わたしがパックリーダー論を否定するワケ

   

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犬を不幸にするパックリーダー論信者に告ぐ!

こんにちは!

犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

冬はハンドクリームは全て犬たちに舐めとられます。なのでお高いクリームはいつも買いません。

今回は「パックリーダー論」なるものをわたしが否定しているワケをお話します。

長く犬のトレーニングの中に根付いている「パックリーダー論」ですが、実は随分前からヨーロッパなどでは否定されていますよね。わたしは学校でパックリーダー論肯定派の人と否定派の人から教わり、自分でも色々調べて体験した結果、否定する考えを持つようになりました。

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そもそもパックリーダー論とは

オオカミが群れを作り順位付けをするということが基本になっていて、オオカミの子孫であるイヌに対しても群れのアルファ(上位)の個体の行動を飼い主が真似ることによって、しつけが楽になるという考え方です。

 

わたしがパックリーダー論を否定する根拠

①イヌとオオカミは違う生き物である

確かにイヌはオオカミの子孫ですが、オオカミそのものではありません。

ヒト=サルではないのと一緒です。ヒトの行動をサルをもとに説明しようとするなんて無理がありますよね。それを同じで、イヌの行動をオオカミをもとに説明するのにも無理があるんです。

そもそもイヌはオオカミのネオテニー(幼体化)ですので、成犬になっても子オオカミの性質を強く残しています。イヌは成犬になっても遊びたがりますし、「ワン」と吠えます。飼い主の口を舐めるといった行為は、子オオカミが親の口元を舐めるのと同じです。

なので、大人のオオカミの研究をもとに作られたこの「パックリーダー論」を、子オオカミの性質を持つイヌに当てはめるのは無理があるんです。

②イヌはヒトを同種とみていない

「犬は自分と異なる種類の生き物を仲間として認めることが出来る。だから人間にとって最も近しい存在として共に暮らすことができる」

なんて聞くと、ちょっと感動的ですよね。

でもこれは違います。

自分と異なる種を“仲間”だと認められるのは人間のほうで、人間が犬を人間社会に引き込んだんです。人間が勝手に「犬は人間を仲間だと思っている」と勘違いしているにすぎないのです。犬が人間にとって最も近い存在として共に暮らせるのは、“順応能力”が高いというだけのことなんです。

「うちの犬は自分を人間だと思ってるの」なんて言って愛犬を犬扱いしない飼い主さん。それって「人間を犬扱いする」っていうのと同じことですから。今すぐ犬は犬として扱ってあげてくださいね。

③そもそもオオカミは群れを作らない

この根拠の説明には、L.David mech博士という人の研究レポートを紹介させて頂きます。初めてこれを読んだ時、わたしは衝撃を受けました。

オオカミは、人間と同じく、父、母、兄弟姉妹の家族単位で行動しており、「アルファ(リーダー)のオオカミ」というものは存在せず、支配性を巡って対立したり闘ったりするようなことはない。
時折、血縁関係のないオオカミが「養子」になったり、親戚が行動をともにしたりすることはあるし、父や母が亡くなった場合は継父や継母が代わりに家族になったりすることもまれにある。
両親(特に父親)が家族に対して強い支配性を持ち、群れのボスを持つ他の動物のように「リーダー」が変わることもなく、年老いても親は親であり、子どもたちは親に対しては一生敬意を払い、支配性を巡って親に攻撃をしかけるようなことはない。
なぜ家族単位で暮らしているのかというと、オオカミには天敵となる動物がいないので身を守るための大きい群れをつくる必要はなく、全員が十分な食料を得るのにちょうどいいサイズだからである。
ではなぜ、オオカミはトップに君臨する「アルファ」から最下位の「オメガ」まできっちり階級があると世間一般に思われているのかというと、これまでの観察方法が野生のオオカミを集めてつくった人工的な「群れ」をもとにしたものであり、強制的につくられた「群れ」の中では、オオカミは「階級」をつくるのである。

 

な~~~るほどなぁ~~~。

 

人間にしても同じですよね。家族の中では父親が一番強くて(母親かも?w)、家の中で権限を巡って争うことはないけど(リモコン権とかはあるけどね)、会社に行けば階級があるし、権限を巡って争ったりしますよね。醜い争いね。

またこのレポートを見ると、犬に必要なのは「リーダーよりも親」なのかなと思います。まあ違う生き物である人間を犬が親だと思ってくれるかどうかはわかんないけども。

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イヌは群れを作るのか?

人間と暮らす犬は順位付けの意識が希薄であることがわかっています。

また、わたしたちが共に暮らす犬が野生化した野犬は、飼い犬よりもオオカミに近い生活だといえますが、野犬たちは普段は単独行動をしていることがタイの研究でわかっています。お互いに干渉せず、縄張りの意識も薄いそうです。

ただ、子育ての時期になると母犬の姉妹が手伝いに来たり、母犬が亡くなった時に子犬たちを里子として育てることもあります。しかしオオカミのように家族単位で暮らすこともなく、子犬も成犬になれば親元を離れて暮らします。

必要とあれば自ら群れを作ることもある?

先日「アニマルプラネット」で面白い番組を見ました。

どこだったか忘れたのですが、ヨーロッパのとある国で野犬の行動を研究する女性を追った番組でした。その中で、普段は街で単独行動をしている野犬たちが森に集まって群れを作り、鹿を狩って食べているという内容があったんです。その群れのメンバーは毎回同じわけではないのですが、必ず明確な順位付けがあり、高位の個体から狩った鹿を食べるという決まりがありました。

このことから、何か目的があれば犬は群れを作ることもあるとわかりました。明確な順位付けがあるのは、“目的”のために強制的に作られた群れであり、自然に出来た家族による群れではないからです。

 

犬は人間をリーダーだと思うのか?

