犬の「繁殖」に関心を持とう~前編~

犬の「繁殖」にもっと関心を持って下さい。

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

昨日、犬たちのハーネスを洗いました。

山に行ったり公園に行ったりして、泥んこになるので定期的に洗うのですが、
茶色く汚れてるのはわかるんだけど白い粉がついてたのは、あれ何なんだろう…

特にのんちゃんのハーネスに白い粉がたくさんついてて…

あれかな。
汗で塩吹いたとか、そんなんでしょうか。笑

犬たちも暑いんでしょうね。

ここ最近、我が家地域は涼しくてクーラーつけないでも大丈夫なくらいです。
犬たちもそれぞれ涼しい場所で、ハアハアすることなく寝てくれてます。

このまま夏が過ぎてくれればな~と思うんですけどね。
またあの気が狂いそうな暑さが戻って来るそうです。

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以前の記事で、犬の「犬種標準」や「遺伝病」について触れました。
▼以前の記事
「犬種標準」がどれだけ犬を苦しめているかご存じですか?
「遺伝病」は当たり前?

で、少し前に、イギリスBBC制作の番組「犬たちの悲鳴~ブリーディングが引き起こす遺伝病」を見ました。

ここでは近親交配に問題があることに触れており、近親交配の程度を調べるツールが開発されたにも関わらず、
なかなか規制が進まない現実を紹介しています。

イギリスではこの番組放送後に一般飼い主たちから批判が巻き起こり、
犬の近親交配が禁止になったと言うのですからものすごい進歩です。

しかし、そんな問題意識など全くない、何の規制もされていない日本では、
恐ろしい事態が進行していることが容易に想像出来ます。

この番組で取り上げられているキャバリアやボクサーだけでなく、
あらゆる「純血種」で近親交配が行われており、数多くの遺伝病がいまもなお確認されているので、
是非、他人事とは思わずに近親交配と遺伝病について知って欲しいと思います。

 

「遺伝病」を認めないケンネルクラブ

番組冒頭では、純血種の多くの犬たちに遺伝性疾患が増えているということが指摘されています。

しかし、純血種を守る役割を担っているはずのイギリスケンネルクラブは、
「これらの犬種は大多数が健康である」として、遺伝病が広まっていることを認めようとはしません。

制作者であるイギリスBBC側は、2年間にわたる調査を行い、ケンネルクラブの言い分が
まやかしにすぎないということを暴いていくのです。

イギリスの当時の状況はひどいものでしたが、日本の現状はそれを上回るものでしょう。
こんな番組を公営放送局が制作することがまずないだろうということも残念です。

増え続ける犬の遺伝病

犬の遺伝病は約500種類もあり、羅患率は人間よりもはるかに高いのです。

ラブラドールは関節と目の病気、スプリンガースパニエルは酵素欠乏症、
ゴールデンは発ガン率が高いですし、ウェスティはアレルギー、
ボクサーは心臓病、脳腫瘍、ガン、てんかんとオンパレードです。

遺伝学者はその原因を近親交配にあると言います。

犬の健康という観点からして、言語道断の繁殖が行われている」のです。

親子、兄弟での繁殖はもちろんのこと、いとこ同士の繁殖も重大な問題を引き起こします。

実際、雑種の方が健康で長生きするという研究データもあります。

純血種を維持するには当然ながら同じ犬種の中で交配するしかなく、
その結果近親交配が非常に多くなっているのです。

さらに、外見上の「望ましい形質」を定着させるために、きわめて肉親間の交配を行うことが多くあります。
わたしは学生時代、これを当然のこととして講師から教わりました。

その代償が遺伝病なのです。

犬ではよく行われる父親と娘や孫との間の繁殖は、人間で常識的に考えたら
あまりに気持ち悪くて吐き気がするものです。

ところが自身もボーダーテリアのブリーダーで、2008年当時のイギリスケンネルクラブ会長は、
親兄弟での交配は行ったことはないが、祖父と孫との交配は行ったことがあると言います。

