ショックカラー禁止を訴える!
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今日は、犬に使うショックカラ―についてお話したいと思います。
まず、ショックカラ―とは、リモート式で電流が流れる首輪のことです。
吠えや噛みつき、突進など、犬の問題行動を矯正することを目的に作られた道具です。
代表的なものとしては以下の3種類。
- 自動電気ショックカラ―
犬が吠えた時に喉頭の振動を感知して自動で電気が流れるタイプ。 - 電流フェンス
犬の首輪から発信されている信号を地中に埋められたセンサーが感知し、自動的に首輪に電流を流すタイプ。
ここから先には行ってはいけないということを教えるために用いられる。 - 手動電気ショックカラ―
無駄吠えや飛びつきなど、犬が(人間にとって)望ましくない行動をしたタイミングで、人間が手動でリモコンを操作することで電流が流れるタイプ。
電流だけでなくシトロネラなど犬が嫌がるにおいを噴霧するタイプもある。
少し前に、人間の親が子どもの首に手動タイプのショックカラ―をつけて、悪いことをしたら電流を流すという虐待をしていたと報じられました。
その報道自体も驚きましたが、こんな道具がいまだに世に出回っているということがわたしにとってはショックでした。
そしてちょっと調べてみたら、いまだにショックカラ―を用いたトレーニングをしているトレーナーがいるということに二重のショックを受けました。
日本はもちろん、海外でもいまだにこんな道具が犬に使われているのです。
そこで今回は、もはや犬に限らず生き物に使うとか虐待としか思えない非人道的な道具ショックカラ―の禁止を訴えたいと思います。
チラッとでも使ってみようかな~と思ったことがあるという方も、こんなもの絶対使っちゃダメよね!という方も、ぜひ読んでみて下さい。
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目次
ショックカラ―はどうやって使われているの?
まず、いまだに使われているショックカラ―はどんな使い方をされているのでしょうか。
タイプにより異なりますが、自動ショックタイプのものは、吠え癖に悩んでいる飼い主が犬の首につけ犬が吠えると電流が自動で流れることで、「吠える=痛い」と犬が認識しやがて吠えなくなるという使い方をされています。
フェンスタイプのものは、家庭菜園などをやっているご家庭で犬と飼っているという場合、犬に畑が荒らされないよう畑の周りにセンサーを埋め込んでおき犬が畑に入ろうとしたら電気が流れて、犬にここから先のスペースにに入ってはいけないと教えるという使い方をしている飼い主がいました。
一番多く使われているのが手動タイプのもので、吠え、飛びつき、噛みつきなど問題行動をしたタイミングで、飼い主がリモート操作で電流を流すという使い方です。
少し古いものでしたが、猟をしているという方のブログで、猟犬のしつけ方の一つで手動ショックカラ―を使っていると書かれていました。
どんな使い方をするかというと、猟に出た時に犬を呼び戻す合図として使うのだそうです。
猟犬はオフリードで野山を駆け回って獲物を追いかけ、そのため1km以上先にまで行って飼い主の声が聞こえなくなってしまいこともあります。
そういう時のために、リモート式で首輪に電流を流して、それを合図に飼い主のところまで戻って来るようにするというのです。
そういえば、専門時代のトレーナー講師でかつて猟犬を育てていたという人も、このリモート式のショックカラ―を使っていたことがあると話していました。
他にも、トレーニングを習っているという飼い主さんのブログを読めば、ひどい吠えや噛みつきに悩んでいるという人でチラホラと、トレーナーからショックカラ―を使うことをおすすめされ、実際に使っているという人も見かけました。
しかし、このブログでも何度もお話しているように、犬に苦痛を与える道具の使用は犬にストレスを与えます。
それによりイライラしたり、攻撃性が増すこともあります。
それに、犬に罰を与えることで問題行動がなくなったとしても、それは根本的解決にはならないのです。
犬の問題行動解決には、まずはストレスマネジメントを行ってストレスを可能な限り減らし、環境や飼い主自身の犬への接し方を変えていかなくては、本当の意味での解決になりません。
イギリスではこの道具を使うトレーナーがいるということで、長い間反対キャンペーンが行われてきました。