そもそものことなんですけど、犬って人間をリーダーだなんて思ってくれるんでしょうか?

生活習慣も考え方も、第一種族も違う相手のことなんて、リーダーだなんて思いますか?宇宙から来た目の大きい頭でっかちな銀色のエイリアンに命令されたところで、人間は奴らをリーダーだと思いますか?ってのと同じ質問ですが。

その辺は犬に聞いてみないとわからないですけど、少なくともパックリーダー論なんてものを振りかざして偉そうに振る舞ってる人間のことは、リーダーだなんて思ってないですよね。

 

犬は人間のリーダーになろうだなんて思っているのか?

飼い主が頼りないと犬がリーダーになるなんて言いますけど、誰が言い出したんだこんなこと。

そもそもなんで犬が人間のリーダーになるだなんて妄想に取り憑かれちゃってんの。めちゃくちゃありえないでしょ!人間を支配するようになるならまず猿だよ。猿の惑星になるほうが先だよ。

わたしたちのそばで安心してお腹出して寝てる可愛い毛むくじゃらな生き物が、虎視眈々とリーダーの座を狙ってるだなんて、なぜ思うの。

っていうかいいじゃん、犬がリーダーでも。人間が支配するよりもずっと世の中平和だよ。喜んで従おうよ。

 

パックリーダー論が犬への虐待を正当化する

人間が犬のリーダーになるためにやるべきこと

  • 犬より先に食事する
  • 引っ張りっこ遊びは必ず飼い主が勝つ
  • 飼い主の目線より高い位置に上げない
  • 一緒に寝ない

わたしはこれ何一つ守ってません。

犬には先に食事させちゃうし、引っ張りっこは犬が勝って終わるし、お腹の上に犬乗せてるし、毎晩いっしょに寝てる。

バリッバリのパックリーダー論信者に何か言われても「わたし別に犬にリーダーになりたいわけじゃないんで~オホホ~」って流しちゃいます。だってわたしがなりたいのは「犬の友達」だから。

中でも気になるのが目線の高さなんだけど、何でこんなものが犬のリーダーになるのに必要なのかわかんない。だって目線の高いほうが偉いっていうなら、生後3ヶ月のセントバーナードは10歳のチワワより偉いってことじゃないですかね?誰もおかしいって思わないんでしょうか。

だけどこれはまだ犬にとって害はないんですよね。

問題はこっち。

  • ひっくり返して押さえつける(アルファロール)
  • マズルをつかむ
  • リードを強く引く
  • 大きな声で怒鳴る

これは犬に恐怖を与える虐待。パックリーダー論の名の下にこういった虐待が正当化されちゃってるんですよね。

何が虐待なの?って思ったあなた。ちょっと考えてみて下さい。

人間の親が子どもをその場に押さえつけて自由を奪ったり、顎をつかんだり、首をしめてたり、怒鳴りつけてたりしたら「うわっ、あれって虐待!?」って思うでしょ?人間の子どもにやったら虐待になることを犬には平気でやってるんですよ。中には電気ショックなんて非人道的なもの使う人もいますからね。マジありえない。

犬と人の子どもは違うって言う人はもう相手にしません。同じことやられてみろ。

「仰向けにひっくり返す」っていうのは、これは犬にとって服従の姿勢であり、その姿勢をとらせることにより犬に自然と服従心が芽生えるというもっともらしい説明のもと、飼い主の間に広く伝わっています。

が、仰向けにされて長時間おさえられるなんて犬にとっては苦痛以外の何ものでもないんです。

わたしも以前はやってたんですけど、何か違うと気づいてからはやめました。時々、犬たちが自主的にわたしの股に挟まって寝てることはありますけどね。

▼合わせて読みたい「仰向け抱っこ」について
犬の仰向け抱っこは本当に必要?リラックスポジションの効果は?

そもそもさ、犬を虐待すればリーダーとして認めてもらえるって、おかしいでしょ。

そりゃ言うこと聞くようにはなるかもしれないですよ?聞かないと怖いからね。パックリーダー論なんてもの振りかざすやつは犬に咬まれたって文句言えないんだ。それだけのことしてるんだから。

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最後に

「犬は最良の友」とか言いながら、その友に向かって人間はいつからか暴力を振るい、支配するようになってしまいました。

パックリーダー論なんてものに頼らなくても、犬とはいい関係を築けるし、信頼し合うこともできるのに。
パックリーダー論なんてものを振りかざして、犬を力尽くで言うことを聞かせても、犬はあなたを恐れて言うことを聞くようになるかもしれませんが、決して信頼はしないでしょう。

犬と本当の意味で信頼関係を築きたいのであれば、まずは犬の気持ちを理解し、犬の意思を尊重し、犬の言うことをよく聞くことです。
そうすることで初めて、犬もあなたの言うことを聞くようになってくれるのです。

▼合わせて読みたい
「犬の気持ち」を理解するってどういうこと?
犬の気持ちを聞いてあげよう

犬を不幸にする「パックリーダー論」信者よ、いい加減目を覚ませ。

▼合わせて読んで欲しい
基本理念|犬と友達になるために実践すべき3つのこと

 

おまけ

最近、海じいの写真もたくさん撮ってます♪

もう10歳か…って思うと、急に「たくさん撮っておかなきゃ!」って思いました。
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