こうした近親交配は、犬の免疫系に深刻な打撃を与えるので、感染症への抵抗力が低下します。

ブリーダーが近親交配を続ける限り、犬たちは苦しみ続けるのだという遺伝子学者の言葉は重いのです。

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近親交配により遺伝子プールが狭くなる

近親交配のせいで、遺伝子の多様性がなくなっていることもわかってきました。

科学者から純血種における遺伝子の問題が指摘されているにも関わらず、
ケンネルクラブは「犬たちは健康だ」と断言します。

イギリスでは近親交配が進みすぎて、遺伝子プールが狭くなったパグが危機に瀕しています。

とあるパグは膝蓋骨が外れやすく、胃は裂孔ヘルニアで、軟口蓋過長で、鼻腔が狭すぎて呼吸困難、
下まぶたが長すぎて眼球をこすってしまい、脊椎は湾曲しています。

遺伝性疾患のオンパレードですが、チャンピオン犬の直子ということで、
飼い主はこの犬に12万ものお金を払いました。

日本の犬の価格と比べると安いと思われるかもしれませんが、生活するのに困難を来すような犬に、
12万も払ったのです。

 

番組のおかげで近親交配禁止に!日本の現状は?

ケンネルクラブは検査を義務づけるとブリーダーが嫌がるから行わないと言います。
獣医師会会長もそれを支持しているというのですからあきれるを通り越して悲しくなってきます。

さきほどお話した犬たちが抱える数多の遺伝病に対しても、ブリーダーたちはそれが遺伝性疾患であるとは認めず、
ケンネルクラブもその犬種たちの間で遺伝病が増えていることを認めようとしないのです。

この番組が放送されたことによって、ケンネルクラブやブリーダーへの批判が巻き起こり、
その結果イギリスでは近親交配は禁止する運びとなりました。

少し前進したことに希望が見いだせますし、何よりこの番組を制作してくれたBBCに感謝をしたいものです。

イギリスではこのように、犬種標準に固執するブリーダーやケンネルクラブがあり、
それを批判して行動を起こす個人や獣医師、動物福祉団体などが存在するのですが、
それでもこんな状況です。

それに比べて、日本などうでしょうか。

想像を絶する恐ろしさではないでしょうか。

そもそも、以前の記事でもお話したようにブリーダーというのは単なる登録制で、
何の審査もなく誰でもなれるものです。

届け出ればわたしでも犬を繁殖して売ることが出来るのです。

ドッグショーはイギリスほど盛んではないので、問題である「犬種標準」でさえ無視されるのです。

その結果、スタンダードとは似ても似つかない犬が血統書付きで売られるのです。

わたしが学生時代担当していたダルメシアンは半垂れ耳に巻き尾という見た目だったので、
はじめは雑種だと思っていたのですが飼い主さんに聞くと純血のダルメシアンだと言い、
血統書も見せてもらったので驚いたことがあります。

遺伝病の種類は500種もあるというのに、検査などやっているブリーダーはほとんどなく、
自分自身で問い合わせをしてみたブリーダーは全員が、
「何か異常が見られない限り検査はしていない」という返答でした。
遺伝病というのは目で見てわからないものも多くあるというのに。

そもそも、検査が義務づけられている犬種はたった2つしかないのですからそれも問題です。

そればかりでなく、獣医も大して変わりません。

小型犬に多い膝蓋骨脱臼や頭の泉門を、「小型犬はそんなもんだ」と言う獣医は多くいます。
そんな病院には二度と行かない。

またペットショップも、店で売る子に何らかの遺伝性疾患があっても、
それを「あって当たり前」で話すのです。

これらは近親交配によって起こるものです。

こういう遺伝病を抱えた犬がたくさんいることを「そんなもんだ」と言うような
獣医師やペットショップは、すでに常軌を逸していると言えます。

純血種の飼い主は、自分の犬が遺伝病を持ってるのに、獣医師やペットショップ、ブリーダーに毒されて、
当たり前だと思っている人、もしくは気づいていない人が多いのです。

一度教えてあげたことがあるのですが、そしたら「うちの犬が障害があるって言うの?」
とめっちゃ怒られました。

障害犬を差別しながら、一方で障害犬をたくさん作りだしているシステムを支持しているのは、
何だか矛盾しているような気がします。

これを読んで下さっているあなたにも、純血種を作り出すということが、
どれだけ犬を苦しめているのかと言うことを、自分自身でしっかりと考えていただきたいのです。

明日も、この続きをお話したいと思います。

▼合わせて読みたい
「犬種標準」がどれだけ犬を苦しめているかご存じですか?
「遺伝病」は当たり前?

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おまけ

朝散歩、少し早めに行くといい風が吹きます。

目を細めて気持ちよさそうだね♪
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