叱らずにやってはいけないことを教えるためにまず黙ろう

叱らずにいけないことを教えるには、まず自分の口を閉じましょう。

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は久しぶりにゆっくり寝られました…といっても4時起床ですが。

起きたら久しぶりに外明るくて焦りました。笑
咄嗟に「やべえ寝坊した!」って思ったけど寝坊どころか
久しぶりにゆっくり寝たのに早すぎるくらい。

犬飼う前はあんなに朝弱かったのに、いつの間にか朝に強いどころの話じゃなくなってるな。

反対に犬たちは朝に弱くなったというか、わたしが早起きすぎるだけなのか、
最近散歩の催促に起こされることがなくなりました。

2時起床じゃ当たり前か。

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やって良いことと悪いことを教えることを、通常「しつけ」と言います。

なので犬をしつけるということは、そのまんま、
犬にやって良いことと悪いことを教えるという意味です。

しかし叱る=しつけ?しつけている「フリ」は今すぐやめようの記事でもお話しましたが、
しつけというのは相手に伝わらないと意味がないのです。

レストランで騒ぐ子どもを静かにさせようと、何も言わずに引っぱたいて、
無理矢理席に着かせたとしても、それはしつけではなく一方的な暴力です。

犬も同じで、犬をしつけようと思ったら、どうやって犬に伝わるようにしつけるかを考えなくてはなりません。

やって良いことを教えることに関しては、比較的簡単です。
好ましい行動をした直後に、ご褒美(食べ物に限らない)を出せばいいのです。
タイミングなど色々難しいところはありますが、たいていの人は、
少なくとも頭ではわかっているでしょう。
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難しいのは、やってはいけないことを教えることです。

わたしは「犬を叱らない」しつけを推奨していますが、
どうやって叱らずにやってはいけないことを教えるのか、という質問を最近ちょくちょく受けます。

っていうか、そんなこと出来るの?という質問も受けますが、
結論から言うと叱らずにやってはいけないことを教えるのは可能です。

どうやって叱らずに、なおかつ犬に伝わるように教えるのか、
詳しくお話していきたいと思います。

 

従来のしつけ方法

叱らない方法を見る前に、従来のしつけ方がどんなものだったか見ていきましょう。

目を見て叱る

従来、犬にしてはいけないことを教えるには、
じっと目を見て低い声でハッキリとイケナイと言う
といった方法が主流でした。

ほとんどの犬のしつけ本やサイトには、リーダーであることを知らしめるという意味も含めて、
目を見て叱れ、と書いてあります。

わたしが見てきた中では特にボーダーコリーのようなしつけが難しく、
上下関係をしっかり築かなければいけないというデマが出回っている犬種の飼い主ほど、
目を見て強く「イケナイ」とか「NO!」と言う人が多く居ます。

中にはマズルを掴んで強制的に目を合わせ、「NO!」と怒鳴りつける飼い主もいます。

しかし犬にとって目を見るというのは攻撃の合図であり、
なおかつ強く叱られ攻撃されるということは、大きな弊害をもたらします

犬が飼い主を怖がるようになり、近づきたがらなくなるのです。

それでも犬が、自分が何かした時に飼い主が攻撃してくるというように理解すれば、
この弊害があっても好ましくない行動が多少は減ることはあります。

しかし、やはり目を見て「NO!」や「イケナイ」と強く叱るのは弊害の方が大きいのです。
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「NO!」+ジャーク

例えば、散歩中に拾い食いをしないように教える時に、
拾い食いが習慣化する前に思いっ切りジャーク(リードを引く)などして体罰を与え、
なおかつ「NO!」と強く叱るという方法も一般的に行われてきました。

体罰と、「NO!」や「イケナイ」のコマンドを関連づけさせて、
行動をコントロールしようといった訓練方法です。

しかし、飼い主の「NO!」とジャークが中途半端だったり、
犬が体罰に負けないくらいタフだったりすると、
飼い主が注目してくれている=いい結果になってしまい、
かえって行動を増長させることになります。

飛びついている時に「イーケーナーイー」などと言って犬の前で手をヒラヒラさせたり、
吠えている時に「ダメ!ダメでしょ!」と大声で言って吠えている犬に援護射撃したり、
といったことになってしまうのです。