イギリス・ケンネルクラブ、王立虐待防止協会、獣医学部の行動学科が反対を表明しているのです。
警察犬にもすでに使用はしていません。
そしてウェールズではトレーナーによる使用も含めて全面禁止されています。
オーストラリアではショックカラ―の輸入が禁止されているので、税関で止められるそうです。
さらに、2016年には欧州医療動物学協会(ESVEC)によりショックカラ―に関する科学的な論文な公開されました。
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ショックカラ―は「百害あって一利なし」
先ほどご紹介したようなタイプのショックカラ―は、一部の国を除いたヨーロッパ各地やアメリカなどで簡単に入手できてしまいます。
もちろん、日本でも購入可能です。
日本製のショックカラ―もありますからね。
メーカーの言い分としては、
- 電流の強度を自由に調整できる
- 費用が安い
- 他のしつけ方と比較して電流による刺激は長期的に見れば大した問題ではない
- 他の方法でダメだった問題行動もすぐに修正できる
というものです。
一番問題というか、いまだに世に出回っている一番の原因は、最期の「他の方法でダメだった問題行動もすぐに修正できる」の「すぐに」というところなのだろうと思います。これについては後述します。
欧州医療動物学協会(ESVEC)は、2016年に専門の調査委員会を設置してこれまでに発表されたショックカラ―に関する科学的なデータを検証しました。
そして2017年に公開されたのが「ESVCEの正式な立場表明(直訳)」という研究論文です。
内容は英語ですが、一言で表すと、電気ショックカラ―は百害あって一利なしという内容です。
ショックカラ―の弊害
論文の概要は以下の通りです。
- 電流の適切な強度を調整することは難しい
- 個々の犬に合わせた調整は不可能
- 古典的条件付けにより全く無関係ない刺激を結びつけてしまう
- タイミングが難しい
- 虐待目的で使用される可能性がある
- 身体的なリスク
- ストレス関連行動が増える
- 罰によるその他の一般的副作用
一つ一つ詳しく見ていきましょう
電流の適切な強度の調整をすることは難しい
犬の首元に加えられる電流の強さは、時速時間、電極のサイズ、湿度、被毛の長さ、皮膚のコンダクタンス、皮下脂肪の厚さなど、非常に多くの要因によって左右されるため、問題行動を抑止するための適切な強度を調整することは難しい。
ハーフチェーンによるリードショックもそうですが、そもそも適切な強度とはそれくらいの強さのことを言うのでしょうか。
トレーナーは口をそろえて「適切な強度なら問題ない」と言いますが、その肝心の「適切な強度」を誰一人正確に把握していないのが現状です。
「問題ない」と言っているトレーナーがリードショックをしているのを見ると、大型犬でも首がガクンとなってよろめいてしまうような強さでショックをかけているトレーナーもいれば、優しくちょんっとテンションをかけるくらいの強さのトレーナーもいます。
強すぎれば犬にとってのショックも強すぎてストレスがかかり、ビクビク怯えた犬になってしまいます。
弱すぎれば、犬にとってはへのかっぱで何の効果もありません。
犬に問題行動を起こす気を失せさせることが目的で、それくらいの強度でやろうとすると、犬の心身に影響を及ぼしかねない強さになります。
そもそもどれくらいが「適切な強度」なのか誰にもわからないのですから、「強度」が必要な道具なんて使うべきではないのです。
個々の犬に合わせた調整は不可能
上記した理由により、個々の犬に合わせた電流の調整はほぼ不可能と言ってよい。結果として刺激が強くなりすぎたり弱すぎたりする。
電流が強すぎると犬に対して恐怖、痛みを与え、結果として攻撃性、病的恐怖症、ストレスが増加してしまう。これは動物の福祉を著しく損ねると同時に学習能力を低下させる無意味な行動である。
逆に電流が弱すぎるとすぐに馴化(慣れ)が生じ、問題行動の矯正につながらない。結果として何度も繰り返しショックを与えたり、強い電流を加えてしまうようになる。
リードショックでもそうですが、「個々の犬に合わせた適切な強度」というトレーナーは多くいます。
しかし、前述した通りそもそもどれくらいの強度が適切なのかわからないのに、犬1頭1頭に対して適切な強度に調整するというのは無理な話なのです。
