鹿児島のボーダーくんの一周忌です。
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
2018年3月20日から今日でまる1年たちました。
そうです。
このブログが始まった当初から読んでくださっている方は覚えて下さっているでしょうか。
「とあるボーダーコリーが殺処分された話」の記事で紹介した、飼い主判断で安楽死させられてしまった鹿児島のボーダーくんの一周忌なのです。
安楽死とは言いますが、わたしも、この件に関わった後輩も、これは「殺処分」だと思っています。
ボーダーくんはまだたったの1歳半。遊びたい盛りの男の子。
カウンセリング期間はたったの2か月にも満たずに、トレーニングを受けたのはたったの2、3回でした。
飼い主のちょっとした不注意から関係が徐々に崩れ始め、気づいた時には修復不可能なほどにすれ違い、人と見れば予備動作なしで飛び掛かって噛みつくような子になってしまっていました。
撫でることも、ブラッシングもシャンプーも出来なくなり、散歩にも行けず、いつしか同じ部屋にいることすら出来なくなってしまって、
庭の片隅に短い鎖で繋がれて、さらにその周りをフェンスで囲って閉じ込められていたボーダーくん。
ボーダーコリーとして生まれたのに、ボーダーコリーとしての魅力を何一つ愛されることはありませんでした。
飼い主都合で安楽死という名の殺処分をされて、たった一人逝ってしまいました。
あれから1年がたちました。
あの時のショックというか、衝撃というか、あの瞬間に感じたことは今でも鮮明に覚えています。
あれから何度も何度も、あの時何が出来たかを考えましたが、後悔ばかり深まります。
自分の行動力のなさや、危機感のなさや、自分があの時持っていなかったもののせいでボーダーくんが死んでしまったのだと思うと、
今でもどうしていいのかわからなくなります。
当時相談にのってくれていた、カウンセラーやってる学生時代の恩師に、
「わたしじゃなくて先生がはじめから相談にのっていれば違う結果になったんでしょうか」
と聞いたことがあります。
そしたら恩師は、
「俺がカウンセリングやってても同じ結果になったかもしれない」
もともと愛犬への愛情や関心が薄く、改善することを期待していないような飼い主のカウンセリングは難しいのだそうです。
しかも愛犬は手が付けられないガウガウ犬で、家族みんなから疎まれている。
遠回しに引き取って欲しいと言ってくるような飼い主は、カウンセリングを受けても気持ちは変わらないか、
カウンセリングを終える時には変わったふりをしているものの実は全く変わっていないということが多いのだと言っていました。
ましてや、わたしたちに「トレーニングは順調です」と言いながらその裏で何も告げずに安楽死という名の殺処分をしてしまうような飼い主であれば、
もし自分がカウンセリングをやっていても同じ結果だったかもしれない、と。
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あの飼い主夫婦は、自分たちが犬を1頭、殺したなんていう認識はないのだろうと思います。
保健所に連れて行って処分して下さいと言ったわけでもないし、自分たちが手を下したわけでもない。
でもね。
あんたたちは何の罪もない犬を1頭、確実に殺しているんだよ。
保健所に連れて行った人たちもそう。
ネットを見ていると、自分の都合で犬を飼っていられなくなったけど、保健所に連れて行くのはかわいそうだから動物病院で安楽死させてもらおうか考えている、
なんていう正気を疑うような書き込みを見たことがありますが、保健所だろうが動物病院だろうが、方法は違っても結果は変わらない。
あなたのせいで犬が1頭死ぬ。それだけ。
それだけだけど、その犬にとってみればそれが全て。
どんな気持ちなんだろう、ってよく考えます。
飼い主の都合で、勝手な理由で「いらない」と言われて、動物病院の冷たい手術台の上で薬を注射されて、死んでいくのって。
病気や怪我で、そうやってもこれ以上苦痛を取り除くことが出来なくて、手の施しようがないって場合は、安楽死を選ばなければならないこともあると思う。
でも何の病気もなくて、ただ自分の不注意で噛みつくようになってしまったとか、攻撃的になってしまったとか、そういう問題がなくても何らかの理由で飼えなくなってしまったからって、
安楽死で死なせてしまうことで解決するのってどうなんだろう。
何を思ってその手段を選ぶんでしょうか。
生きている次元が違うのか、わたしにはこの手の話は全く理解出来ないです。
何で犬と暮らそうと思ったの?
何で犬を1頭殺しておいて何の罰も受けないんでしょうか。
何で犬を1頭殺しておいて別の犬を飼うことが出来るんでしょうか。
書いててもう心が痛いです。
生きている間、赤い糸で繋がった相手と出会えなかった犬と人間って、虹の橋で出会うんですってね。
そして1人と1頭が生まれ変わった時、今度こそ出会えるのだそうです。
ボーダーくんも、らーちゃんも、その他人間に愛されることなく亡くなってしまったたくさんの犬たちも、生まれ変わったら今度こそ赤い糸で繋がれた運命の人に出会い、心から愛される喜びを知って欲しいです。
ボーダーくんもらーちゃんも、気が向いたらうちに来てくれてもいいからね。
うちに来なくても、どこかで会えたら嬉しいな。
まとまりのない文章になってしまいましたが、読んでくださってありがとうございました。
1頭でも多くの犬が、赤い糸で繋がった飼い主さんのもとで幸せになれることを願っています。
全ての犬たちの幸せを願って愛の1票をお願いします。
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