何がどう違う?誤解しやすい「カーミングシグナルの種類」について学ぼう

カーミングシグナルの違いを学ぼう!

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、カーミングシグナルの種類についてお話します。

カーミングシグナルには、緊張した時に自分を落ち着かせるために出す(もしくは自然と出てしまう)シグナルと、興奮したり緊張している相手を落ち着かせるために出すシグナルがあります。

YouTubeなどでカーミングシグナルの解説動画を見ていたり、トレーナーが説明しているのを聞いていても、どうもこの二つがごちゃまぜにされてしまっているのではないかと思うのです。

シグナルの種類の違いを意識して犬を観察しないと、今この状況では犬自身が緊張していてシグナルを出しているのか、または相手を落ち着かせるためにシグナルを出しているのか正しく理解できません。

これが正しく理解出来ないと、犬にとって何が嫌なことなのかがわからないので、犬の気持ちに配慮することが出来ないのです。

また、自分が緊張した時にシグナルを出しているからといって、他犬に対してシグナルで上手に会話が出来るとも限らないのです。
高ストレスで興奮状態にある犬は、自分を落ち着かせるためのシグナルは出せても、シグナルを使って他犬と会話することは出来ません。

そこで今回は、カーミングシグナルの違いの見分け方についてお話します。

違いの見分け方がよくわからないという飼い主さん、違いがあるなんて知らなかったという飼い主さん。ぜひ読んでみて下さい。

 

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カーミングシグナルの違い

まず、先ほども言ったように、カーミングシグナルには「自分自身を落ち着かせるためのもの」「相手を落ち着かせるためのもの」という2種類があります。

この2つをごちゃまぜにしてしまうと、犬の言葉を正しく理解出来ません。

見分け方について学びましょう。

自分自身を落ち着かせるためのシグナル

例えば、しつけ教室などの狭い場所で、何頭もの犬が集まってそれぞれのパーソナルスペースが保てなくなっている状況だと、居心地が悪くて犬はたくさんシグナルを出すようになります。

こういう状況を見て、「上手にシグナルが出せていますね」と解説するトレーナーがいますが、これは大間違いなのです。

この時のシグナルは、緊張している他犬をなだめるためのものではなく、自分自身が緊張してストレスがかかっているせいで自然と出てしまうシグナルです。
こういう時はまず、他の犬との距離を十分に保つ、すなわちシグナルを出さないほどの距離をとれるようにしなければならないのです。

他にもこんな動画を見たことがあります。

屋外の広い原っぱなどに犬を残し、飼い主さんはその場を離れます。

すると、犬は不安からストレスシグナルを出します。

その様子を、他の犬や人に上手にシグナルを出せていると動画では説明していましたが、これもストレスから自然と出ているだけなのです。

人間も、ストレスがかかったり緊張した時に、前髪を触ったり、顎に手をやったり、腕組したりという行動が自然と出ることがありますが、犬のこれらのシグナルも同じです。

欠伸や舌ペロなどは、犬自身にストレスがかかり緊張している時によく出るシグナルです。
他にも、体をブルブルさせたり、顔を背けたりなどのシグナルも見られます。

これらのシグナルを犬を落ち着かせるために使う人もいますが、使い方を間違えています。
もちろん、ストレスがかかることで出てしまったシグナルを見て、相手の犬が引いてくれるということはあります。

狭い場所に犬が集まりパーソナルスペースを保てない、人混みを歩かせられる、トレーニングされているなど、どう見ても犬にストレスがかかる状況でのシグナルの多くは、犬自身が緊張しているために出るシグナルで、多くが無意識に出ているものです。

状況とあわせて考えてあげましょう。

相手を落ち着かせるためのシグナル

自分自身を落ち着かせるためのシグナルが無意識に出てしまうことが多いのに対し、相手を落ち着かせるためのシグナルは意識しないと出せないものです。

高ストレス状態で興奮度が高いと、相手を落ち着かせるためのシグナルというのは上手に出せませんし、シグナルを出すどころか相手に突進して行く子が多いです。

ストレスレベルが低く、精神的に落ち着いていて、余裕がないと出来ません。

なので、ストレスがかかる状況で自分自身を落ち着かせるためのシグナルを出せているからといって、他犬に対しても上手にシグナルが出せるとは限らないのです。

相手を落ち着かせるためのシグナルでよく見られるものとしては、地面のにおいを嗅ぐ、カーブを描いて相手に接近する、へこへこお辞儀をしながら近づく、ゆっくりした動作をする、顔を背けるなどが挙げられます。