同じくらいの強度でも平気な顔をしている犬もいれば、一回やっただけで怯えて尻尾を丸めうずくまってしまう犬もいるでしょう。
平気な顔をしている犬に対しては何度も何度もショックを与えたり、だんだんと強度を強くしていって、結果的に犬にストレスと恐怖を与える結果になるのです。
古典的条件付けにより全く関係ない刺激を条件づけてしまう
不快な電気刺激を受け取った時、たまたま自分の周辺にあった中性的な刺激と不快感とを古典的条件付けを通して結びつけてしまう危険性がる。例えば「見えないフェンス」に近づきすぎてショックを受けたとき、たまたまフェンスの近くにいた人と電気ショックとを結びつけてしまい、それ以降人間に対して攻撃的になることがある。
これは実際にあった話なのですが、以前、ペットショップでご相談を受けた方で、やはり短期間ではありますがショックカラ―を使っていたことがあるという飼い主さんがいました。
吠え癖がひどく近所迷惑になるからと、自動電気ショックカラ―を使っていたそうです。
どうも、飼い主さんが留守にしている時に吠えてしまったらしく、電気ショックが流れた時に、電流のショックとたまたまそばにいた同居猫を結びつけてしまったらしく、それ以来猫ちゃんに対してそばに来ると吠えかかって追い払うようになったそうです。
吠えるとショックが流れるので、猫ちゃんに吠えることで電気ショックを受けてさらに悪い条件付けをしてしまう、という悪循環でした。
まずはショックカラ―を外し、吠えても嫌な刺激がないということを時間をかけて理解してもらうことで、時間はかかりましたが解決しました。
もともと吠える原因もサークル飼いと散歩不足によるものだったので、ストレスマネジメントを行いまったり散歩を実践することで吠えもなくなりました。
飼い主さんが思いがけない条件付けをしてしまうということと、道具に頼るのは根本的解決にはならないといういい例ですね。
タイミングが難しい
自動電気ショックカラ―の場合、機械の不調で電流の流れるタイミングがずれてしまうことがある。手動ショックカラ―の場合、学習理論を理解していない素人が用いると、見当違いなタイミングで不快刺激を与えてしまうことがある。結果として、犬は何に対して罰が与えられたのかわからなくなり、学習性無気力に陥る。例えば十分な訓練を積んでいない自称ドッグトレーナーが使った時、副作用の危険性が高まる。
罰を与える系のトレーニングで問題なのが「タイミングが難しい」という点があります。
犬が何かをやった、その瞬間のタイミングで罰を与えないといけないのです。
人間の子どものように「さっきやってたあの行動、良くないよ、ダメだよ」と言葉で説明が出来ないし、犬は自分がさっきやっていた行動を思い出して省みるということはしないので、その瞬間が大事になります。
しかし、プロのトレーナーでも「ベストなタイミング」で罰を与えるというのは難しく、正しく出来ているトレーナーは見たことがありません。
だいたい、犬がまだ行動に移していないタイミングか、行動を終えたタイミングで罰を与えているのですが、これでは意味がないのです。
拾い食いなら食べ物を口に入れたその瞬間に罰を与えなければいけませんし、吠えなら吠えたその瞬間に罰を与えなければいけません。
タイミングがわかったとしても、犬を終始見張っていることも出来ません。
ショックカラ―を使った虐待の報道で、ドッグトレーナーを名乗る人が「ショックカラーは使うタイミングが難しく、訓練を積んだトレーナー以外が使いこなすことは難しい」と言っていましたが、ショックカラ―を使い続けて40年というベテランの域に入るトレーナーですら全くの見当違いなタイミングで使っています。
トレーナーですらこうなのですから、「タイミング」も「適切な強度」もわからないような道具を一般の飼い主が安易に使うべきではありません。
虐待目的で使用される可能性がある
犬の問題い行動をしつけることが目的ではなく、犬に対する虐待やいたずらが目的で使用する輩が出て来る。
虐待目的であろうとなかろうと、こんな道具を使うこと自体が虐待であるとわたしは考えています。
身体的リスク
電気ショックカラーの使用により、唾液中のコルチゾール濃度や心拍数といったストレスの兆候が増加することが確認されている。また首に接している電極によるやけどや皮膚の壊死の危険性もある。
こういった道具を使った罰を使われている犬は、総じてストレスレベルが高く、それによる問題行動も多く見られます。
犬の問題行動をやめさせる目的で使った道具が、逆に問題行動を増やすことになるのです。
