【フード10粒】子犬を小さく育てたい!子犬のご飯を減らす身勝手な理由

小さく育てるためにフードは10粒だけ!?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

超小型犬を出来るだけ小さく育てるためのフード事情についてです。

「小さい子がいいのならフードの量を少なめにするといいですよ」

「この子はティーカップサイズなのでフードは規定量の半分でいいです」

ペットショップで小型犬を飼って、店員からこんなことを言われた、という飼い主さん、
あなたの周りにもいないでしょうか。

もしくは、自分がそう言われたという人もいるかもしれませんね。

ペットショップで働いていた頃、わたしは実際に生体を売ったことはないのですが、
「出来るだけ小さい子がいい」というお客さんに店員がこっそりこんな風に言っていたのを聞いていますし、
バックヤードでも、とりわけ体が小さい超小型犬の子犬はご飯の量が減らされるなんてことはザラにありました。
(こっそりわたしが増やしてましたが)

食べ盛り、育ち盛りの子犬に、大きく育って欲しいからとお腹いっぱい食べさせすぎてしまうならまだしも、
小さく育って欲しいからという人間の自分勝手で必要な量のご飯をあげないというのは、
これは人間の子どもだったら虐待になることではないでしょうか。

そこで今回は、小さく育てたいという人間の身勝手のためにご飯をもらえない子犬たちのことを、
わたしの実体験をもとにお話します。

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小さく育てるためにフードは10粒!?

先日、るーこのお散歩をしていた時、トイプードルを連れた女性の飼い主さんにお会いしました。

トイプーちゃんはまあ見事などすこいで、るーこより体は小さいのに体重はるーこと同じ7kg…
明らかに太りすぎ。BCS(ボディコンディションスコア)は肥満にあたる5を振り切ってるんじゃないかって感じでした。

飼い主さんもそれはわかっているらしく、るーこを見るなり、

「ほっそりしてて素敵ねえ~この子は太りすぎだっていつも獣医さんに言われちゃうの」

わかってるんなら痩せさせる努力をすればいいのに、と思いつつ、

「ダイエットしないんですか?」

と聞くと、そのトイプーちゃんの前に、2日間だけ一緒に暮らしたティーカッププードルの話をしてくれました。

2日で無くなったティーカッププードルの子犬

その飼い主さんは、3年前に地元のペットショップで生後6ヶ月で売れ残りのティーカッププードルを飼ったそうです。
*ティーカッププードルというのは正式に犬種として認められておらず、トイプードルの更に小さいサイズのプードルをそう呼びます。

体重1kgまでにおさめないといけないところ、1.3kgに成長してしまったため売れ残ってしまっていたとのことでした。

あまりに可哀想で購入を決めたそうなのですが、その時、店員から以下のような説明を受けたそうです。

この子はティーカップサイズでこれ以上大きくなってはいけないので、ご飯は指定のフードを10粒だけあげるようにして下さい

育ち盛りの子犬にフード10粒。
どんなフードであっても満足するはずもありません。
しかも指定されたフードは普通に小型犬用の小粒フードだったそうです。
これじゃあおやつにもなりません。

「え?!本当に?」と思いながらも、そんなものなのかと思い子犬を連れて帰ったそうですが、
今まで狭い展示スペースに閉じ込められていた子犬、広いリビングに出された途端嬉しそうにはしゃいで走り回り、
当たり前ですがご飯も10粒では満足せずに「もっとちょうだい!」とおねだりしてきたそうです。

お腹も全然ふくれていないし、飼い主さんも子犬にフード10粒しか与えないでいいわけがないと思い、
子犬の体重に見合う量を食べさせてあげました。

初めてのたくさんのご飯。
きっと、お腹いっぱい食べるのも子犬は初めてだったでしょう。

しかしその夜、急に苦しそうにし始めたかと思うと、病院に連れて行く前に亡くなってしまいました。

恐らく死因は、今までほとんどフードを食べなかった体に、急に大量のフードを食べたことによるショックではないかとのことでした。

「その子のことがあったから、食べられないっていうのが可哀想で、この子には何でも食べさせちゃうのよね」

だからといって昨日もソフトクリームまるまる一個あげたというのはまた話が別かと思いますが、
初めてお腹いっぱい食べた時の子犬の嬉しそうで満足そうな顔が忘れられないという飼い主さん。

気持ちがわかるような気がします。

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フード10粒の理由

ペットショップでほとんどご飯を食べさせてもらっていなかった子が、飼い主さん宅に連れ帰られて規定の量のご飯をもらい、
それが原因で亡くなるというのは何もこの話に限ったことではありません。

わたしが働いてたペットショップでは、恐らくこれが原因だろうと思われる連れ帰られてすぐに亡くなった超小型犬の子犬が何頭もいましたし、
ブログに相談して下さる飼い主さんの中にもこういった経験をされた方がいらっしゃいます。

