睡眠時間は20時間以上!犬にとって「最もストレスのない生活」とは

犬にとって最もストレスのない生活とは?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、犬にとって最もストレスの少ない生活はどんなものかということについてです。

ストレスは問題行動の一番大きな原因であることは、ブログを読んでくださっている方であればそろそろ耳に出来たタコが潰れそうなくらい聞き飽きた話かと思います。

ご相談を受けた場合、たいていは時間をかけてストレスマネジメントを行い、ストレスの原因になるものを取り除き、規則正しく落ち着いたストレスのない生活環境へと変えていきます。

では、犬にとってストレスのない生活とはどんなものでしょうか?

ボール投げや追いかけっこでたくさん遊んであげた方がいいと思う人もいるでしょうし、それよりも落ち着いて寝かせてあげた方がいいと思う人もいるでしょう。
あまり構わないであげるべきだと思う人もいれば、たくさん撫でてあげた方がいいと思う人もいます。
散歩コースは毎日変える人もいれば、毎日同じコースを歩く人もいます。

飼い主さん自身が犬にどうやって接したいかや、犬とはこういうものという考え方の違いによって、考える「犬にとってストレスのない生活」も違ってくるのです。

そこで今回は、ドイツで行われた調査をもとに、犬にとって最もストレスのない生活はどんなものかについて詳しくお話します。

愛犬がすでにストレスを抱えていて改善してあげたいと思っている飼い主さんはもちろん、愛犬は今の生活にストレスがあるのか気になっている飼い主さん、ぜひ読んでみて下さい。

ドイツで行われた「犬のストレス」調査

ドイツのとある大学の研究チームが、一般の飼い主に対して、散歩の長さや睡眠時間、留守番時間など40項目にわたる質問をし、ストレスポイントをつけるという調査を行いました。

サンプル数は224です。

その結果、留守番時間や散歩時間の長さ、睡眠時間や遊びの有無などの違いから、どんな生活が犬にとって最もストレスがない生活であるかがわかってきました。

留守番時間は6時間以内

まず、留守番時間が6時間以上になるとストレスポイントが急にアップすることがわかりました。

これは、留守番ストレスを少なくするには、留守番時間は6時間未満にした方がいいということです。

しかし今の日本では8時間勤務が当たり前ですし、通勤時間が片道1時間かかるとすると、一人暮らしで犬を飼う場合、犬は10時間以上の留守番を強いられることになります。
場合によってはもっとかかるかもしれないですね。

一人暮らしでなく、家族で暮らしているのだとしても、夫婦共働きは当たり前、子どもたちも昼間は学校に行き、夕方も塾などに行っていれば、留守番時間はさほど変わらないでしょう。

現代日本で飼われているほとんどの犬が、留守番ストレスに直面しているということです。

散歩時間は2時間以内

散歩時間については、1日2時間以内というのがもっともストレスが少ないことがわかりました。

といってもこれは、犬の散歩には毎日行かなければいけないと法律で定められており、その上犬のトイレは外でさせるのが当たり前のドイツでの調査なので、散歩に行かないという回答はないということが大前提です。

3時間以内というのでも2時間以内という回答のストレスポイントとさほど変わりはありませんでしたが、4時間を超えるとストレスポイントが上がるようです。

散歩は犬にとって何より重要な毎日のイベントですが、長ければいいというものでもないということです。

散歩時間は朝1時間、夕方に30分くらい(もしくは逆)、それに加えてトイレ散歩2回くらいがおすすめです。

ついでに、散歩コースは毎日変えるのではなく、同じコースを歩くようにします。
基本は犬の行きたい方について行ってあげますが、犬に任せているとだいたいいつも同じコースを歩きます。

犬は「いつもと同じ」であることに安心するので、毎日違うコースで違うにおいを嗅ぐよりも、同じコースでだいたい同じようなにおいを嗅いで歩いた方が安心するのです。

睡眠時間は20時間以上!

わたしが一番興味深かったのは、睡眠時間に関する調査結果です。

犬が何時間寝ているかという質問に対し、10時間未満と答えた飼い主の犬のストレスポイントが最も高く、20時間以上と答えた飼い主の犬のストレスポイントが最も低かったのです。

猫はよく寝ると言われていますが、犬も同じくらいよく寝るということです。

そして、よく寝ている犬の方がストレスが少ないのです。

1日20時間以上寝るのはどんな生活かというと、散歩時間とその準備、それに食事の時以外はずっと寝ているという計算になります。

犬は室内ではずっと寝ていた方がいいということですね。

スポンサーリンク

 

寝ている=退屈しているという誤解

犬がずっと寝ていることについて、退屈してしまっているからだと誤解している飼い主さんが多いです。

犬はやたら構ったり、遊んであげたりしないとストレスがたまり可哀そうだと思っていたり、いつも興奮して走り回っているのが犬らしいと思っている方が多いですが、それがかえって犬にストレスを与えイライラさせてしまうのです。
》落ち着いた犬はつまらない?「犬らしい」が問題行動を引き起こす

のんちゃんとるーこも、毎日の暮らしを見ていると、朝起きて散歩に行き、帰ってきてご飯を食べると即寝て、夕方の散歩の時に起きて夕ご飯を食べたらそのまま朝まで寝ているという生活です。
昼間は時々場所移動する程度で、ほとんど寝ています。

