ペットの購入トラブルを防ぐには意識を高く持とう。
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今日は、後を絶たないペットショップでのペットの購入トラブルのお話です。
ペットショップで購入した子犬が感染症にかかっていたとか、
先天性の疾患が見つかったとか、そんな話を他の飼い主さんから聞いたことはないでしょうか。
自分自身で実際に体験した方もいらっしゃるのではと思います。
子犬を感染症に感染させたり、遺伝病について正しい知識を持たないまま繁殖させ、
消費者への説明義務を果たさないペットの繁殖・販売業者が悪いのはもちろんです。
しかし、同じように正しい知識を持たないまま安易に購入してしまう消費者、
つまりわたしたち飼い主も悪いところがあります。
このような「ペットの購入トラブル」を防ぐにはどうしたらいいのか、お話しましょう。
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ペットの購入トラブル
消費者センターに寄せられるペットの購入トラブルに関する相談は、ここ十数年で減ってきてはいるそうです。
それでも、購入した時に感染症にかかっていたりとか、先天性疾患が判明したりというのはよくあることです。
ペットショップで働いていた時もそうですが、メール相談にのっていても、
ペットショップで買ったら感染症にかかっていたり、寄生虫がいたなんてことがとても多いのです。
新入荷で入ってくる子犬たちは虫がいること前提で駆虫薬を処方されてくるので、寄生虫はもはや当たり前なのです。
また、後になって先天性疾患が見つかったということも多くあります。
ブリーダーやペットショップの舞台裏は、今ではかなり暴露されている感があります。
それでも、隠されていることは多いのです。
それに一昔前に比べて、ブリーダーもペットショップも小綺麗で、
子犬や子猫たちも一見健康そうに見えるため、改善されたと思われがちです。
そういった勘違いをしてしまった人が買ってしまうのです。
そしてトラブルに巻き込まれる。
それにしても、大金はたいて買うのですから、もっとよく吟味して欲しいものです。
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販売業者の義務
「動物の愛護および管理に関する法律」によると、犬猫を売る業者は、
2日以上、下痢や嘔吐や四肢の麻痺などを観察しなければいけないとされています。
なのに、店に来たその日に飼い主が決まって連れ帰られてしまうことも少なくありません。
店に来る前に、管理センターで経過観察されているのでそれで法律はクリアということでしょうか。
それから、購入希望者に動物を直接見せることも義務づけられています。
今は少なくなりましたが、ネットで販売して動物を直接見せないというのは違反なのです。
またこの法律は、動物の販売にあたって18項目の説明義務を課しています。
果たされない18項目の説明義務
- 品種の名称
- 標準体重、標準体高など
- 平均寿命など
- 使用施設の構造及び規模
- 給餌及び給水の方法
- 運動及び休養の方法
- 人獣共通感染症
- 不妊又は去勢の方法と費用
- みだりな繁殖を制限するための措置
- 遺棄の禁止などの関係法令の内容
- 性別の判定結果
- 生年月日
- 不妊又は去勢の処置の実施方法
- 繁殖者名
- 所有者の氏名
- 当該動物の病歴、ワクチン接種状況
- 親兄弟の遺伝性疾患の発生状況
- その他、適正な飼養又は保管に関する必要な事項
ショップやブリーダーはこんなにもたくさんのことを、対面でお客さんに説明しなければならないのです。
もし、これがきちんと行われていたなら、飼えなくなったからと保健所に持ち込む飼い主は減るでしょう。
しかし、実際にはこの説明義務はほとんど果たされていません。
ペットショップで犬を買ったという人は、この18項目の内いくつ説明されたでしょうか?
標準体重や標準体高なんて説明された人いますか?
されたとして、それは正しいものでしたか?
遺棄の禁止など、愛護法に関する内容を説明されましたか?
わたしが働いていたペットショップでは、説明はしごく簡単なもので18項目をほとんど満たしておらず、
しかも店員が対面で行うのではなくiPadの専用アプリをお客に読ませるだけで済ませていました。
きちんと読めば30分はかかるのに、ほとんどお客さんが斜め読みでまともに読んでおらず、
5分もたたずに終わらせてしまう人が多くいました。
立派な法律違反ではないでしょうか。
購入トラブルに関して言えば、16と17を店側がしっかり説明することで防ぐことは出来るでしょう。
説明義務が果たされないのは面倒臭いから
ではなぜこの18項目の説明義務は果たされないのでしょうか。
非常に簡単で、しかし許しがたい理由なのですが、店側にとってもお客側にとっても、とても面倒臭いからです。
18項目一つ一つをしっかり対面で説明しようとすると、とてつもない時間がかかります。
また、正しく説明するには店員側に知識が必要になります。
説明している間、店員が一人拘束されることになります。
それに、ショップで犬を買っていく人はほとんどの人がふらっと立ち寄っただけで、
その後に用事があったり、あまり時間がないという人が多くいます。
犬の引き取りを後日にすればまだいいのですが、その日のうちに連れ帰りたいと言う人に、
説明するため長時間拘束するととても嫌がられるのです。
18項目の説明義務をしっかり果たそうとすると、店側にとっても客側にとっても不利益になるのです。
しかしまあそういう人たちに一言言いたいのだけどあんたらバカか。
面倒臭いからと説明義務果たさない店側の連中は、あんたらのせいでどれだけの犬猫が苦しい思いをするかよく考えろ。
客側も、説明を聞く時間すら面倒臭いと言うなら犬猫なんて飼うんじゃねえ。
犬猫の未来は「意識の高さ」にかかっている
店側が説明義務を果たすと同時に、買う側もこういったことをよく知っておく必要があります。
犬の感染症や遺伝性疾患について正しい知識を持ち、繁殖や販売を行っている業者にきちんと確認をすることです。
そういう消費者が増えれば、業者はもっと繁殖や販売に慎重になるはずです。
無理な繁殖が繰り返されて生まれつきの疾患に苦しむ犬はいなくなるでしょうし、
子犬工場で狭い檻に閉じ込められて一生を終える繁殖犬もいなくなるでしょう。
遺伝性疾患を理由に捨てられる犬もいなくなるでしょうし、そもそも生体販売がなくなあるはずです。
犬猫たちの未来はわたしたちの意識の高さにかかっているのです。
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♪おまけ
のんちゃんの換毛期がそろそろ終わりそうだなと思ったら、
今度はるーこがゴッソリと抜けるようになりました…
るーこは剛毛でコームが通りにくいので、ブラッシングが大変だったりします。
のんちゃんみたく嫌がって逃げたりしないけど、それでも舌ペロッとしたりはするので、
様子を見ながら1日に何回かに分けてやってます。
るーこはいつも、夏前にやるシャンプーで抜けるもん全部抜け尽くして、
それで換毛期が終わる感じですね。
近々本当にシャンプーやらないとな~。
こりゃ大仕事だわ。
シャンプー前にたっぷりお山に遊びに行きましょうか。
見返り美人。
最後は2人で。
ごめん、かーちゃん遅いからだよね。
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