「犬の気持ちに寄り添う」のやりがちな勘違い

   

こんにちは!

定期的に本を大量に買いたい衝動に駆られる犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

主に月初め。ここで金額をセーブ出来るかどうかがその月の金欠問題を左右する。読書はお金のかからない趣味とか多分ウソ。

さてわたしはよく、ブログで「犬の気持ちに寄り添う」という言葉を使います。

しかし、この「寄り添う」を誤解している人が多いような気がするのです。

確かに漠然としていて、人によって解釈も違います。ネットで検索しても、意味するところや説明は全く違ったりするのです。

命令に従わせ犬を服従させる訓練をしているトレーナーも、普通にこんな言葉を使うので、飼い主さんが勘違いするのも無理はないと思います。

そこで今回は、「犬の気持ちに寄り添う」のやりがちな勘違いと、本当の意味で寄り添うにはどうすればいいのかをお話します。

 

「寄り添う」のやりがちな勘違い

犬の気持ちに寄り添うと聞いて、飼い主さんがやりがちなことが、必要以上に犬をかまって声をかけてしまうことです。

ある飼い主さんは、不安でソワソワしている犬に対して、しょっちゅう気にかけて見つめたり、「大丈夫だよ、落ち着いて」と声をかけたり、体を撫でてやったりしていたそうです。

なるほど、と思いました。

気にかけて注目し、声をかけてそばにいて背中を撫でてあげるというのは、人間にとって「寄り添う」ということになるんです。

しかし、わたしが言う「犬の気持ちに寄り添う」とはこういうことではありません。

こんなにしょっちゅう気にされて見つめられ、かまわれていたら、犬は休まらない状態になってしまいます。犬にとっては不安な時に声をかけられたり、触られたりするのはうっとうしいことなのです。

不安がっている犬に対して「大丈夫だよ~」と高い声で言いながら、体をワシワシと撫でている飼い主さんをよく見かけますが、それってかえって犬を興奮させてしまうので、逆効果なんですよね。

かまわないでいてあげよう

もちろん、不安だったり辛かったりという犬の気持ちを理解してあげることは大切です。

じゃあその後どうしてあげればいいのかというと、かまわないでいてあげることです。

せめて「わかるよ、不安だね」と呟く程度にして、必要以上に見つめたり撫でたりはしません。

基本的に、犬には自分からはかまわないでいてあげましょう。

無視するのではなく、不安だったり怖かったりという犬の気持ちを汲んであげ、そっとしておいてあげるのです。

よく、犬を落ち着かせるために毛並みにそって背中を撫でましょうとか、胸を撫でてあげましょうとか言いますが、そんなことする必要はありません。間違っても犬をひっくり返して、落ち着くまで押さえ込むなんてことしないで下さい。

犬はやたら触られたり撫でられたりするのが基本嫌いなので、そっとしてあげるのが一番「寄り添う」ということになるのです。

 

本当の意味で「寄り添う」とは

犬の気持ちに寄り添うとは、その時その時に犬がどう思っているかをボディランゲージや表情から常に感じ取って、その思いに沿った行動をしてあげることです。

例えば散歩中だったら、他の犬やご近所さんにすれ違う時、うちのボーダーコリー(以下ボダ子)は舌をペロペロしながらさっさと通り過ぎようとします。脇道があればそっちによけたがります。

よその犬と仲良くさせるために挨拶させなければとか、ご近所さんに挨拶しなければとかいうのはおいといて、さっさと通り過ぎたいボダ子について行ってあげます。

興奮しやすいシェルティ(以下シェル太)のほうは、散歩中に「あ~かわいい~」とか言われたり撫でられたりすると、興奮して吠えてそれ以降ずっとグイグイ引っ張るようになって、まったり散歩が出来なくなってしまいます。

なので、人とは出来るだけすれ違わないように脇道にそれたり道の反対側によけたりします。

のんびり散歩をしている時は、犬は心からそれを楽しんでいるので、自分も一緒に楽しんであげます。スマホなんかいじったりせず、電源を切っておきましょう。

犬がチラッとこっちを見て目が合ったら、にこっと微笑んであげましょう。それだけで犬は飼い主も楽しんでいるのだとわかります。

人がワサワサと忙しなく動いているのが苦手な犬だったら、出来るだけそっとゆっくり動いてあげましょう。

大声を嫌がるなら小声で話し、抱っこを嫌がるなら人の都合で抱っこせず、チャイム音が苦手なら来客がチャイムを鳴らさずにすむ工夫をしましょう。

犬が隣でまったりしていたら、一緒にまったりしてその時間を楽しみましょう。

犬の気持ちを理解し、ある時は同じ気持ちになり、ある時はその気持ちに配慮してあげる。

これが本当の「犬の気持ちに寄り添う」ということです。

 - 犬との接し方, 犬とコミュニケーション