「なんでこんな犬になった」と思うのなら具体的な「なんで」を知ろう

   

「何で」と思うのなら「何で」をしっかり考えよう。

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

暑さのためか、今日の昼間はのんちゃんがとうとう、
廊下から一歩も動きませんでした。

お腹をべったりと床にくっつけて、時々場所を変えながら
涼しいところでデンッと寝ているのです。

昼間何かと忙しい人間と違って、やることがなければ寝る。
散歩とかご飯とか、楽しいことを最大限楽しんで、
無駄に忙しくせずせかせかすることもなく、のんびり過ごす。

賢いなあ。

のんびりしてる犬たちを見ると、
自分ももっと余裕持って、やること少なく暮らさないとなって思います。

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ペットショップでしつけ相談やってた頃、相談にいらっしゃる飼い主さんがよく口にしたのが、
何でうちの子はこんな子になってしまったんでしょう」という台詞でした。

そう言うだいたいの方が女性で、「うちの子がこんな風になったのはわたしのしつけが悪かったから」
と考えがちです。

対する男性は、自分のせいだと思っている人は少なくて、
犬のもともとの性格や気質が悪いのだと思っている人が多いのです。

この違うは見ていて面白かったです。

さてこの女性に多い「何でうちの子はこんな風になってしまったんだろう」
という嘆きですが、その言葉通り「何でこうなったか」原因を探ってくれればいいのですが、
だいたいの人はしっかりその原因を探ろうとはしません。

しかし犬の行動修正のためには、「何で」をしっかり探るというのはとても大事なことです。

 

「何で⇒自分のせい⇒自分かわいそう」は最悪なパターン

「何でこんな風になってしまったんだろう」と思う飼い主さんは、
特に女性の場合「わたしのしつけ方が悪かった」と感じています。

しかし、少しでも「自分のせいだ」と思うと発動してしまうのが、
こんなに頑張ったのに報われない自分かわいそう」という気持ちです。

しつけ相談に訪れた「自分かわいそう」と思っている飼い主さんたちは、
一見すると犬の行動修正にとても熱心に見えますが、
今までどれだけ頑張ったか、どんなに熱心にしつけをしてきたかを熱く語り、
いかにも「あなたは悪くないですよ」と言って欲しげで、
肝心のこれからどうやって犬の行動を修正していくかがお留守になってしまっています。

また、「自分かわいそう」という気持ちは、言うことを聞かない困った犬を、
これだけ頑張っているのに言うことを聞かない悪い犬、と無意識に認識してしまい、
体罰や虐待の要因にもなるのです。

これが一番最悪なパターンです。

頑張ったのに報われない悲劇の飼い主になる前に、
しっかりと「なぜこうなったか」を考えることが大事なのです。

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具体的な「なぜ」を考える

漠然とした「なぜ」ではなく、もっとしっかり具体的な「なぜ」を考えましょう。

具体的にとは、次のようなことです。

  1. いつからその行動をするようになったのか
  2. きっかけは何か
  3. 遺伝的要因(犬種特性、疾患、気質など)が関係していないか
  4. 生活環境は影響していないか
  5. 飼い主家族それぞれがその行動の形成・維持・強化に関わっていないか

こういう「なぜ」を考えてみましょう。

のんちゃんの事例

のんちゃんが散歩前にロケットスタートをするようになったことを例にとると、
「具体的」は以下のような感じになります。

  1. 生後6ヶ月頃から。
  2. わたしの仕事が忙しくなり、ほとんど散歩に連れて行かなくなったから。
    散歩も行けても15分程度。とても満足出来るものではない。
  3. 母犬が恐らく激怒症と思われる。興奮しやすさが遺伝していると思われる。
  4. わたしが仕事に行っている間、ほとんど1日部屋に閉じ込めっぱなし。
    リビングに閉じ込めていたので家を好きに移動出来ない状態。
  5. 散歩中に引っ張ると思いっ切り怒鳴りつけてジャークしていた。
    ハーフチェーンの使用も影響している。

こんな感じです。

具体的に書き出して、どうしてやり始めるようになったのか、
なぜその行動はひどくなったのか、それに飼い主の行動はどう関わっているのか、
遺伝的な要因も含めて整理していきます。

これはザッと書き出したものですが、もっともっと具体的でもいいでしょう。

とにかく嘘偽りなく、具体的に「何で」を考えていくのです。

なぜその行動が起こるのかを考える

なぜ起こるようになったのかが具体的にわかったら、
今度はなぜその行動が今現在起きているのかを考えます。

  • どんな時にその行動をするか
  • どんな時にしないか
  • 誰がいる時にするか
  • 誰がいないとしないのか
  • どのくらい続くのか

これがわかれば、その行動が起こる状況をある程度コントロール出来ます。

「きっかけ」「行動」「結果」

犬に限らず動物の行動を見る時に大切なのが

きっかけ=なぜやるのか

行動=なにをするのか

結果=どうなるのか

の3つです。

例えば、先ほどののんちゃんのロケットスタートを例にすると、
ハーフチェーンをつけられて興奮する(きっかけ)、
突進して引っ張る(行動)、
前に進める(結果)と言った感じです。

この3つの中の、まずは「きっかけ」を取り除くことが出来る場合は、
それをさっさと取り除いてしまうのです。

のんちゃんはハーフチェーンをハーネスにし、
なるべく興奮させない状態で外に出るようにしたら、
ロケットスタートを防ぐことが出来ました。

好ましくない行動をしても良い結果にならないように(報酬を与えるなど)、
そして好ましい行動をしたら良い結果になるようにします。

突進して引っ張ったら、リードをしっかり固定して動かないようにする、というように。

これで行動は少しずつ変わっていきます。

 

「なんで」を知ることは大事

こういう説明をすると、最初の「なぜ起こるようになったのか」は、
別に知らなくてもいいのではないか、と言われることがあります。

確かに、行動がいつどんな時に起こるかがわかれば、
対処することは可能です。

でも、その行動がどれくらい続いているかを知ることは、
行動修正にどれくらいの時間がかかるかの目安になります。
だいたい、行動が続いているのと同じくらいの期間、
もっと長くかかることがほとんどです。

そして、なぜ起こるようになったのか、きっかけを知ることで、
同じ原因で新たな問題が起こることを防げるのです。

遺伝があるのなら、どれくらいの程度まで修正することが出来るのかもわかりますし、
医療措置が必要な場合もあります。

環境が原因ならそれを変えることも出来ます。

飼い主の関わり方や態度は、まず自覚して自発的に変えなければならないところです。

犬のしつけトレーナーは飼い主のしつけトレーナーとも言われるように、
犬の問題行動の修正は飼い主の問題行動の修正と同時進行でやらなければ意味がありません

問題行動が全て飼い主のせいとは言えませんが、それでも飼い主に責任がないわけではありません。

「自分かわいそう」と思う飼い主が望むように、「あなたは悪くないですよ」
とは言えないのです。

犬の嫌がる接し方や、犬の気持ちを無視して踏みにじるようなことをしてませんか?

犬にいつもストレスを与えておいて、それで問題行動を修正しようとしても上手くいきません。

まず具体的な「なんでこうなったか」を嘘偽りなく知って、
自分の行動を省みてみましょう。

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おまけ

公園防衛軍・のんちゃんの見回り。

今日も公園は平和です。
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