また、道具による身体的リスクも多くあります。
チョークチェーンを使われている犬は首周りの毛が薄くなったり抜けたりして、皮膚がすりむけていることが多いです。
脊椎や気管支に問題を抱えている犬も多く、長年首を絞められたことにより目にも影響が出て来ることがあります。
ショックカラ―を使われている犬も、やけどで皮膚が赤くただれたりしていることが多いです。
こうした健康被害をもたらす道具を使うべきではないのです。
ストレス関連行動が増える
泣きわめく、舌なめずりをする、しっぽを下げるといった恐怖や不安の兆候がトレーニング以外の状況においても残ってしまう。これは、犬に対して慢性的なストレスがかかっているこということであり、福祉を著しく損なう。
例えば、電気ショックカラ―をつけてトレーニングを受けた犬に訓練終了から3ヶ月後、通常のカラーをつけただけで唾液中のコルチゾールが高まったとか、最も弱い電流レベルで訓練を受けた犬でさえ、訓練後には姿勢を低くする、前足を上げる、舌を出す、あくびをする、呼吸が荒くなる、探索行動が減るといった慢性ストレスの兆候が見られた。
罰を与える系の強制訓練を受けている犬の多くが、こうした慢性ストレスを抱えています。
トレーナーの犬の多くが、落ち着きがなくゲージの中でずっとウロウロする常同行動を繰り返していたり、反対に全くの無気力なのは、こうしたストレスのせいです。
電気ショックを与えるようなものを首につけていて、「電流は流さないから安心してね」なんて言われたところで、あなたはストレスを感じずに過ごすことが出来ますか?
先ほども言ったように、「適切なタイミング」で電流を流すということはほぼ不可能なので、犬はどんなタイミングでショックを受けるかわからず、ビクビクして過ごさなければならないのです。
そんな状況で、ストレスを感じすに過ごすということ自体が無理ですよね。
首にチョークチェーンをつけらてて、ビクビク尻尾を丸めて舌をペロペロしながら散歩している犬を見るたび、いたたまれない気持ちになります。
罰による一般的副作用
罰(嫌悪刺激)を持ちることにより一般的なデメリットや副作用が生じる。
例えば力づくで押し付ける方法はストレスを増大させ、犬の福祉を著しく低下させる、敵対的なしつけ方法は犬の攻撃性を増加させる、罰を用いたトレーニングは攻撃性を高める、恐怖と不安を高める、問題行動を増やす、飼い主との関係を悪化させる、犬の福祉を低下させ人間とのチームパフォーマンスと低下させるなど。
罰にはさまざまな副作用やデメリットがつきものだという話はブログでもしてきました。
罰を使い力づくで犬の問題行動をどうにかしようとするやり方は逆効果ですし、犬の福祉を大きく損なう行動です。
根本的な解決のためにも、まずはストレスマネジメントに努めましょう。
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その他の方法と比較して有効であると結論づけた調査は一つもない
さらにESVCSは、ショックカラ―を用いたやり方が「その他の方法と比較して有効であると結論付けた調査は一つもない」としています。
見れば見るほど、そして考えてみるほど、問題しかない道具ですよね。
安易に道具に頼ろうとすると、根本的な原因を置き去りにして問題行動をいかに早くなくすかに重点をおきがちになってしまいます。
また、問題行動に困っている人ほど、自分が使っている道具がいかに非人道的な道具かを理解していません。
先ほども言いましたが、メーカーが謳う「他のやり方でダメだった問題行動もすぐに修正できる」の「すぐに」が、いまだにこんな道具が世に出回っている一番の原因だと思います。
「誰でも」「簡単に」「すぐに」問題行動が解決できるなどといった謳い文句の道具には、必ず裏があります。
多くの場合が、人間にとっては快適で楽な道具でも、犬にとっては何かしら負担を強いるもので知らない間に罰を与えてしまっていることもあるのです。
一見罰を使っているようには見えない、ジェントルリーダーやイージーウォークハーネスも、使われた犬には首が曲がったり胸をしめつけられたりと負担になるのです。
それに、道具に頼っていたのでは犬と暮らす上で一番大事な「信頼関係」は築けません。
そして信頼関係というものは、罰を与えるようなトレーニングでは絶対に築けないものです。
まずは道具に頼るのをやめて、犬としっかり向き合い、本当の信頼関係を築くことから始めてみて下さい。
