間違ったお散歩の認識|「散歩」は「運動」ではありません

どうも!

昨日また3頭目の犬を飼う夢を見た犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

3頭目はまさかの雄のボーダーコリーでした。この夢を見たのは2回目。1回目と全く同じボーダーコリーの子犬を抱っこしてました。めっちゃ幸せでした。

今回は「お散歩」と「運動」に対する間違った認識についてお話しようかと思います。

さてここで質問です。

Q.皆さんは、毎日、愛犬にどれだけの運動をさせていますか?

「うちの子はゴールデンで大型犬だから、毎日2回、1時間ずつ散歩してるよ」

「うちのチワワはあまり散歩に行かなくてもいいから、2,3日に1回、30分散歩してるよ」

そんな答えが返ってくると思います。

先日、とある質問サイトで犬の散歩に関するこんな質問を見かけました。

「犬にはどれくらいの時間、散歩をさせればいいですか?」

この質問、同じような内容で定期的に投稿されているのを見かけます。もちろん、全部違う人が質問者です。

一つ一つ見てみると、愛犬が常に興奮して落ち着かず、物を破壊したり咬んだりするので調べたところ、

「運動が十分でない犬はストレスで問題行動を起こすことがある」

という説をどこかで見かけ「うちの子は当てはまるかも…」と思ったという人が多いです。しかし、愛犬に最適な運動量がわからず(それさえわかれば苦労しない)質問するに至ったという経緯のようです。

散歩の目安

先日、本屋で立ち読みしたしつけ本には、「散歩の目安」としてこのように書かれていました。

小型犬:1日1回30分
中型犬:1日2回各30分~40分
大型犬:1日2回各40分~60分

これはあくまで目安とされているものですが、調べてみるとだいたいどのしつけ本、サイトもこれと似通った内容でした。うちに唯一ある1998年初版のしつけ本にも同じことが書かれていました。

この数字の根拠は?

いったいどんな根拠がもとになっているのかと思い調べてみたのですが、根拠となっているようなものはわかりませんでした。

ただ、何となく、体の大きい犬はたくさんの運動が必要で、小さい犬は少しでいいというイメージがあるのだと思います。

しかし考えてみればこれもおかしな話で、体の大きい個体ほどたくさんの運動が必要ということになります。人間にいいかえれば、体の大きい人ほどたくさん運動が必要になるということです。

一般的に、同じ運動量でも体が大きい方がエネルギー消費量は多くなります。つまり、体が大きい方が疲れやすいということです。

大型犬であるバーニーズマウンテンドッグが中型犬であるボーダーコリーよりたくさん運動が必要とは思えません。同じ小型犬でも、チワワとジャックラッセルテリアが同じ運動量でいいはずがありませんね。

この数字はあくまで目安です。

犬にとって必要な「運動量」の差

犬にとって必要な運動量は、体の大きさだけでなく生まれ持った気質や性格、日々の環境や培ってきた筋肉によって異なります。

同じ犬種でも、穏やかな性格の個体と活発な個体では筋肉量が違います。

うちのボーダーコリーは比較的穏やかであまり運動を必要としない性格ですが、必要な筋肉はしっかりついています。決して筋肉隆々というわけではないですが、日々の必要な運動量を満たすためには問題ない程度の筋肉です。

しかし、同じボーダーコリーでも活発でスポーツなんかをやっている子は、ガッチリとしたムチムチの筋肉がついていて、その筋肉で日々の運動量を満たしています。

落ち着いたインドア派の犬が筋肉隆々なのは見たことがありませんし、スポーツをする活発な犬が必要最低限の筋肉しかついていないというのも見たことがありません。

筋肉量が多ければ多いほど、その筋肉を維持するために必要な運動量も多くなるのです。

必要な運動量は散歩で満たせるか?

答えは、NOです。

ハッキリと、明確に、100%の確率で、NOです。

そもそもの話なのですが、散歩は運動ではありません

運動は散歩の一部にすぎないのです。

どうもここに大きな誤解が生じているような気がしてなりません。

つまり、冒頭の質問の答えは全て間違いということになります。愛犬が運動不足なら散歩の時間を増やすのではなく、日々の「運動の質」を上げる必要があるのです。

では、犬にとっての「運動」とはいったいどういうものなのか?