のんちゃんはよく、興奮している相手に対して、地面のにおいを嗅ぎながらゆっくり接近するというのをやります。
それでも相手がおさまらない場合は、その場で背中を向けてフセをします。

るーこはお辞儀するというのをよくやります。

いずれにしろ、高ストレス状態では相手を落ち着かせるシグナルは出せないので、まずはストレスマネジメントで落ち着かせてあげることが大事です。

カーミングシグナルではない場合もある

気を付けたいのが、一見してカーミングシグナルのように見えるけれど、実はシグナルではないという場合です。

フリーズするというカーミングシグナルがあります。

勢いよく突進してくる相手に対して、フリーズして落ち着かせようとしたり、敵意がないことを示すためのシグナルです。

しかし、実はシグナルではなく、緊張したりびっくりしたりして、動けないだけということもあります。

十字路などで突然目の前に犬が飛び出してきた時などに、フリーズする犬がいますが、それはシグナルを出しているというよりも単にびっくりして咄嗟に動けなかったというだけのことです。

他にも、散歩中にしきりに地面のにおいを嗅ぐという場合も、飼い主さんがリードを強く引っ張ったり速足で歩いたりしているのを落ち着かせようとしてのシグナルの場合もあれば、気になるにおいを追跡しているだけのこともあります。

シグナルかそうでないかも、状況と、犬の表情から総合して判断してあげましょう。

 

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カーミングシグナルについての正しい知識を深める

最近ではカーミングシグナルへの認知度も高まり、理解も広がって来ています。

それはとても良いことなのですが、間違った知識も同時に広まっているようなのでとても残念です。

カーミングシグナルへの正しい知識を深めることは、犬の気持ちを深く理解することに繋がります。

例えば、日本語で「すみません」という言葉が、謝罪を意味する時と、道を尋ねる時など相手に話しかける時に使ったりするので意味が違うように、カーミングシグナルでも意味が異なることがあります。

「すみません」と同じように、状況と、その時の犬がどんな気持ちなのか、表情やボディシグナルなどからあわせて判断してあげることが必要です。

そして、ストレスレベルが高い状態では犬は正しいカーミングシグナルを使えません。
『犬の言葉』であるカーミングシグナルを犬が上手に正しく使えるよう、まずはストレスマネジメントをしてあげましょう。

ストレスマネジメントをしつつ、自分自身も犬語の勉強をしましょう。

今までご紹介してきた犬との会話練習の手順は以下の通りです。

  1. 『犬の言葉』であるカーミングシグナル・ボディシグナルについて学ぶ。
    》「カーミングシグナル」飼い主なら知っておきたい『犬の言葉』の正しい知識
  2. 犬がどのようなシグナル、表情をしている時にどのような気持ちでいるのかを観察し、読み取れるようになる。
    》【練習あるのみ】表情を見て犬の気持ちを読み取ろう!のんちゃんのサンプル写真で解説
  3. 犬の気持ちがわかるようになったら、それを聞き入れ配慮してあげる。
    》「犬の気持ち」が理解出来たら!その次にやるべきとっても重要なこと
  4. 自分自身が『犬の言葉』を正しく使えるよう、練習と実践あるのみ。
    》「練習」と「実践」あるのみ!犬との会話の練習のコツ
  5. 番外編:「失敗例」から正しい練習方法を学ぶ
    犬との会話練習で「やりがちな間違い」とは?失敗例の参考動画から学ぼう

カーミングシグナルはとても奥が深く、勉強し始めるときりがないですが、犬と暮らすなら勉強しておいて損はありません。

コチラの本もわかりやすくておすすめです。

 

正しい言葉で犬と会話し、犬と楽しい生活が出来るようになりましょう。

 

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おまけ

最近、夕食後にレタスをひとかけもらうことを覚えた、実家トイプーの海じい。

そろそろみんなが食べ終わるかな~って頃になると。

お手てそろえてスタンバイです。

こういう時だけ姿勢がよろしい。

8月で11歳になります。
最近なんだか散歩中もよろよろ歩くし、公園の階段を下りられなくなってるみたいなので心配してたんだけど。

先日、ご飯の時間になっても姿を現さないので「ごはんだよ~」って呼んだら隣の部屋からボルト並みの俊足で走ってきたのでまだまだ大丈夫だと思いました。

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