「ペットショップで買う」よりも大変!保護犬を迎える前に検討すべきこと

保護犬を迎えるのはペットショップよりも大変?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、保護犬を迎えるということについてです。

わたしの学生時代の恩師や、先輩には、犬の保護活動に何かしらの形で携わっている人が多くいます。

恩師の一人は保護犬シェルターを運営しているし、一番仲の良かった先輩は保護団体で活動しています。

わたしも千葉に住んでいた頃は時々、手伝いに行っていました。

先日、シェルターを運営している恩師と電話で話したのですが、その時に、

「保護犬を安易に迎えようとしていたり、無料で犬がもらえると勘違いしている人が多くなってきて困る」

と言っていました。

これは、保護団体で活動している先輩もよく言っていることです。

恩師が運営しているシェルターでは、保護している犬の写真をサイトに掲載して里親希望者を募り、里親希望の人はメールで問い合わせをするようになっています。
問い合わせがあった人に対しては、飼育環境やライフスタイルなどの10項目くらいのアンケートを送り、まずはそれに答えてもらうようになっているのですが、アンケートを送った時点でその後の連絡がなくなるケースが多いのだそうです。

また、アンケートを記入して返してくれた人でも、譲渡前に講習を受けてもらう必要があると、音信不通になることが多いのだとか。

先輩が活動している保護団体でも、譲渡会をしたその場で犬を譲渡するということはやっておらず、面談を何回か行い、講習も受ける必要があると伝えると「じゃあいいです」と辞退する人も多いそうです。

これはとっても残念なことです。

同時に、どれだけ安易な気持ちで保護犬を飼おうとしている人が多いかがわかります。

保護犬を迎えようとすること自体はとてもいいことなのですが、その前に検討すべきこと、最低限知っておくべきことはたくさんあります。

無料で犬がもらえると勘違いしているような人も少なくありません。

そこで今回は、保護犬を迎える前に絶対に知っておいて欲しいこと、検討すべきことをお話します。

犬を飼う予定で保護犬を選択肢に入れているという方、ぜひ読んでみて下さい。

 

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保護犬を迎える前に検討すべきこと

最近では、保健所や愛護センターなどに収容されて、愛護団体や個人が引き出してきた保護犬を家族として迎える人が増えてきました。

ペットショップでもブリーダーでも、お金を出して犬を買うのではなく、保護犬を引き取って欲しいと思います。

なので、保護犬を迎えるということ自体はとてもいいことです。

しかし中には、無料で純血種が手に入ると勘違いしているような人もいます。

「ペットショップで買った」と言うよりも、「保護犬を迎えた」と言った方が聞こえが良いからと、それだけの理由で保護犬を迎えようとする人もいました。

恩師は、「保護犬を迎えるのはペットショップで子犬を買うよりも大変」だと言います。

安易に保護犬を迎える前に、検討すべきことはたくさんあるのです。

犬を飼える環境かどうか?

まずは、自分が犬を飼える環境かどうかを考えましょう。

これは何も保護犬に限ったことではありません。

6時間を超えるような留守番は犬にストレスをかけるので、留守にすることが多い人やフルタイムで働いている人はそもそも犬を飼うこと自体おすすめしません。

特に保護犬の場合は、飼い主と環境が何度も変わることでストレスがかかり、とても不安が強いのです。

分離ストレス行動が出やすいので、そういう犬に対して長時間の留守番は厳しすぎます。

不安から吠えやすくなるので、集合住宅や住宅密集地には向かないし、郊外ののんびりした場所の方がいいです。

虐待され捨てられたといった犬に限らず、保護犬というのは何かしら心に傷を負っています。
長期的なケアが必要になることもあります。

そんな犬を1日中、ひとりぼっちで留守番させるべきではありません。

保護犬が育った環境は?

保護犬がこれまでどんな環境で育ったかということも、重要なポイントになります。

都会育ちか、田舎育ちかというのは、収容されていた施設や保護団体の場所からある程度予想はつきます。

都会暮らしだった犬が田舎で暮らすようになるというのはまだストレスは少ないですが、田舎育ちの犬が都会で暮らす人に迎えられるとなると、犬は環境に適応するのに時間がかかり、環境変化によるストレスも大きくなります。
犬によっては適応できない場合もあります。

庭で放し飼いされていたような犬が、いきなり狭い室内で暮らるとか、田んぼのあぜ道を散歩していたような犬がコンクリートジャングルを歩かなければいけなくなるというのは、ストレスがかかるだろうことは容易に想像出来ます。

中型犬以上の犬はもちろんのこと、小型犬であっても、庭があって自由運動が出来た方がいいのです。

それまでずっと外飼いだったという犬をいきなり室内飼いにするというのも大変です。
囲まれた庭があって、室内と自由に行き来出来る状況であればまだ良いですが、室内に慣れていない犬をいきなり完全室内飼いにするのは、犬にも人にもストレスです。
》「外飼い」か「室内飼い」か?重要なのは犬に自由に選んでもらうこと

保護犬がそれまで暮らしていた環境と、自分の生活環境があまりにもかけ離れている場合は、お迎えするのはやめておいた方がいいです。

自分で手に負える犬か?