安易な道具の使用についてはコチラの記事「誰でも・簡単に・すぐに?「便利な道具」には出来ないこともある」に書いています。
また、犬との信頼関係のついてはコチラの記事「服従訓練で犬との信頼関係が壊れる?まずは「犬の意思」を尊重すべし」にてお話しています。あわせて読んでみて下さい。
ショックカラ―使用禁止を訴える
欧州において、オーストリア、デンマーク、フィンランド、ドイツ、ノルウェー、スロベニア、スウェーデンなどでは電気ショックから―の使用に制限を設けるか、使用を全面禁止にする法律を制定しています。
また、イギリスではウェールズが法律によって使用を禁止しています。
しかし、その他の国ではいまだに販売がされており、インターネットを通じてだれでも簡単に入手出来てしまいます。
そして、いまだにあちこちで使われているのです。
- 「すぐに問題行動が修正できる」という謳い文句を鵜呑みにしている飼い主
- 犬のしつけにお金をかけたくない飼い主
- 行動矯正プログラムを実践するのが面倒な飼い主
- 犬の行動論理を理解しておらず動物福祉に疎いトレーナー
こういった人たちがいまだに使っているのです。
日本ではこういった道具を安易に輸入し、一般の人でも買えてしまうという悪い傾向があります。
とにかく「誰でも」「簡単」「すぐに」に弱いんですね、日本人は。
トレーナーや獣医ですら動物福祉についていまだに疎く、まっとうな知識もありません。
その結果、時代遅れの道具を使った時代遅れのトレーニングがいまだにはびこっているのです。
先ほども言ったように、すぐに効果が出るなどという道具には必ず裏があります。
とても危険なものなのです。
気づいた時には犬との関係が修復不可能なんてことになりかねません。
ショックカラ―が禁止されているのは欧州でも一部の国だけで、EU圏内での多くの国では犬のしつけに関する法律が十分に整備されていない状態だと言います。
そのため、自称犬のトレーナーが多く存在していますが、テレビに出ているような自称犬の専門家の言動を科学的な見地から検証した結果、根本的な知識が欠落しておりやっていることには効果がないということが実証されたというとです。
また、犬の専門家と素人で犬の行動から心的な状態を予測する能力に関して比較したところ全く差はないということもわかっているそうです。
最も売れている犬のしつけに関する本5つを調べたところ、互いに矛盾する内容であったとか、もはやカオスです。
同じく法整備が進んでいない日本でも、欧州と同じようなことが起きています。
犬に対する体罰を公然と肯定するテレビ番組や、悪いことは体で覚えさせるという時代遅れの訓練法をいまだに実践するトレーナー、その一方でおやつを使って犬に言うことを聞かせようとするトレーナーが現れたり。
どれが正しいやり方なのか?
正しくないことが正しいと言われてしまっているので、もはやわかりません。
なので、体罰を加えたり、こうした犬に苦痛を与える道具の使用は全面的に禁止すべきだと考えます。
そうやって正しくない、間違っている方法を禁止していき、動物福祉に則ったやり方が根付いて欲しいと思います。
犬の問題行動の対処法についてはコチラの記事に詳しくまとめています。
あわせて読んでみて下さい。
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♪おまけ
今日はのんちゃんとるーこのワクチン接種に行って来ました。
車でお出かけに喜んでいたけど、病院へ行く道だとわかってだんだん顔がこわばっていくのんちゃん…
るーこは余裕で膝でくつろいでます。
体重は、のんちゃん11.52㎏、るーこ7.35㎏でした。
前回7.5㎏でおデブ認定されたるーこは、今回はちょうどいいくらいですかね、って言われました♪
ご飯減らして(その分たんぱく質増やしたけど)頑張ったもんね~。
それから7歳になったのんちゃんは、婦人病に気をつけるよう念を押されました。
特に乳腺腫瘍と子宮蓄膿症ね。
毎日ボディチェックしておっぱい周り触ってるし(変態ではない)、ヒートの時期じゃないのにおりものが出たりしてないかは気をつけてます。
ワクチンはるーこはきっと何が起こったのか理解する前に終わり、のんちゃんも歯ムッキムキだったけどじっとしてる間に終わりました。
帰りの方が心なしか明るい顔ののんちゃん。
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