動物の気持ちを理解するにはどうすればいい?
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今回は、犬の気持ちを理解してくれない獣医さんについて。
前回の記事で、「獣医師が動物の専門家」というのは大きな勘違いというのをお話しました。
その理由の一つとして、獣医師の多くは犬の気持ちを理解してくれない、
ということもお話しました。
あなたも愛犬を病院に連れて行った時、獣医さんに対して、
何でこの人はうちの子が嫌がっているのをわかってくれないんだろう?と思ったことはありませんか?
わたしはしょっちゅうあります。
獣医さんに限らず、少なからず犬について知識があり、カーミングシグナルというものを知っている人たちが、
なぜ犬の気持ちを理解することが出来ないのでしょうか?
わたしは、犬の顔色を見ていないからだ、と考えています。
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犬の気持ちを理解しない獣医さん
前回の記事に登場した友人から、記事の投稿の後に連絡があり、そういえばこんなことがあったと、
動物病院で起こった出来事を話してくれました。
友人の愛犬であるダックスちゃんは保護犬なのですが、保護をしてしばらくたち、
リハビリもだいぶ進んだという頃に、健康診断で初めて行く病院に行った時のことです。
そこの獣医師が、カルテを見ている間、ダックスちゃんのお腹の毛を指でからめてもてあそびながらむしっていたというのです。
無意識にペンや何かをもてあそぶような感じでやっていたとのことですが、友人は一瞬目を疑ったとのこと。
わたしも目の前でそんなことをやられたら二度見しそうです。
ダックスちゃんはただでさえ、保護された当初から触られるのが苦手だというのに、
初めての病院で、初めて会う人に診察されるのをじっと我慢しているのです。
「やめてください」と言おうとしたところでやめてくれたので、その場は良かったのですが、
少しもたたない内に今度はダックスちゃんの顔を両手ではさんで正面からのぞきこみ、
体中あちこちベタベタ触り始めたというのです。
「この子、保護犬で今リハビリ中なので、触るのやめて下さい」と今度こそ言うと、
「でも逃げようとしていないし、噛もうともしていないから大丈夫、嫌がってないよ」などと言う。
友人もさすがにイラッとして「我慢してるってわからないんですか?」と強めに言うと、
むっとした顔をしたとのことです。
どう考えても患者への配慮を欠いた、犬に対して失礼な対応です。
動物病院に来る犬や猫、動物たちは様々な事情を抱えています。
人に触られるのが苦手な子や、病院や獣医師がトラウマになってしまっている子もいるでしょう。
なぜ、そういった個々の事情に配慮した対応をしてあげられないのでしょうか?
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知識はあるのに気持ちはわからない?
ダックスちゃんは体を硬直させ、舌をペロッとしたりなどカーミングシグナルを出しながら、
じっと耐えていました。
友人が「カーミングシグナルって知ってますか?」と聞くと、
「もちろん知っている」と馬鹿にするなとでも言いたげだったそうです。
獣医さんに限らず、トレーナーやトリマーなど、犬の知識があるにも関わらず、
犬に対して雑な扱いをしたり、失礼な対応をする人というのは多くいます。
カーミングシグナルというものや、その意味をある程度知っているのに、
なぜか彼らは犬の気持ちというのがわからないのです。
なぜならこういった人たちは、犬の顔色というものを見ていないのです。
犬の顔色をうかがおう
この友人は犬の表情の変化がよくわかり、そこから犬の気持ちを汲み取るのがとっても上手な人です。
以前、のんちゃんが足の裏をしきりに舐めているので、かゆいのか、怪我でもしてるのかと気になって、
わたしがじっと見つめていると、それに気づいたのんちゃんが顔を上げてじっと見つめ返してきたことがありました。
すると、それを見た友人が「あ、のんちゃん、何見てるのよ?って怒ってる~」と教えてくれました。
この友人も、以前はカーミングシグナルの知識があっても、犬の気持ちがまったくわからなかったそうです。
おやつを使って、トレーナーに言われた通り、オスワリやフセ、マテ、コイなどを教えて、
競技会のテストに合格しようと躍起になっていた時には、犬の気持ちが全く理解出来なかったと言います。
「こうしなきゃダメだ」とか「これをさせなきゃ犬がわがままになる」とかそんなことばかり気にして、
犬の気持ちを自分の都合のいいように解釈し、無視しているも同然だったと。
しかし、そういうことを一切やめて、犬をよく見るようにした。
彼女いわく、「犬の顔色をうかがうようになった」とのこと。
そうすると、だんだん犬の本当の気持ちが理解出来るようになったそうです。
今までこれをやるのを嫌がってたんだなとか、本当はこれを怖がってたんだな、とかがわかるようになったそうです。
トレーニングをしていた時は、自分の都合で犬に接していたので、犬の顔色なんてうかがうことはなかったそうです。
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いかに機嫌良く過ごしてもらえるか考えよう
犬の顔色をうかがう、と言うと、犬に対して下手に出て、常にご機嫌取りをする、
といったように思われる方もいるでしょう。
しかし、あなたは友人と過ごす時、常に顔色をうかがっていませんか?
自分がちょっと気に障るようなことを言った時、相手の顔に微妙な変化が見られたら謝ることはしませんか?
これを言ったら、これをやったら友人が嫌な気分になるだろうと気を遣うことはありませんか?
相手の顔色をうかがうというのは、わたしたちが常に、無意識にやっていることです。
それを犬相手にもやってあげればいいだけなのですが、なぜか、犬相手だととたんに出来なくなってしまうのです。
確かに犬の表情は人と違いますが、カーミングシグナルというわかりやすく説明してくれているものがありますし、
今ではネットや本で簡単に調べることが出来るのです。
知識として知っているという人は多いですが、活用しなければ宝の持ち腐れです。
獣医師も、トレーナーもトリマーも、犬の知識はありますがそれを活用しないのです。
もっと活用し、もっと勉強し、犬の顔色をうかがって、犬の気持ちを理解出来るよう努めるべきです。
どうやったら機嫌良く過ごしてくれるかと追求すると、自然と顔色をうかがうようになります。
ちょっと機嫌良く過ごしてくれると嬉しくなって、ますます顔色をうかがい、気を遣うようになるのです。
そういうことを繰り返している内に、お犬様から友達として接してもらえるようになるのです。
こっちが気を遣ってやるんだから、犬だって人間相手に気を遣うべきだという声が聞こえてきそうですが、
犬はもう十分、わたしたちに気を遣い、顔色をうかがってくれていることをお忘れなく。
♪おまけ
夜が寒くて、とうとうベッドにホットカーペットを入れるようになりました。
朝も起きるのが辛い。
ベッドから出て、着替えて、散歩に行ってしまえば暖かくなるんだけど、
ベッドから出るまでが辛いです…
まあ最終的にのんちゃんに布団剥がされて起こされるんですけど。
冬場の濡れた犬の鼻って凶器ですよね。
そんなのんちゃん、夜、ホットカーペットのスイッチを入れるとベッドに張り付いて離れない。
おかげで寝る時に良い具合にベッドがあったまってます。
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