お迎えしようとする保護犬が、自分の手に負える犬であるかどうかはとっても重要です。

神経質な犬は、家族の人数が多かったり幼い子どもがいるとなかなか環境に慣れず、犬も人もお互いストレスになります。

もしあなたが高齢なのだとすれば、活発で若い大型犬はとても無理でしょう。

正確についても、おっとりしている方がいいのか、活発な方が嬉しいのか、自分の性格やライフスタイルに照らし合わせて、よく考えてみましょう。

先住犬がいる場合は、その子との相性も重要です。
特に、先住犬に吠えなどの問題行動がある時は、保護犬にも問題行動が出てきてしまいます。

例えば多頭飼育でひどく吠える犬を飼っていたりすると、そこでお迎えした保護犬もやたら吠えるようになり、それがストレスのもとになって次に来た犬も同じように吠えるようになり…と連鎖していくのです。

逆に新しく来た犬が吠える犬で、先住犬も吠えるようになってしまったというケースもあります。

言い換えれば、今飼っている犬の問題行動をなおすことが出来ないのであれば、保護犬に限らず新しく犬を迎えるべきではないのです。
》多頭飼育崩壊の原因「かわいそうだから」で犬猫を彦取るリスク

お迎えしようと思う保護犬がどんな性格か、どんな問題があるのか、良いことも悪いことも自分から詳しく聞くようにしましょう。

そして、自分では手に負えないなと思ったら無理にお迎えするべきではありません。

わたしが良く見ている番組「猫ヘルパー 猫のしつけ教えます」で、身体的ハンデのある保護猫を迎えるかどうするか、悩みに悩んで「わたしでは手に負えないから」と断った女性がいました。

「自分では手に負えない」「お世話がちゃんと出来ない」と自覚し、断ることはとても勇気あることだと思います。

無理にお迎えしても、幸せになるどころかお互い不幸になるだけかもしれません。

なので、自分でちゃんとお世話が出来るかどうかきちんと考えることはとても大事なことです。

 

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自分で「マッチング」しよう

犬と飼い主のマッチングを、譲渡する側もされる側も、もっと意識すべきです。

愛護団体がなるべく早く、1頭でも多く譲渡しようとするのはわかりますが、なんでこの犬をこの家庭に譲渡したのだろうと驚くようなケースも多いのです。

犬も飼い主も幸せになれるように、もっときめ細かいサポートが必要ですが、残念ながらそういったサポートをしていない団体も多いのです。

なので、自分自身で保護犬との「マッチング」をし、この子は自分のライフスタイルで飼える子かどうかをきちんと考えましょう。

 

保護犬を迎えるのは大変

実は、のんちゃんも分類的には「保護犬」になるそうです。

保健所行きになりかけたところを保護され、里親を募集していた子だったので、何だかそんな意識はわたしには全くなかったのですが、そう考えると保護犬ですよね。

保護犬を迎えるというのは、予想以上に大変なことです。

保護犬を迎えた方のブログを読んでいても、楽しいことや嬉しいことなど良い面を強調して書いているので、何となく気軽にお迎え出来てしまいそうなイメージもあるかもしれません。

しかし、そうやってブログに書いている人たちだって、お迎えした当初はとても大変だっただろうし、悩んだり色々工夫して今の生活があるのだと思います。

保護犬というのは、決して無料で純血種をもらえるというものではありません。
「ペットショップで買ったと言うより聞こえがいいから」なんていう理由でお迎えしていいものでもありません。

保護犬というのは、多くが何等かの理由で、一度もとの飼い主さんと離れなければいけなかった子たちです。

その子たちが、二度と飼い主と離れなくてもいいように、生涯責任をもって一緒に暮らしていく責任が、里親にはあるのです。

その責任を負う覚悟がありますか。

これから、保護犬に限らず、犬を迎えようと思っている人は、犬についてよく勉強し、見た目や大きさだけでなく、その犬の性格までよく理解した上で、迎えるかどうするかを決断しましょう。

 

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おまけ

最近、夜にストレッチを毎日やってます。

腰痛・肩こり解消、O脚を直す、バストアップなどなど。あとは腹筋。

やり始めたら、体の痛みがあちこちなくなってきて、とっても快適♪

特に肩こりは、揉んでもらうとまだ固いと言われるんだけど、首から背中全体がつっぱるような痛みはなくなりました。

毎日エクササイズ頑張ってるわたしをいつも邪魔しにくるるーこ。

隙間大好きなので、開脚してるとその脚の間に挟まってきます。
可愛いけどとっても邪魔。

おまけに昨日は口がニンニク臭かった。。。

テーブルにおいてあった父のつまみ用の豚肉(ニンニク醤油和え)をこっそりつまみ食いしたのでした。

朝になってもまだ臭いんだけど…その口でチューされるのやだなw

3 Comments

サト

毎回興味深く拝読させてもらっています。

私の勘違いかもしれませんが、保護犬を引き取るって何か「通な人の中での流行りのファッション」になっているような気がして仕方ありません。

ヤフーで犬のトピックがあると、やたらと「私、保護犬を飼ってるんです」自慢があふれかえるし、そういう人達が「ペットショップで犬を買うなんて人としてクズ」とショップの犬の飼い主を見下したりする風潮って健全な気がしません。

