ時と同じ状況にしてはいけないからです。

人がそばにいる時に唸ったり歯を向いたりしたら、絶対叱らずに離れてあげます。

何度も言っていることですが、唸っている犬を叱ってはいけません。
唸りを飛ばしていきなり噛むようになったら、関係構築は一気に遠ざかります。
》「唸る」犬を叱ってはいけない

散歩中も黙って歩こう

散歩中には「ツケ」や「マテ」などのコマンドは一切使わないでリラックスして歩きましょう。

黙って歩くというのは犬との関係構築にとても重要です。
まったり式散歩の基本でもあります。

リードが張った時に固定して、言葉ではなくボディランゲージで行きたい方に体ごと向けて「こっちに行こう」と誘います。
こうすることで犬とのコミュニケーションが始まります。

なので言葉は出さずに自分の体の動きとそれに対する犬の反応に集中しましょう。

それと散歩の時は、ハーネスとロングリードで自由ににおい嗅ぎをさせるというのが大切です。

最初のうちは、人や犬など刺激の少ない、静香で落ち着ける場所に直接連れて行き、ゆっくり歩けるようになったら少しずつ刺激に慣らしていきます。
自宅からそういった場所まで距離がある場合は、抱っこや車で連れて行きましょう。わたしは半年間、のんちゃんを抱っこで公園まで連れて行きました。

毎日行けるような距離にそういった場所がないのであれば、週に1回でも連れて行ってリフレッシュさせてあげるだけでだいぶ違います。

熱心な飼い主ほどトレーニングモードになって「ツケ」などを教えたがるのですが、それは逆効果になります。

まずは犬との関係構築に専念しましょう。

飼い主との信頼関係を作っておくことで、普段から意識のどこかで飼い主を気にしながら歩いてくれるようになりますし、いざという時に飼い主を見てくれるようになるので、
その時にボディランゲージで誘導してあげるととてもうまくいきます。

犬嫌いだったのんちゃん、先日地面を掘り返してご機嫌だった時に大嫌いな未去勢柴くんとニアミスした時も、一瞬ダッと突進しかけたのですが、
すぐに我に返って戻って来て、穴掘りを再開してくれました。

もう少し落ち着いていればスルー出来たかもしれません。

のんちゃんは4年かかってここまで来ました。
これからもっと難しい状況でも出来るようになっていくので、焦ってコマンドを使って従わせようとする必要はないのです。

ボディランゲージでスムーズに会話できるようになることが目標なので、おやつは使いません。上手くできた時にはにっこりしてうなずく程度でいいのです。

そうすれば人も犬もおやつ依存症にならずに済みます。

いやつは何かさせるためにあげるのではなく、人間がおやつを食べる時に一緒に食べるようにしましょう。

わたしは散歩途中によく犬たちとおやつを食べます。犬のおやつは猪の骨だったり、鹿肉ジャーキーだったり、ささみの燻製だったりします。
夏はキュウリを丸ごといただくこともあります。

お散歩途中のおやつが案外重要で、犬も人も何かを食べることでリラックス出来るので、まったり散歩に一役買ってくれているのです。

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》【完全版】まったり散歩マニュアル

 

問題行動の修正にはまず「何もしない」が大事

愛犬の問題行動にお悩みの方は、いきなり修正に取り組むのではなく、まずは愛犬との関係をリセットして再構築することが必要です。

再構築までの期間はそれぞれです。

目安としては、飼い主がいる部屋で犬が完全にくつろげるようになることです。

それまでに1週間でいい子もいますし、1か月、3ヶ月、半年、1年かかる子もいます。

参考までに、のんちゃんは5ヶ月かかりました。
自分でサークルから出てきて、部屋の真ん中で横倒しで寝ているようになったので大丈夫だと判断しました。

今はわたしがいてもいなくても好きな場所で寝ています。

相談を受けた飼い主さんの話を聞いていると、「何もしない」を徹底していればだいたいの場合、1週間くらいで変化が現れるそうです。

ずっと興奮しっぱなしで家族の誰かにつきまとい吠えたてていたり、散歩の時に目を血走らせてグイグイ引っ張っていたり、手を出されると噛みついてきていた子が、
「何もしない」を徹底するとみるみる落ち着いていって、お気に入りの場所で寝ているようになるのです。

 

「何もしない」とは?

「何もしないで下さい」と言うと、多くの飼い主さんは戸惑います。

コマンドトレーニングを頑張ったり、トレーナーについてトレーニングを学んだり、それまで犬に何かを「する」ことで問題改善を図ってきた飼い主さんには、
それまでやっていたことを全部やめて「何もしない」でいるというのはそれだけで不安でしょう。