ダメだとわかりつつ、ついついやってしまう人も多いでしょうが、
「○○ちゃん、ダメだよ!イケナイ!ダメだってば、もう!」
というように、同じことを何度も繰り返し大声で言うのも、この結果を招きやすいのです。

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叱らずにしつけるにはまず黙る

従来の「叱って教える」やり方に共通しているのが、
「NO!」や「イケナイ」など言葉を発しているということです。

犬が何か悪いことをした時、口を開くとどうしても叱る言葉が出て来ます。

叱らずに犬に何かを教えたいのなら、まず自分の口を閉じて黙る

これが鉄則です。

黙っておいて、犬が良いことをしたら犬が喜ぶもの、
おやつでも遊んであげるのでも、前に進むのでも、撫でてあげるのでも、
何でもいいのでご褒美として、その瞬間に与えます。

すぐにというのが間に合わない状態だったら、
「いい子」などの言葉でその行動をマークしてからご褒美をあげます。
すると、この「いい子」の言葉がだんだんご褒美と同じ効果を持つようになります

そして好ましくないこと、例えばカウンターに前足をかけるなどしたら、
その行動には反応しないでおいて、足を下ろした瞬間にご褒美をあげます。

怖がって吠えているような場合には、吠えているのを叱るのではなく、
怖がっている対象から離れて安全なところに連れて行ってあげます。

他の犬や人に飛びかかろうとしたら、早めに呼び戻してご褒美。

リードの引っ張りには固定と呼び戻し。

かじってはいけないものをかじったら、かじって良いものと交換。

こういった犬の行動は、全て叱らずに、黙ったままで対処出来るものです。

「NO!」「イケナイ」と大声を出して叱る必要はこれっぽっちもないのです。

好ましくない行動ではなく、好ましい行動に注目して伸ばしてあげましょう

それは良くないと気づかせるヒントをあげる

犬がなかなか良くない行動をやめてくれない時は、
それは良くない行動だよ、と犬に気づかせてあげるためにヒントを与えましょう。

例えば、小さく「あ~」とか「あっ」とか、ごく小さな声でいいのです。

犬の注意をこちらに向けて、一瞬行動をやめた瞬間に
すかさずご褒美を出します。

うちはのんちゃんもるーこも、「あ~」で教えていますが、
今じゃほとんど「あ~」を使うこともありません。

犬のことを尊重しながら一緒に暮らしていくと、良くない行動もしなくなってくるので、
「あ~」の合図もだんだんいらなくなってくるのです。

大声を出したりジャークしたりして叱らずとも、
ほんの小さな合図だけで犬は理解してくれます。

叱らずに、なおかつ犬に伝わるようにしつけることは可能なのです。

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おまけ

瞬きした瞬間のこの顔。

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2 Comments

山本優紀

初めまして。最近ワンちゃんを飼い初めまして、3日程ですでにノイローゼになってしまい、いろいろ犬関連のブログを検索していて、こちらのブログに出会いました。叱って育てるのではなく、誉めて育てるという考え方にかなり感銘を受けました。私も、ワンちゃんとは主従関係より、信頼関係を築きたいと思いました。だけど、私の両親(とくに父親)が、この犬は猟犬(北海道犬です)だから厳しくしつけないとと言っていて、叱るときは鼻を叩けと言います。ワンちゃんを頂いた方にもそう言われたらしいです。そして実際叩きます。怒鳴ったりもします。私も、拾って食べたものを口から無理矢理出したりワンちゃんの気持ちがわからなくて、毎日ストレスを感じさせてしまっているのがわかります。ワンちゃんはいろんなものを噛んだり、拾って食べてしまったりしています。その結果、ワンちゃんが、先ほど吐いてしまいました。
私は、飼い主として最悪だと思いました。両親に当たってしまい、父は「そんなに言うなら返してくるぞ!」と言います。ワンちゃんに幸せをあげられないことが辛くて、死んでしまいたくなりました。本当に申し訳ないです。まだ3ヶ月なのに。誰かに聞いて頂きたくて、こちらに書いてしまいました。できるならこんな家でもワンちゃんに幸せになって欲しいです。
なにかアドバイス頂けると幸いです。