もちろん、保護犬を引き取るのは間違いなく立派な行為です。けど「保護犬を引き取る私って素敵! わかってる人だわ!」という自己満足の道具にされたら犬もたまったもんじゃないなあ、と思うのはひねくれすぎですかね?

それと疑問なのが保護団体の「犬を譲渡する基準」です。「単身者には譲りません」という団体が結構あるようですが、今や東京都民の約半数、大阪なら約四割が単身ですし、十年後には全都道府県で単身者の割合が三割を超えるという統計が発表されています。

既婚と単身では、単身の方が犬を捨てる割合が有意に高いという統計があるのなら納得するしかないですが、既婚なら信頼できるというのは単なる思い込みじゃないのかと思います。いずれ日本人の半分近くが単身者になってしまうのにそれでいいのか? と疑問が湧きます。

例えば息子が有名私立高校に進学したり、娘がお金のかかる習い事をしたいといった時に、出費の増大に応じて収入が増えるわけじゃありません。そんな時に「犬にこれだけお金がかかるんだから、あなたは夢をあきらめなさい」と子供に言う親は存在しないでしょう。それに、父親がリストラされることだって別に不思議ではありません。そうなるとしわ寄せはどこにかかるのか、という問題があるのでは?

可処分所得をどうとでもできる単身者の方が、いざという時には頼りになるんじゃないだろうか、という視点も持っていいのではないでしょうか。それでも最低限「その人を見る」というのはどんな場合でも基本だとは思いますが。

生体販売は適法な商行為ですし、人間の子供の数を犬の数が上回っているとさえいわれる現状では、保護はこれからも必要となる活動ですが、もう少し視野を広く持っていただければ、少しは救われる犬の数も増えるんじゃないだろうか、と思うのですがいかがでしょうか?

返信する
瀧沢かいるー

サトさま

コメントありがとうございます。

そうですよね。わたしもまさに同じことがずっと気になっています。

保護犬を引き取って里親になることは決して悪いことではないし、むしろ良いことであるのに変わりはないのですが。
それが自分の自己顕示欲とか、承認欲求を満たすためだったりすると、アクセサリー感覚で犬を飼うのと何も変わらないのではないかと思ってしまいます。
保護活動に関わっている先輩から、そういう感覚で保護犬を引き取って、自分では手に負えないとあっさり返しに来るような人もいると聞きました。
保護犬であっても、ペットショップで買ったのであっても、どんな犬でも自分の判断で家族になったのなら、最後まで面倒見て看取った人が一番偉いのだと思います。
自己満足の道具にされる犬猫たちは、そりゃたまったもんじゃないでしょうね。

保護犬の譲渡条件に「単身者はお断り」というのはいまだに多いですよね。
金銭的問題とか、引っ越しとか、結婚などによる環境の変化を危惧してのことといいますが、そういった問題ってなにも単身者に限ったことではありません。
家族で暮らしていても十分起こり得る問題なんですよね。
おっしゃる通り、金銭的問題で手放される犬というのは単身者よりも家族暮らしの場合の方が多いんです。
お子さんの進学でお金がかかる、家族の病気や介護でお金がかか…そんな理由であっさり犬を手放す親がいるというので、そんな親が平気な顔して子どもを育ててるんだから日本は大丈夫なのかと思ってしまいます。
わたしが知る限りですが、案外、単身者で犬を飼おうという人の方が、働けなくなったり、自分が病気になった時の犬の処遇をしっかり考えている人が多いと感じます。
仕事を辞めても引っ越しても結婚しても犬だけは絶対に手放さない!という覚悟の人が多いです。

最近では単身者でも譲渡するという団体も増えて来てはいますが、まだまだ数は少ないです。
アクセサリー感覚ではなく、本当に保護犬を引き取って里親になり、一緒に暮らしたいと思っている単身者もいます。
わたしものんちゃんを引き取る前に、いくつか愛護団体に問い合わせたのですが、やはり単身者という理由で断られました。
単身者か家族暮らしかと区別せずに、その人が本当に「犬を飼ってもいい人かどうか」をしっかり判断して欲しいなと思います。

返信する
サト

ご丁寧な返答ありがとうございます。

保護犬の問題ってネットに噴出する「正論」だけ威勢よくて、その割に現実に沿っていなくてなんだかモヤモヤしていたのですが、すっきりする見解を得られたと思います。

かいるーさんの今後のご活躍も期待しております。

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