この場合、一定の期間以内に飼い主の過失なく生体が亡くなった時に同じ種類・同程度の価格の生体と交換する、という生命保証は、
「店側が指定したフードの量を守らなかった飼い主が悪い」ということで適用はされません。

しかしもとはといえば、商品価値の高い体の小さい子犬を、更に小さく育てるために満足に食べさせていなかった店側が悪いのは一目瞭然です。

ではなぜ、店側は小さい子を更に小さく育てようとするのでしょうか。

これには、以前もお話しましたが日本人特有の「可愛いもの好き」に大きな問題があります。

「可愛いもの好き」の大きな問題

ペットショップでは子犬や子猫の「商品価値」としての期間が暗黙の内に定められています。

この時期までに売れないとその後、売れ残る確率が高くなる、というものです。

小型犬なら最大でも3ヶ月半、のんちゃんやるーこのような中型犬や、大型犬にもなるとどんなに遅くても3ヶ月。
それ以上過ぎてしまうと圧倒的に飼い主が決まりにくくなります。
特に大型の店舗だと、毎週のように新入荷で月齢が低く小さな子犬子猫がやって来て、その子と並べられて展示されれば、
お客さんは自然と小さくて月齢の小さい方に関心を持ちます。

「商品価値」としての期間を過ぎた子犬たちは、体が大きくなり、顔立ちも変わって中には毛の抜け替わりで貧毛になったりと、
人間が思う子犬としての可愛らしさがなくなってしまいます。

ペットショップで犬を買おうなんて思っている人は、多くがまだ体が小さい子犬らしい子犬を求めています。

なので、出来るだけ月齢も低く体が小さい子を飼おうとします。

また、日本人は犬も猫も、それが例え大型犬種であっても「小さい方がいい」という考えがあります。

オーストラリアに行った時現地のトレーナーから、
「日本の犬は小さすぎる。日本人は何でも小さくしてしまうけど、いきなり小さくされた犬たちに問題は起きないの?」
と言われたことがあります。

レトリバーなど大型犬種が飼いたいと言ってペットショップにやって来たのに、「20kg以上にはならない子がいいんですけど」とか言うような客には、
正直「それならその体重にならない犬種を飼えばいいしそんなこと言うようなやつに犬を飼う資格はない」と思ったものです。
そんなだからティーカップとか豆柴とか果ては小豆柴とか、よくわからん犬がもてはやされるようになるんでしょうね。
ああいう人間都合で小さくされてしまった犬たちを見ていると可哀想でなりません。

話が逸れましたが、日本のペットショップではいまだに「小さい子ほど売れる」というのが当たり前です。

そこで、体の小さい子犬は「商品」として価値のある期間を出来るだけ長くするために、
体を小さいままでいさせるためにご飯を減らされてしまうのです。

店員に罪悪感はないのか

「あんなにご飯を欲しがる子に10粒しかあげないなんて、店員に罪悪感はなかったのかしら」

愛犬と2日しか過ごせなかった飼い主さんが言っていました。

もちろん、罪悪感がある店員もいるかと思います。
店の方針、もっと言えば会社の方針で、仕方なくやっているという店員も多いです。

しかし、少なくともわたしが知っている罪悪感がある店員というのは見えないところでそういった子犬たちにこっそりご飯を食べさせていますし、
お客さんに説明する時も「10粒でいい」「規定量の半分でいい」なんてことは言いませんでした。

怖いのは、こういったことを罪悪感なく出来てしまう人たちです。

罪悪感がないというか、もはや体を小さくするためにご飯を減らすというのは当たり前のことで、
わたしたちとは認識や考え方が違うのです。
生きている次元が違うのではないかとさえ思うことがあります。

「だって売れない方が可哀想でしょ?」

わたしが働いてた店の店長はそんな風に言っていましたが、売れないのとご飯がもらえないの、
果たしてどっちが可哀想なんでしょうか

どっちもですよね。

 

回数が少なすぎるのも問題

十分な量のご飯が食べられないと、当たり前ですが必要な栄養も得られないので、子犬は栄養失調になります。

小さくするためにご飯をもらっていない子犬の多くは栄養失調になっています。

栄養失調というと鎖骨が浮き出て目が虚ろで…というイメージがあるかもしれません。

しかし、動物病院にやって来る栄養失調の子犬は、確かに鎖骨が浮き出てガリガリの激やせなのですが、
多くの場合とっても元気で食欲旺盛で、具合が悪いという理由で来院することはほとんどないそうです。
健康診断をしても全く問題がなく、飼い主さんにもとても可愛がられているそうです。

獣医さんいわく、
「量は適量なのかもしれないけれど(それでも10粒は少なすぎとのこと)、ショップやブリーダーが指示する回数が少ない」
とのことでした。

激やせの子犬の飼い主さんは多くが子犬の食事を「1日2回」と指示されているようです。

成犬ならそれで問題ないですが、子犬は胃袋などの消化器系がまだ未発達ですし、一度にたくさん食べられません。
それに、生きていくだけでなく成長するのにも必要な量を食べなければいけないので、1日に最低でも3回は必要になります。
小型犬であれば4回はあげた方がいいくらいです。