こういうのが20時間寝る生活です。

確かにのんちゃんはストレスレベルが高かった頃、ほとんど昼間は寝ませんでした。
ストレスマネジメントを進める内に、だんだんと寝る時間が増えていったように思います。

20時間という数字が提示されるとイメージがつかみやすくなりますし、目指しやすくなりますね。

ちなみに遊びについては、犬と遊ぶという飼い主の犬よりも、遊ばないという飼い主の犬のほうがストレスポイントが低かったです。

うちも散歩の時にコマンドゲームをするくらいで、ボール投げや引っ張りっこなどは全くやりません。

基本的に室内では構わずに放っておけば犬は寝るようになります。

犬を構うのは、寝る前などにゆっくり体を撫でてスキンシップする程度で良いのです。
わたしも時々、のんちゃんとるーこが落ち着いている時に、蒸しタオルで体を拭いてあげるのですが、2頭ともとっても気持ちよさそうにします。
散歩直後に無理矢理やるよりも、こうやって落ち着いている時にゆっくり拭いてあげた方がスキンシップにもなるし、犬もリラックスしてくれます。

友人から犬がちょっと気が立っている時に、お腹に蒸しタオルを5分くらい当てていると犬が熟睡すると聞きました。
のんちゃんのストレスレベルがまだ高かった頃にやってみたのですが、本当にコロッと熟睡しますし、リラックスしてくれるのでとっても良いアイデアです。

愛犬がなかなか寝なくて困っているだとか、イライラしているといった場合に、ぜひ試してみて下さい。

 

「犬にとって最もストレスのない生活」とは

  • 留守番時間は6時間以内
  • 散歩時間は2時間以内(散歩コースは毎日同じ)
  • 睡眠時間は20時間以上
  • 遊びよりも落ち着いてスキンシップを

漠然と「ストレスのない生活」と言われるよりも、明確に数字で示してもらうととてもわかりやすいですね。

わたしも改めて、この数字に今の犬たちの生活があてはまるか見直してみたんですが、留守番時間が6時間ギリギリといったところでした。

散歩時間と睡眠時間については問題なしですね。
こうしてパソコンやってる最中も、犬たちはベッドを占領して寝ていますし。

犬はいつだって元気に走り回ってボールを追いかけるものだと思い込んでいたり、構ってあげないと可哀そうだと思っている人がいますが、
そういった思い込みがかえって犬にストレスを与えて問題行動を引き起こす原因になります。

それよりも、留守番時間を極力減らして不安をなくし、毎日規則正しい落ち着いた生活をさせてあげましょう。
そういう生活をしている犬は必然的に20時間以上、よく寝るようになります。

落ち着いて寝ていれば、室内で興奮して暴れまわったり、物を破壊したりしないので、一緒に暮らす上で楽になります。

愛犬の問題行動にお悩みの飼い主さん、まずは、犬にとって最もストレスのない生活を目指してみましょう!

スポンサーリンク

 

おまけ

ふと見たら、ベッドの上からパソコン仕事する飼い主を見下ろしていたるーこ。

毛で埋もれてわかりづらいけど、セクシー座りしてます。笑

かと思えばどっかに大事にしまっておいたらしいトイレットペーパーの芯を持ってきてわたしに押し付けたり。

わたしに手で持ってもらって、カジカジするのがブーム。

その後ろで白けた顔でそれを見ているのんちゃん。

そんなことしてるから作業がなかなか進まないよね…

この時間なかったらブログの更新もっと早く出来ると思う。

と言いつつなくてはならい時間でもある。
日本ブログ村ランキングに参加しています!クリックして応援していただけると嬉しいです!
にほんブログ村 犬ブログ ボーダーコリーへ
にほんブログ村
にほんブログ村 犬ブログ シェルティーへ
にほんブログ村
お好きな方をクリック!

スポンサーリンク

このブログの収益の一部は愛護団体に寄付致します。

2 Comments

サト

初めまして。

大変興味深く拝読させてもらっています。かいるーさんのブログは、犬と人との関係を、自分の経験だけでなく本や論文も引用して客観的に考察されており、根拠の無い「だって、そう思うんだもーん」みたいな主観論を展開していないのが他のネット記事とは違うなと思っています。

更にかいるーさんの考察は、「犬」を「人」と読み替えることもでき、人間関係を見つめ、考え直すのにも適した示唆にあふれていると感銘を受ける次第です。

申し遅れましたが、私は仕事で理学療法士をしており(要はリハビリの先生です)、勉強のためによく学術誌を読むのですが、そこでは論文等の引用は、必ず「いつ、誰が、どこに書いたもの」なのかを明記することになっています。今回の記事のように引用がある文章では、そのネタ元も合わせて書いていただければありがたいです。お手数でしたら、別段スルーしていただいても構わないレベルのお願いではあります。

ネタ元までネットや本で読むことができれば、より深い理解ができそうな気がしますので。

長文失礼いたしました。今後も益々のご活躍を期待しております。

返信する
瀧沢かいるー

サトさま

はじめまして。コメントありがとうございます。

ブログを書く上で「思う」は出来るだけ使わないようにしています(それでも時々使ってしまうことがありますが…)
個人の「こう思う」よりも、明確なデータとか研究に基づいた結果を示してもらった方が、私自身納得するし自分と違う考え方でも受け入れられるので、
主観論よりも客観的に書いた方が読んでいる方も受け入れてくれるかなと。

本やサイトから引用することも多いので、最近調べたものに関しては引用元も書くようにしていますが、ブログを始める前に調べたことに関しては、
気になったところだけ自分のノートに書き写してどこで調べたことかを書いていなかったので、引用元がわからないものも多いです。
引用元もわかった方が説得力や信ぴょう性が増すので、これから調べたことに関しては引用元をメモしておくのを忘れないようにしたいと思います。
ちなみに今回のストレスの研究については「stress dog」という本に書かれてたことだったと記憶しています。

貴重なご意見ありがとうございました!

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です