うちの子はキャリアです|ボーダーコリーの「CL症」について

こんにちは!

犬関連の本を新たに4冊も買ってしまって金欠気味の犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

今更ですが改めまして、わたしはボーダーコリーののんちゃんを飼っています。

以前、のんちゃんを交配に使わせて欲しいと言われたことがありました。

ブリーダーではなく、近所に住んでたオスのボーダーコリーの飼い主でした。

 

もちろん、断りました。

 

なぜならうちののんちゃんは、CL症のキャリアであることがわかってたから
す。

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CL症とは

セロイドリポフスチン症といい、ボーダーコリー特有の遺伝性疾患です。

CLのボーダーコリーは、細胞老廃物を分解する酵素をつくる遺伝子が欠けており、そのため細胞内に老廃物がたまって、やがて細胞が破裂してしまいます。

中でもNCL(神経細胞CL症)は脳細胞が破壊されていきます。

脳細胞は一度破壊されると再生不可能であり、しかもボーダーコリーはもともと脳を強化された犬種であるため、病気の進行は速いです。

海外から入ったボーダーコリーにこの病気の因子を一つだけ持つ個体がおり、そこから日本中に広まったとされています。

発症時期

生まれた時、CLの子犬は見た目にも異常はなく、正常な個体と同じようにすくすくと育つので、発症するまでCLだとはわかりません。

だいたい、生後1年から2年くらいの時期に発症します。

症状

はじめは人間でいう認知症のような症状が現れ、病気が進行するごとに、運動障害や視覚障害が現れます。

初期症状

  • 意味もなく走り回る
  • 徘徊する
  • 見慣れたものを怖がる、怯える
  • 触られることに過剰反応する
  • 急に咬む
  • いつまでも吠える
  • 急に凶暴になる
  • トイレを失敗する
  • 飼い主がわからない
  • 呼んでも反応がない
  • 異常に執着する

中期症状

  • ふらつく
  • 歩けない
  • ジャンプ出来ない
  • 立てない
  • 膝が曲がらない
  • 階段が上れない
  • 段差が乗り越えられない

末期症状

  • 物にぶつかる
  • 方向感覚を失う
  • 錯乱する
  • 音に敏感になる
  • 視力が落ちる
  • 失明する

クリア、キャリア、アフェクトについて

CLは、病気の因子を二つ持っていることで発症します。

病気の因子をいくつ持っているかによって、「クリア」「キャリア」「アフェクト」に分けられます。

クリア
病気の因子を持っていない。
発症もなく、交配にも使える個体。

キャリア
因子を一つだけ持っている。
発症はないが、交配には使ってはいけない個体。

アフェクト
因子を二つ持っている。
CLを発症し、交配にはもちろん使ってはいけない個体。

アフェクトが生まれる確率

クリア×クリア
生まれる子犬は100%クリアの個体です。
キャリアやアフェクトは生まれません。

クリア×キャリア
クリアが生まれる確率は50%、キャリアが生まれる確率も50%です。
アフェクトは生まれません。

クリア×アフェクト
子犬は100%キャリアです。
アフェクトは生まれませんが、クリアも生まれません。

キャリア×キャリア
25%の確率でアフェクトが生まれます。
クリアが生まれる確率は25%、キャリアが生まれる確率は50%です。

キャリア×アフェクト
50%の確率でアフェクトが生まれます。
キャリアが生まれる確率も50%です。

アフェクト×アフェクト
100%の確率でアフェクトが生まれ、子犬は全頭CLを発症します。

ご覧のように、片親がクリアであれば、片親がキャリアやアフェクトでも、子犬にアフェクトは生まれません。

そのため、ブリーダーは片親がクリアであればもう片親がキャリアでの繁殖は許可されています

うちのボダ子をお迎えする際、色んなブリーダーに問い合わせましたが、両親ともクリアで繁殖をしているというブリーダーは3つしかありませんでした。

さすがにアフェクトの固体を繁殖に使っているというブリーダーはいませんでしたが、父親がクリアで、母親はキャリアもしくは検査をしていないというブリーダーが多かったです。

 

何で??

 

って思いません?

だって、こんなことしてたらいつまでたってもCLはなくならないじゃないですか!!

確かにキャリアであれば発症はしないけど、病気の因子はなくならないんです。

だからわたしは、クリア同士でしか交配してはいけないと思うのです。

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治療法と予防法

CLは発症すると確実に死に至ります。

調べた限りでは「アフェクト」の個体は必ず発症するようです。

そのため治療法はありません。

予防法としては、アフェクトやキャリア同士の交配をやめさせる、もっと言うならばクリアとキャリアの交配も禁止にしてキャリアの個体を生み出さないようにすることです。

 

CLの検査方法

内頬用ブラシで口の中からDNAサンプルを採取するだけです。

血を抜いたりなど、犬に痛みを与えることはありません。

サンプルが正しく採取出来さえすれば、月齢は問わないそうです。

費用は、検査1回につきおよそ7,000円です。

詳しくは⇒「JCBHN CL DNAテストについて」をご覧下さい。

なお、血統書がない場合は検査が出来ないとのことです。

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最後に

うちののんちゃんは、のんちゃんたち兄弟を引き取ってくれた恩師が全頭検査してくれました。

6頭兄弟だったのですが、残念ながらその内の1頭がCLを発症し、2歳6ヶ月で亡くなりました。

残った兄弟も全頭キャリアでした。

なので、わたしを含め兄弟たちを引き取った飼い主に対する条件の一つが「繁殖には使わない」ことでした。

犬の遺伝病って人間の努力でなくすことが出来るものなんです。

例えキャリアであっても、クリアと繁殖させればアフェクトが生まれなくても、因子を持っているのであれば繁殖には使って欲しくないと思います。

わたしは毎日、のんちゃんと楽しく暮らしています。それものんちゃんが病気をせず遺伝性の疾患も持っていないからだと思っています。

今までたくさんのボーダーコリー、その飼い主さんと出会ってきましたが、CLで愛犬を亡くしたという人は意外にも多いのです。

これからボーダーコリーの子犬を飼うという人に、そんな悲しい思いをしてほしくありません。誰もまさか、愛犬が遺伝病で亡くなるなんて、想像はするでしょうが自分の身に降りかかるとは思ってもいないでしょう。

今、ボーダーコリーを飼ってる人が、これからボーダーコリーを飼う人が、CLなんてものに幸せを奪われないようになって欲しいと思います。

▼これを読めばボーダーコリー丸わかり!

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