しかし、働きながら犬を飼う人が多くなり、昼間は仕事に行っていて1日に3回も4回もご飯をあげることが出来ないという飼い主さんがほとんど。
そういう人も取り込んで犬を買ってもらうために「ご飯は1日2回で大丈夫ですよ」と言うショップやブリーダーが多くいます。

確かに1日2回でも子犬は見た目には特に何事もなく成長していくかもしれません。

しかし、何も問題ないように見えてもガリガリで慢性的に栄養失調になってしまっている子や、
慢性低血糖になってしまっている子もいます。
低血糖は、ペットショップの子犬の死因で最も多いものです。

これも何度も言っていることですが、子犬を飼うのであれば最低でも1日3回、ご飯を食べさせてあげて下さい。
それが出来ないのであれば、子犬なんて飼ってはいけません

 

人間の都合でご飯を減らされる子犬たち

意図的に子犬の食事量や回数を減らす理由は、他にもこんなものがあります。

  1. たくさん食べさせるとお腹を壊して下痢をしやすいから。下痢されると後始末が大変。
  2. たくさん食べるとその分ウンチの回数が多くなるので部屋が汚れる。
  3. ある程度大きくなってしまった子を飼っても食事を減らせばあまり大きくならないかもしれない。
  4. 大型犬だから食費がかかって大変。量を減らせば食費もおさえられる。

3と4に対してはもはやお前何のためにその犬飼ったんだよって感じで、呆れ果ててものが言えませんが、
これも実際にあった理由です。

1と2は、飼い主さんだけでなくペットショップでも多くある理由。
子犬を小さく育てるため、というのと同じくらい、この理由で子犬たちのご飯が減らされています。
特に生体数の多い大型店舗なんかだと、生体数に対して店員の数が追いついていないことが多いので、
排泄の後始末の手間を可能な限り減らすためにご飯が少なくされています。

この理由を見て、あなたはどう思いますか?

いまだにこういった食事の与え方をしているペットショップはありますし、こういう飼い主さんもいまだにいます。

ペットショップからこのように指導を受け、何も疑わずにその通りにしてしまっている飼い主さんもいるのではないでしょうか。

子犬の内は、ある程度食べたがるだけ食べさせても肥満になるということはありません。
もちろん限度というのはありますが、食べる量は子犬に決めさせてもいいのです。

人間でも子どものうちは食べても食べてもガリガリだったけど、大人になってその1/3の量しか食べていないのに太っている、
というような人はいらっしゃるでしょう。
それと同じです。

うちの場合、のんちゃんはもともとあまり食べない子だったのでむしろあの手この手で食べさせていたのですが、
るーこは本当に何も問題なく食べる子で、規定量以上食べても全く太らずにむしろ「痩せすぎ」と獣医さんから注意されるような子でした。
食べて食べて一時はどすこいになりましたが、成長した今は当時の半分くらいの量になり体重も標準です。

犬の食事に関して、正しい指導をしてくれるショップやブリーダーももちろんいます。
しかし、全国展開しているショップでもいまだに「小さくするため」に食事の量を減らすのは当たり前ですし、
小さい子がいいというお客に対して同じように指導しています。
ブリーダーからカニンヘンダックスを飼ったという飼い主さんは、そこのブリーダーに食事の量を少なくするよう言われたそうです。

子犬の食事というのは、子犬の成長と健康のために何よりも大事なものです。

人間都合で量や回数を減らしたりしていいものではありません

ましてや小さい子がいいだとか、ウンチの後始末が大変だとかの理由で減らすなんて有り得ないことです。
食費については飼う前にきちんと計算しておくべきものですし、食費をおさえるために量を減らすなら犬なんて飼ってはいけません。

10粒しかフードをもらえていなかった子のように、それが原因で亡くなってしまう子はいまだにいます。
むしろ今の犬の現状を考えると増えているのではないでしょうか。

子犬に限らず、犬にとっての食事について、飼い主さん一人一人にきちんと考えて欲しいと思うのです。

それはわたしたち人間にとっての食事の大切さと変わらないはずです。

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おまけ

今日、我が家地方は初雪でした。

といってもうっすら積もっただけで、昼には溶けていましたが。

それでも朝晩は冷え込むし、室温がマイナスになっててストーブつける時に室温計測不能になるくらい寒かったのですが。

そうなると犬と人間の座布団・クッションの奪い合いが始まります。
特にわたしの部屋なんてわたし用の座布団一個しかないから、わたしと犬2頭との奪い合い。

賢いのんちゃんはベッドで寝るので、実質わたしとるーこで一つを譲り合って使うことになるのですが、
なぜかわたしのお尻半分が徐々に冷たくなります。

なぜならるーこが2/3以上を独り占めするから。

ジワジワと占領範囲を広めていって、気づけばわたしのお尻がはみ出てる。寒い。冷たい。

譲り合いの精神って大事だよ!!
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