トレーニングも遊びも要注意!「尻尾を振っている犬は喜んでいる」という誤解

尻尾を振っているから喜んでいる?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、尻尾を振っているから喜んでいるという考えの誤解についてお話します。

犬がブンブンと大きく尻尾を振っているのを見て、あなたはその犬がどんな状態だと思いますか?

多くの人は、喜んでいる、嬉しいのだと答えるのではないでしょうか。

例えばトレーニング中にブンブン尻尾を振っている犬を見ると「うちの子は喜んでトレーニングしているんだ」と思うでしょう。

確かに犬は嬉しい時、喜んでいる時に尻尾を振りますが、もっと大きく言えば興奮状態にある時に尻尾を振るのです。

興奮状態の中には、嬉しい興奮も含まれます。

尻尾の振り方もゆったりと振っているのではなく、バサバサと大きく振っているのは強い興奮状態にあります。
トレーニング中だったり、ディスクキャッチやアジリティなどの競技中の犬の尻尾の振り方は、バサバサと大きく振る強い興奮状態にあることを示しています。

そして、何度も言っていることですが強い興奮というのはストレスの原因になります。

嬉しい興奮もそれは変わりません。

多くの飼い主さんが、尻尾を振っているのだからうちの子は喜んでいるだろうと思い込んでいますが、これは大きな誤解です。

そしてこの誤解が犬とのすれ違いを生んでしまうのです。

そこで今回は、尻尾を振っている犬は本当はどんな状態にあるのかということを詳しくお話します。

うちの子はトレーニングもスポーツも尻尾を振って喜んでやっているという飼い主さん、本当にそうですか?
ぜひ読んでみて下さい。

 

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尻尾を振ってトレーニング?

これは先日、職場近くの河原で見た光景なのですが。

仕事帰りに歩いていると、ゴールデンレトリバーを2頭連れた家族連れらしき集団原っぱに来ていました。

ゴールデンちゃん2頭はそれぞれお父さんとお母さんにリードを持たれていたのですが、どちらも全く落ち着きがなく、ウロウロとあちこち歩き回っています。

少しすると準備が整ったのか、お父さんがゴールデンちゃん1頭を脇につけて歩き始めました。

どうも、脚側行進(ツケで歩く)の練習をやっているようです。

ゴールデンちゃんは尻尾をブンブンと大きく振りながら、お父さんの脚に絡みつくようにして歩いています。

それを見てお父さんはきっと、「うちの子はトレーニングを喜んでやっている!」と思っているんじゃないかと思いながら見ていました。

そのゴールデンちゃんは、嬉しいというよりも興奮していて、また、やりたくないお父さんの命令に従わなければいけないという葛藤状態にあるようにも見えました。
興奮しやすい性格のようで、原っぱに来てからずっと興奮しています。

お父さんが望む脚側行進の練習にも付き合っているけど、興奮しているだけで本当はやりたくない、でもやらないと叱られるからやらなきゃいけないと葛藤し、ストレスを感じているようでした。
尻尾の振り方は大きくバサバサと振っていて、明らかにストレス状態です。

本当はこんなことやりたくないんだろうな~と思いながら眺めていると、なんとそのゴールデンちゃん、いきなり脱走!

尻尾を振っている犬を喜んでいると勘違いして、犬がやりたくないことをさせ続けているとよく見られる光景なので、予想通りの展開に思わず笑ってしまったのですが、お父さんは予想外だったようです。

というのは、リードを外してしまっていたんです。

脱走するだろうということがわかっていたら、人や車が増える夕方の時間帯にわざわざリードは外さないでしょう。

お父さん、大慌てで厳しい声でゴールデンちゃんを呼んでいましたが、ゴールデンちゃんはお父さんが近づくとサッと身をひるがえして手の届かないところまで離れてしまいます。
そのまま草を食べたりにおい嗅ぎをし始めて、何度呼んでも戻ってきません。

そのまま自由散歩を始めてしまったゴールデンちゃん。

その時の尻尾の振り方の方がよっぽど嬉しそうでした。

まさに、尻尾を振っている=嬉しい・喜んでいるではないという見本のような出来事でした。

 

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やるなら犬が喜ぶやり方で

脚側行進のように犬にとって何の意味もないことを教えながら、犬が尻尾をバサバサ振っているのを見て喜んでいると勘違いしている飼い主さんやトレーナーはどれだけいるのでしょうか。

もし、犬にとって意味のない単純な動作を教えたいのであれば(わたしはゲーム以外にやりませんが)、犬がやってもいいかなという気分になっている時に始めるべきです。

河原についてすぐだと犬は興奮しているし、ましてや普段から興奮度が高い犬だったらなおさらです。

ゆっくりにおい嗅ぎをしながらたっぷり歩いて、少し疲れたかなくらいのところで気分転換に「ゲームしようか」という感じで始めるとのってくれます。

のんちゃんもるーこもよくゲームをやります。

もし犬がゲームにのってくれたなら、犬が飽きない程度にやってあげるといいです。

のんちゃんはかつて色々教えていた名残で、8の字スラロームや足くぐりなどいろいろ出来るので、のんちゃんが喜んでやってくれそうなものを選んでゲームしています。

るーこはボールを持ってくる遊びが好きなので、オスワリ、マテをさせて少し離れたところにボールを置いておき、それを持ってきたら投げてあげるというゲームをよくやります。