必要な「運動」とは何か

そもそも、運動とは何を指すのでしょうか。

人間におきかえて考えてみましょう。

まず、大人か子どもかによって必要な運動は変わってきます。一口に大人といっても、年代によっても変わってきます。同じ年代でも、体型、日々の活動量、ライフスタイルによっても差が出て来ます。

例えば、わたしは毎日朝晩それぞれ1時間~2時間、犬たちの散歩をしています。毎日、犬たちに付き合って30分かけて山を上り下りしているし、休日は河原をひたすら永遠と5キロ近く歩くこともあります。

また、通勤のために駅まで20分往復していますし、仕事でも外に出て30分くらい歩く必要があります。

恐らく、これがわたしにとって「必要な運動」なのだと思います。

しかし、母がこれと同じ運動量をこなそうとすると逆に体を壊すだろうし、毎日10キロランニングしているという人には物足りないかもしれません。

50代の同僚は、毎週2回、30分のヨガ教室に通うようになってから、腰痛も改善されて体調がとてもよくなったそうです。彼女にとってはこれが必要な運動なのだと思います。

亡くなった祖母は毎日20分の散歩をしていた時はとても元気だったのに、それをやめた途端体調を崩して入院し、そのまま亡くなってしまいました。

妹も毎日駅まで歩き、寝る前に柔軟体操をしています。やらないと調子が狂うのだそうです。

人でもこんなに違うのです。犬にとって必要な運動はこれだ!とは一口には言えません。

小型犬のチワワやプードルでも、走るのが大好きな活発な子は毎日ドッグランに連れて行っても疲れずに走るかもしれませんし、大型犬のゴールデンレトリバーでももうかなりの老犬となると、30分かけて近所を一周するというだけで十分かもしれません。

しかし、若くて活発な現役の牧羊犬や猟犬は30分の散歩など「運動」には入りません。

うちのボーダーコリー(以下ボダ子)は今現在5歳ですが、におい嗅ぎしつつ近所を歩いて周り、山に登ってあちこち探検しつつ自由に歩き、ちょっと走るといった「お散歩」を、1日に1~2回で満足する子です。そして時々、河原を5キロ歩いて、広い広い公園で遊ぶ。これがボダ子にとって必要な運動なのだと思います。

しかし1歳になったばかりのシェルティー(以下シェル太)は、とにかく走るのが好きで好きで、公園ではちょっと一緒に走らないと満足しないし、ノーリードでの山登りの最中もよく走り回っている子です。十分走っただろうと思っても少し休むとまた復活します。

同じ「牧羊犬」に分類されるボーダーコリーとシェルティでもこれだけ違うのです。

「必要な運動量」というのは本当に犬そだぞれです。ボダ子やシェル太と同じ犬種に同じ運動をさせても、満足してくれるとは限りません。

では、あなたの愛犬にとって必要な運動量はどうやって見極めればいいのでしょうか?

そこで、「自由運動」がとっても役に立ってきます。

犬に「自由運動」をさせよう!

自由運動とは、山や河原や砂浜などの広い場所で、犬をノーリードもしくはロングリードに繋いだ状態で、好きなことを好きなだけさせる時間です。

興奮しすぎている状態でなければ、犬は自分で運動量を調整して、遊んだり休んだり出来るのです。

犬が自分で必要な運動量を満たしてくれるというわけです。

ボダ子のようにのんびりした性格の犬ならば、あちこち歩き回って探検するだけで満足するかもしれません。シェル太のような走るのが大好きな犬は、疲れるまで全力で走り回っているでしょう。

自由運動に関する詳しい記事はコチラ⇒自由運動のメリットと守るべきたった一つのルール

「運動の質」を上げる

運動が足りないからといってただ単にお散歩の時間を長くするだけでは、犬に不必要な運動をさせるだけで、必要な運動量は満たされません。

愛犬にどんな運動が必要なのかを知り、「運動の質」を上げることを目指して下さい。

同じ時間のお散歩でも、あなたの愛犬はずっと満足してくれるはずです。

ちなみにわたしの毎日のお散歩内容はコチラ⇒犬に満足してもらうことだけ考えて1時間散歩してみた

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