リラックス効果も期待出来る?「いい匂い」の有効的な使い方

リラックスに効果的な「匂い」の使い方!

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は「匂い」についてのお話です。

先日、久しぶりに学生時代の「動物看護」の教科書とノートを引っ張り出してきた読んだのですが、その中に面白いことが書かれていました。

犬に限らず「匂い」というものを感じることが出来る生き物は、いい匂いを嗅ぐことで落ち着き、リラックス出来るのだと言います。

いい匂いを嗅ぐことでリラックス出来るというのは、皆さんも思い当たるところがあるかもしれません。
アロマや入浴剤など、いい匂いを嗅いでリラックスする時間を作っている人は多いでしょう。

これは犬も同じで、犬にとっての「いい匂い」を効果的に使うとリラックス効果が期待できます。

散歩中に緊張して歩く犬に対し、ご褒美としてではなく、リラックスさせるために大好きなおやつの匂いを嗅がせてあげると、
しだいにリラックスして歩けるようになったということもあります。

今回は、犬の感情と「匂い」の関係や、効果的な「匂い」の使い方について詳しくお話します。

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脳と「匂い」の関係

まずは、脳と「匂い」の関係からお話します。
ちょっと難しい話になるので読み飛ばしてもらってもけっこうなのですが、匂いについてより深く理解するためにはぜひ読んでみてください。

脳は複数の機構から構成されていますが、人や犬や猫などの哺乳類に共通するのが深部大脳辺縁系大脳辺縁系、視床、視床下部)です。

これは社会性とコントロールの中心になる部分で、いい匂いを嗅ぐことによって落ち着き、その機能の故障により情緒不安定になります。
深部大脳辺縁系の活動が少ないとポジティブな心の状態になり、逆に興奮しすぎるとネガティブな感情が高まるのです。

深部大脳辺縁系の中でも視床下部は睡眠と食欲をコントロールしており、それらが健全であることが内部環境の維持には欠かせません。

深部大脳辺縁系の機構は、自分以外のものとの社会的結合に影響します。

また、匂いの感覚をダイレクトに処理するので、感情の起伏に強烈なインパクトを与えます
いい匂いはいい感情を引き起こすのです。

これは人も犬も同じですね。
マーキング跡の匂いや飼い主の匂い、おいしい食べ物の匂いなど、犬にとっての好ましい匂いは、よい感情を引き起こすということです。

さらに深部大脳辺縁系の中でも視床下部は、感情の状態「リラックス」や「緊張」といった肉体感覚に変換させる働きを担っています。
だから、「いい匂い」を嗅いだ犬は、肉体的にもリラックスするのです。

ちょっと難しいですが、このように脳のしくみを知ると、リラックスさせたり興奮を鎮めたりする時に、「いい匂い」の活用が有効的だとわかります。

だから、常に高ストレス状態にあり興奮している犬に、散歩の時に好きなようににおい嗅ぎをさせてあげることは、リラックスさせ落ち着かせてあげることに効果的ということです。
ストレスレベルが高い犬に対して、運動で発散させるよりもよくにおい嗅ぎをさせた方が効果的であることもわかりますね。

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効果的な「匂い」の使い方

「いい匂い」を嗅がせることにより深部大脳辺縁系の活動が低下し、いい感情が引き出され、肉体的にもリラックスする、ということはわかりました。

では、どうやって「匂い」を使えばいいのでしょうか?

ただ単純に匂いを嗅がせるだけでは効果はないし、そもそも犬にとっての「いい匂い」でなければ意味がないのです。

犬にとって「いい匂い」でなければならない

まず、いい匂いというのはその個体にとって「いい匂い」でなければ意味がありません

例えば、わたしは一般的にいい匂いとされているアロマや香水の匂いが大の苦手で、むしろ不快ですらあります。
香水をつけている人のそばには長くいられないし、アロマを焚いた後の部屋に入ると気持ち悪くなります。
耐えられるのはレモングラスなど柑橘系の匂いだけで、ラベンダーなどはもはや苦痛でしかありません。

このように人間でもいい匂いだと感じる匂いは違うということを考えて、犬にとってのいい匂いを考えてみましょう。

犬にもリラックス効果があるとされてアロマを使う人がいます。
学生の時、授業でドッグアロマの講座があったほどでした。
しかし、犬たちがアロマの匂いをいい匂いと感じているかと言えば疑問です。

授業で作ったアロマオイルを、興奮している犬に吹きかけたり、バンダナにしみこませて首に巻いてみたりしたのですが、
リラックスするどころか突然変なものを吹きかけられたことに逆上する犬もいましたし、
普段はバンダナを巻かれても気にもしないのに、アロマが染み込んだバンダナはすごく嫌がってギャアギャア言いながら自分で外す子もいました。

多くの犬にとっていい匂いとは、まず自分の糞尿の匂いです。
自分の匂いが落ち着くというのは人間でも実証されていることであり、犬にとっても自分の匂いが一番落ち着くのです。