なお、こういうゲームは好きな犬と嫌いな犬がいます。

人間と作業するタイプの犬はこういう遊びを喜ぶことが多いので、やってみてもいいでしょう。
以前、半年ほど一緒に暮らした柴犬に同じようにゲームをやったらあまり乗り気ではなかったので、こういうタイプの犬には無理にゲームを教える必要はありません。

やる場合も、あくまで遊びとしてやりましょう。

 

遊んでいる時もボディランゲージを見よう

遊びとしてやっていても、常に犬が嫌がっていないか、喜んでやっているかどうかをよく見極めましょう。

その際に、尻尾をブンブン振っているからといって喜んでいるわけではないということをよく理解しておきましょう。

ボールを取りに行くのを待っている間、るーこはヒンヒン言ったりせずにちゃんと落ち着いて待っています。

のんちゃんも、スラローム中に興奮して吠えたり空噛みしたりということもありません。

これが興奮したりストレスがかかったりすると、待っている間もぞもぞソワソワするし、スラローム中に飼い主の手に噛みついたりすることもあります。

それから、やりたくないことを無理にやらせていると、異常にゆっくり歩きになったりもします。
やりたくないことをやらなければいけないという葛藤状態から、尻尾をバサバサ振ることもあります。

得意げな顔をしてボールをくわえて戻って来たり、スラロームをしている時の口元が緩んでいたらリラックスして楽しんでいる証拠です。

教える時もゲームなのですから、出来たって出来なくたっていいんだよ~という緩い気持ちでいましょう。

犬がすぐ飽きてしまうようであれば、同じ動作を3回繰り返して練習したらその日は終わり、また翌日に続きをやりましょう。

そうやって間をあけた方が、かえって覚えがよくなります。

犬が好む遊びは犬によって違うので、ボールを持ってくるのが好きな子もいれば、スラロームが好きな子もいます。
自分の愛犬に合った遊びを見つけてあげましょう。

トレーニング中だけでなく、遊んでいる時も、犬のボディランゲージをよく見てあげることが大事です。

遊んでいる時、尻尾を振っているからといって楽しんでいるというわけではなく、犬にとってはつまらない人間の遊びに付き合わされてストレス状態にあるということがけっこうあります。

ディスクやアジリティ、単調なボール投げなど、犬にとって興奮するだけで負担になるスポーツや遊びも同様です。

ストレスマネジメントをして落ち着いてくると、そういった遊びには全く興味を示さなくなる犬も多くいます。
つまり、もともとそういった遊びは好きではないのです。

尻尾を振っているから嬉しい・喜んでいると勘違いせず、常に犬全体を見て、喜んでいるか、嫌がっているか、リラックスしているかストレス状態なのかを判断できるようになりましょう

 

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おまけ

明日(5月10日)はいよいよ、待ちに待った日!

三浦春馬くん、小池徹平くん主演の『キンキーブーツ』を観に、東京まで行ってきます!

楽しみだ~~~♪

YouTubeで公開稽古やゲネプロの動画さんざん見たけど、それでも楽しみです!

ミュージカルは久しぶりだな~~~♪
こういうの長野にも来てくれればいいのになって心底思います。

ミュージカルではないけど、9月に内野聖陽さん主演の舞台があるから、それも楽しみです。

内野さんは今現在ケンジのイメージしかないけどw
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2 Comments

みーこ

オスワリやマテなどのコマンドは一切使わないんじゃなかったんですか?
普段はマテやオスワリはさせてはいけないけど、遊びに対してのマテはしろということでしょうか?
結局はそういったコマンドを教えるべきなんでしょうか?

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瀧沢かいるー

みーこさま

コメントありがとうございます。

このブログで指すコマンドというのは「犬に逆らうことを許さない絶対的な命令」です。
そういった意味での「コマンド」というのは、わたしも日常生活でも遊びにも使いません。
ゲームの時は、オスワリやマテをさせることよりも「ゲーム開始の合図」としてそう言っていますが、犬たちがその言葉通りにすることは滅多にありません。
るーこはオスワリはともかくマテは教えたこともないので、わたしが「マテ」と言っても待たずにそろそろと動くことがほとんどです。
オスワリすらしないこともありますが、コマンドではないので別に従わなくてもいいのです。
のんちゃんはかつてのオビディエンスの名残で一通りのコマンドは覚えていますが、今はオスワリやマテと言ってもほとんど言うこと聞きません。
スルー(足くぐり)やエイト(8の字くぐり)など、自分が好きで楽しめるものだけ聞く感じです。

わかりづらかったようで申し訳ないです。
わたしなりの、「コマンド」と「合図」の違いについてもまたブログでお話しますね。

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