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瀧沢かいるー

山本優紀さま

はじめまして。コメントありがとうございます。

3日ですでにノイローゼですか…それは大変ですね。
家族で犬を飼う場合、特に男性(父親や兄弟など)が犬に対して昔ながらのリーダー論のもとづいた接し方をするというのはよくあることです。
男性の方が人や犬に限らず、他者に対する支配性が強いので、それを変えるのはとても難しいことでもあります。
おうちの子は北海道犬なんですね。
北海道犬は確かに猟犬であり、いまだに日本では「猟犬は頑固だから厳しくしつけなければならない」という迷信が信じられており、
公然とそんなことを言うトレーナーやブリーダーがいまだにいます。とても残念なことです。
頭が良い犬ランキング10位以内に牧羊犬種が5犬種もランクインしているのに対し、頭が悪い犬ランキングのうち7犬種が猟犬種です。
よく、頭が良いとされる牧羊犬種と比較されて、猟犬種は「頭が悪い」「覚えが悪い」「人の言うことを聞かない頑固な犬種だ」と言われることがありますが、
それは、それぞれの犬種がどのような目的で作出され、繁殖を繰り返されてきたか、その拝見に理由があります。
詳しくは、去年の12月28日に更新した記事「批判されて考える:「牧羊犬」と「猟犬」頭の良さの違いは仕事と作出目的の違いにある?歴史の違いを理解しよう」にも書いているのでぜひ読んでいただきたいです。
北海道犬も、分類的には「スピッツ&プリミティブタイプ」に分類されますが(プリミティブとは「原始的な」「素朴な」という意味です)、
北海道犬含む和犬の多くは昔から猟犬として活躍してきました。
なので、他の猟犬種が持ち合わせているのと同じような気質を持っています。
猟犬種が「猟犬」として働いていた時代に、猟犬に求められた気質は、自分の判断で獲物を探し、追いかけ時にはとどめまで刺すことが出来る自立心や判断力、とっさの時に優れた決断力を発揮できることでした。
つまり、牧羊犬種のように命令に従うことを目的として作られた犬種ではないので、命令に従順でないのは当たり前ですし、命令されたり意に添わぬないことをさせられることへの耐性がないのです。
これが人間側からすると「頑固」だったり「頭が悪い」だったりという悪いイメージになってしまうのです。
猟犬は決して頭が悪かったり頑固だったりするわけではなく、独立心が強いため無理に言うことを聞かせようとすると反抗的で攻撃的になり、自分の考えを優先するため人間の命令をなかなか受け入れないのです。
猟犬種を飼うという人にはこの点をよく理解してほしいです。
またこういう気質の猟犬だからこそ、「犬の意思を尊重した」接し方が必要であり、主従関係よりも信頼し合える仲間になることが大事です。

また、拾い食いして一度口に入れてしまったものを取り上げるというのはタブーです。
おわかりかと思いますが、何度も繰り返しているとやがて人の手に対して攻撃してくるようになってしまいます。
拾い食いしても、それが食べてはいけないものではない限り何もアクションは起こさず、タバコだとかビニールだとか食べられないものだった時だけ、
おやつと交換してもらう、というようにしましょう。
また食べてはいけないものを食べてしまう、いわゆる異食はストレスとも関係いているため、まずはストレスマネジメントをしてあげることが必要です。
といっても、ストレスマネジメントで必要なのは「何もしない」を徹底することです。
犬が嫌がることはせずに、むやみに触った声をかけて構ったりせず、犬の好きなようにさせておき、ご飯やお散歩など必要最低限のお世話だけするようにしましょう。
コマンドトレーニングなどをしているのであればそれも一切やらないで下さい。
お父様は仰向け抱っこなどされていたりしませんか?もしやっていたら、一番のストレスの原因になりますのでやめてもらって下さい。
犬が嫌がること、ストレスの原因になることは徹底的にやめ「何もしない」生活をしてみて下さい。
ついつい叱りたくなってしまうことも出てくるかもしれませんが、叱るのではなく、どうすれば叱らなくて良くなるかを考え工夫しましょう。

長文になってしまい申し訳ありません。
わからないこと等ありましたらお気軽にご相談下さい。

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