他にも、他犬の尿に含まれる性ホルモンの匂いや、飼い主の靴下や下着など飼い主の匂いが強く染みついたものは犬にとって宝物です。

そして何より、大好きな食べ物の匂いは効果抜群です。

向かいから子どもが走ってきて緊張する犬に、大好きなササミを鼻に近づけたらはっと我に返り、ササミを食べながら落ち着いて子どもをやり過ごせたという例もあります。

「いい匂い」は「いい記憶」と結びついていなければならない

深部大脳辺縁系は、匂いを強力かつダイレクトに処理し、すぐに感情や緊張度に影響を与え、さらにそれを記憶します。

悪い例では、病院の匂いを嗅ぐと治療=嫌なことなどの不快な記憶が呼び出され、不安感などのよくない感情が起こり、体が緊張します。

そこで、「いい匂い」というのは、いい記憶と結びついたものでなければなりません。

もし、ササミが悪い記憶、例えば強制トレーニングをされて痛い思いや怖い思いをした時に食べたなどの不快な記憶と結びついていた場合は、
先ほどの犬は緊張を更に増幅させ、落ち着くどころかますます緊張してしまったでしょう。

のんちゃんも、かつてオビディエンスをやっていた時にご褒美として使っていたとあるメーカーのとあるおやつはいまだに嫌いです。
食べないことはないのですが、他のおやつをもらう時と違って、緊張した様子で食べるのです。

なので、犬の緊張状態を緩和させたいのであれば、すでに十分に好ましい記憶と結びついた匂いでなければならないのです。

パニックになる前に使おう

例え犬にとっていい記憶と結びついた「いい匂い」だとしても、すでにパニック状態になってしまった後では効果がありません。

なので、緊張し始めた段階で、大好きなおやつなり、飼い主の靴下の匂いなり嗅がせてあげるのがポイントです。

例えば病院に行った時に、診察台の上に乗せられすでに大暴れしている状態でおやつを鼻に近づけても意味がありませんが、
待合室で緊張しながらもまだ我を失ってはいない時に、おやつの匂いを嗅がせながら落ち着かせてあげるというのは効果が期待出来ます。
病院嫌いののんちゃんも、ペースト状のおやつを塗ったコングを鼻先に近づけながら順番待ちをし、そのまま診察室に入ると、
パニックにならずに比較的落ち着いた状態で診察を受けられます。

また、2頭目を迎えて先住犬と引き合わせる時など、十分に距離をとった上で、なおかつ興奮・緊張がまだひどくない段階で、いい匂いのするおやつを食べると、
緊張もほぐれいい感情を抱き、相手に対していい記憶が残ります。
るーこをお迎えした時も、るーこをサークルに入れた状態でのんちゃんと一緒におやつを食べ、一緒に公園に行った時も同じようにおやつを一緒に食べることで、
ネガティブな感情をお互いに抱くことなく慣れていきました。

なお、食べ物を使う時は温かい方がより強くにおうので、肉系のおやつやペースト状のおやつは少し温めてから使うとより効果的です。

 

効果的に使ってリラックスさせよう

「匂い」というのは効果的に使えば興奮していたり緊張している犬をリラックスさせてくれます。

一番効果的でなおかつ簡単なのはおやつなど犬の好きな食べ物を使うことです。
しかし「おやつ」を使うというとどうしてもご褒美として使ってしまったり、犬を自分の思い通りに動かすためのルアーとして使ってしまう飼い主さんが多いです。

そうではなく、あくまで犬をリラックスさせるためのものです。

散歩中、上手に歩かせたり、他の犬や子どもなど苦手なものを気にせずに歩かせるために使ったりすると、その時の不快な感情とおやつが結びついてしまい、
次におやつを使った時にリラックスどころかますます緊張してしまいます。

日常的にトレーニングなどでおやつをご褒美に使っているという場合も要注意です。
その場合、すでに犬にとっておやつ=嫌なことと結びついていることが多いので、リラックスさせようとおやつを見せても逆効果になりかねません。

おやつの匂いを嗅がせることでリラックスさせたいのなら、いつもおやつを食べる時に落ち着いた状態でなくてはなりません。
わたしがいつもやっているのは、犬も人もくつろいだ状態でおやつを食べることです。
まったり散歩の途中に公園のベンチで食べたり、お昼寝の後に一緒に食べたり。
わたしも犬もリラックスした状態の時に、おやつを食べるように心がけています。

おやつを前にして興奮した状態でいつもおやつを食べさせているという場合、おやつ=興奮と結びついているため、
リラックスさせるためにおやつを嗅がせても余計に興奮することになります。

匂いを嗅ぐことは確かに犬にとってもリラックス効果が期待出来ますが、心身ともにリラックスするためには、心身ともにリラックスできる匂いを嗅がせなければならないということです。

是非、愛犬にとっての「いい匂い」を見つけて、効果的に使ってリラックスさせてあげましょう。

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おまけ

昨日、アナリティクスで、このブログにどんな検索ワードでたどり着いている人がいるのか見てみたのですが。

衝撃のワードがありました。

「コートの下 裸 公園のベンチ 映画」

えっ・・・えっ。

何その映画すっごい気になる。

ためしに検索してみたのですが、このワードでは当ブログはヒットせず…
そうだよね、該当しそうな単語といえば「公園のベンチ」くらいだし。

このワードで検索かけた人がどうやってこのブログにたどり着いたのかも謎です。

この内容の映画、タイトルも内容もすっごい気になりますね。

たまに衝撃のワードで訪問して下さってる方がいるようなので面白いです。
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