更に、犬が退屈してしまわないか心配だし、退屈した犬がいたずらしないか不安になります。

しかし、実際にこの「何もしない」を徹底してみると、犬がみるみる笑顔になり、穏やかで落ち着いた生活が出来るようになるのです。

決して退屈などしてはいないし、むしろ楽しそうでとても元気いっぱいです。

例えばのんちゃんは山へ散歩に行った時も、まったり歩きつつも突然地面に鼻をくっつけて、尻尾アゲアゲのフリフリで何かの匂いを追跡してとても楽しそうにしています。

るーこはマツボックリやドングリを見つけてくわえておもちゃにするのが大好きです。

そういう時に犬たちはとっても生き生きしています。

犬たちに穏やかで落ち着いた日々を過ごしてもらうには飼い主は「何もしない」を徹底する必要があります。

叱ったりしない、コマンドを出したりしない、命令に従わせようとしない、嫌なことをしない、サークルに閉じ込めたりしない、仰向け抱っこをしない…

「しない」ことでストレスの原因を徹底的に排除し、ストレスレベルを下げていきます。苦手なものに慣れさせたり、留守番の練習をしたりするのはその後です。

まったり式はこれにつきますし、逆に言えばそれらしい「すること」を言えばこれだけなのです。

「やっている感」が全くないので効果を実感するにも時間がかかるし、次の目標があってそれを目指すということでもありません。
犬のしつけを頑張ろうと意気込んでいる人には肩透かしで、物足りないとも思うでしょう。

しかし続けてみると、あんなにひどかった引っ張りが改善されたり、ギャン吠えだった他犬をスルー出来たり、苦手だったものがいつの間にか平気になっていたりするのです。

犬のことをよく見てあげて、犬に合わせてあげた、「何もしない」を徹底するのがまったり式です。

「何もしない」を行うことがストレスマネジメントにもなり、続けることで犬の心にも余裕が出来、それまで受け入れられなかったことが受け入れられるようになったり、
飼い主さんが嫌がることをしないとわかれば少しずつ信頼関係も構築していけます。

「する」「させる」トレーニングに疑問をお持ちの方や、やってみようか迷っている方は、ぜひ勇気を持って実践してみて下さい。

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おまけ

今日はこの春一番、花粉がひどかったです…

鼻水ズルズル…息できない…顔中かゆい…辛い…

目と鼻だけでなく、耳や口の中、喉の奥の方までかゆくなりません?
繋がってるところ全部かゆくなるみたいな。

薬飲んでるんですけど、眠くならないタイプの薬だと全く効かないんですよね。
コンタックが一番効きます。今のところ。

少し前にテレビで見たんですけど、なんか、果汁を飲むと花粉症を軽減させてくれる果物があるとか?
柑橘系だったと思うけど…何ていったかな…あまり聞いたことない名前だったな…

もう藁でも何でもいいからすがりたい気分です・・・
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2 Comments

さるすべり

はじめまして!
半年前くらいからこちらのブログをストーカーさせて頂いています。

3週間ほど前から生後2ヶ月の甲斐犬mixの子犬を飼い始めました。
家の周囲には犬飼いさんが多く、会うことも多いのですが、ギャン吠えの子ばかりです。近所にたくさんある空き地を自由に走っている子も全く見ません。人間の子供も遊んでいません。山も空き地も他人の敷地である以上入ってはいけない風潮があるような気がします。
まったり犬に育てるには社会的な壁も大きいようですね。
職場の犬飼いさん達にも「女一人暮らしで甲斐犬なんて飼って、大きくなったらどうすんの?」とか言われてちょっと滅入ってきたので、コメントさせて頂きました。
うちの子は屋内フリーで休日は2時間近くおやつ休憩挟みつつ山道散歩しています。甘えん坊ですが、留守番中の破壊もなく吠えも言いたいことがある時だけで落ち着いています。

こちらのブログに影響されて、ブログを始めてみました!駄文も酷いですが、よろしければご覧ください。
まったり犬育法が早くスタンダードになりますように!
応援してます!

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瀧沢かいるー

さるすべりさま

はじめまして。コメントありがとうございます。

空地があっても地域によって、勝手に入っていいか悪いかは違いますよね。
わたしの住んでいるところもけっこう田舎で、あちこちに所有者不明の空地があるのですが、よく子どもたちが遊んでいますし、
犬を離して遊ばせている人もいます。
そういうところだと犬も暮らしやすいのですが、こういうところばかりとは限りませんもんね。
なのである程度体が大きくなって自由運動も必要になる犬を飼う場合には、住んでいる地域に犬を離して遊ばせられる場所があるか、
犬を離して遊ばせられる雰囲気の場所かどうかも重要になってきます。
けっこう、うちのような中途半端な田舎よりも、本当に回りを田んぼに囲まれているようなど田舎のほうが、
犬を離したり人の土地に勝手に入ったりすることに厳しいような気がします。

わたしも女一人暮らしでしかも独身で犬を2頭、けっこう大きめの犬を飼っているというと必ず言われます。
「女一人暮らしで犬なんて飼って、結婚する時どうするの?」って。
いやもちろん連れて行きますし、犬を連れて結婚すること許してくれる人でないと結婚なんてしませんけど?って感じですが。
こういう質問してくる人たちは、結婚したら犬を捨てるとでも思ってるんでしょうか…

ブログ拝見させていただきました!
こまちゃん可愛いですね~~~成長が楽しみです!
おっしゃる通り、自分でももうちょっとわかりやすく書けないかな~と思うことが多々あるので、どんな人にもわかりやすい文章を心がけていきたいと思います。
これからもマイペースに更新していきます。

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