【練習あるのみ】表情を見て犬の気持ちを読み取ろう!のんちゃんのサンプル写真で解説

愛犬の表情を読み取れるようになろう!

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、犬の表情を読み取れるようになる練習についてです。

ご相談を受けていると、よくこんな質問をいただきます。

 

愛犬の表情から気持ちを読み取れるようになりたいけど、どうもどんな表情をしていたらどんな気持ちなのかがイマイチわからない。どうすればいいですか?

 

犬の気持ちを理解する第一歩として、カーミングシグナルの勉強とともに、犬の表情を読み取れるようになることが重要です。

人間同士だと、相手の顔を見ただけで、怒っているのか、悲しんでいるのか、喜んでいるのか、言葉は通じなくてもだいたいの気持ちはわかりますよね。

犬の場合も同様で、表情を見てぱっと直感的に判断するのです。

…が、間違った情報が氾濫していたり(ストレススマイルを「喜んでいる」と解釈していたり等)、飼い主側の思い込みによってその時の犬の気持ちを全く違うように感じてしまうことも少なくありません。

何より、皆さん口をそろえて「犬の表情の変化がわからない」と言います。

犬の表情から気持ちを読み取るには練習が必要です。

口元や目元に力は入っているか、耳は立っているか寝ているか、鼻に皺が寄っているか、目は細くなっていないかなど、細かい部分を見ればきりがありません。

そこで今回は、のんちゃんの表情の変化を例に、犬の表情とその時の犬がだいたいどんな気持ちかをお話していきます。

愛犬の表情の変化がイマイチわからない、表情から気持ちを理解するって難しいと思っている飼い主さん、ぜひ読んでみて下さい。

 

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「表情」と「気持ち」の変化

犬の「表情」と「気持ち」の変化を、のんちゃんの表情を撮った写真をもとに解説していきます。

  • ニュートラルな表情
  • 嫌なことがあった時の表情
  • 緊張している時の表情
  • 怒っている時の表情
  • 悲しい時の表情
  • 「リラックススマイル」と「ストレススマイル」の違い

の6つについて解説します。

ニュートラルな表情

まずは、特に緊張したり、感情に揺れがない時のニュートラルの表情です。

基本の表情です。

人間で言う「真顔」ですね。

顔全体が緩んでいてリラックスした状態で、目元、口元、耳にも余計な力が入っていません。

ベッドでリラックスしている時にわたしがカメラを向けたので「なに?」という感じで耳をこちらに向けていますが、緊張もしていない状態です。

ストレスレベルが高く常に緊張していたり興奮している状態だと、なかなかこのニュートラルな表情が見られないことがありますが、寝起きなどにこういう表情をすることがあります。
その時の表情をよく覚えておいて、それを基準にしましょう。

嫌なことがあった時の表情

次に、嫌なことがあった時の顔です。

耳に力が入ってやや後ろに倒れ、目元にも力が入って目は細くなり(カーミングシグナル)、写真では見えにくいですが口の端にも力が入って口をギュッと結んでいる状態です。

目を細めるだけでなく閉じたりすることともあるし、嫌な対象物から顔を背けたり、背中を向けたりなどのカーミングシグナルを出す時もあります。

仲の良い飼い主さんが愛犬を連れてお出かけし、犬を横並びにさせて撮った写真などに、こんな表情の犬が写っていることが多いです。

ストレスがかかっている状態ですので、愛犬がこんな表情をしていたら、すぐに嫌な対象物から引き離してあげましょう。

緊張している時の表情

次に、緊張している時の犬の表情です。

耳に力が入り後ろに倒れ、目元にも力が入り、白目が見えています。
白目が見えるというのは強いカーミンシグナルです。

また、口を大きく開けてハッハッと荒い息を繰り返したり(パンティング)、欠伸をしたりのカーミングシグナルを出すこともあります。

これは病院の待合室にいる時の表情。
のんちゃん、病院嫌いなので緊張してます。

横から見るとわかるように、口の端に力が入ってキュッと口角が持ち上がっています。

シャンプー時の緊張の変化を、写真で見てみましょう。

まずは、シャンプーの準備を終えて迎えに来た時の表情。

耳はこちらに向けて動向を探りつつも、顔を背けじっとフリーズ(カーミングシグナル)、白目が出てやや緊張しているのがわかります。
口元にも力が入っていますね。

そして、いよいよシャンプーするよ!って時の写真。

目を細めて耳も倒れ、顔全体に力が入って緊張しています。
口は大きく開けてパンティングしています。

シャワーをかけられた時の写真。

目にも口にもぎゅっと力が入って、耳も横向きになり、強く緊張しています。

タオルでの空拭きが終わった後の写真。

まだ全体的に緊張していますが、シャンプー中に比べるとだいぶ顔全体の力が抜けてきました。

ドライヤー後の写真。

まだ多少緊張してはいますが、だいぶ穏やかな表情になっています。
シャンプー中の写真と比べると、目元、口元の力の入り具合の違いがよくわかりますね。

白目が出ていて上目遣いだったり、耳が倒れていたり、口をギュッと結んでいるというのは、緊張している時の表情の特徴です。

さらに、怖がっている時は耳を更に後ろに倒して口をギュッと結び、フリーズします。
少し姿勢を低くしたり、尻尾を股に巻き込むなどの行動も見られます。

怒っている時の表情

のんちゃんの写真で怒っている時の表情というのがなかったんですが。

妹に聞いたら、ちょうど怒ってるのんちゃんの写真がありました。

髭を触られてお怒りののんちゃんの写真だそうです。
なにやっとんねん、と背中蹴飛ばしておきました。

怒ってる犬の表情っていうのはとってもわかりやすいですよね。

顔全体に力が入って緊張し、耳はぐいっと後ろの倒れて、目は三角に釣り上がり、歯茎と牙が見えて鼻には皺が寄っている。

これは怒っているわけではないけれど、怒った表情に近いものです。

「今自分は怒ってるんだぞ!」「それ以上やったら噛むぞ!」という、とってもわかりやすい合図でもあります。

しかし中には、犬が「それ以上やるな!」と怒っていても、面白がっていたり、あるいは犬の言うことを聞いてはいけないなんて説を鵜呑みにして、怒っている犬をさらに怒らせるようなことをする人もいます。

犬が怒っていたら、すぐさま犬が怒る対象の行動をやめてあげるべきです。

執拗に触ったり、足を拭いたり、ブラッシングしたり、食事中に手を出す、寝ているところを起こす、犬のおもちゃやガムを取り上げようとするなどというのは、飼い主さんがやりがちな犬を怒らせる行為です。

今一度、自分が犬を怒らせるような行動をしていないかチェックしてみましょう。

悲しい時の表情

次に、悲しい時の表情です。

悲しい時というか、辛い時、お腹が痛かったりなど体調が悪い時にする表情です。

先日、下痢、嘔吐、食欲元気ないと、体調不良オンパレードだった時ののんちゃん。

ちょっと元気になってきてる時ではありますが、眉の辺りが下がり気味になって、顔全体にちょっと力が入っています。

目を細めたり、口を軽く開けてパンティングしたりなどすることもあります。

痛い場所をかばうように、背中を丸めて歩いたり、尻尾を股に巻き込んだりなどすることもあるので、総合して判断しましょう。

「リラックススマイル」と「ストレススマイル」の違い

最後に、飼い主さんから最もわかりにくいという意見が多い、「犬が本当にリラックスしている時の笑顔(リラックススマイル)」と、笑顔に見えるけれど本当はストレスがかかっている「ストレススマイル」の違いについてです。

わたしが見てきた限り、ブログやSNSで飼い主さんが「愛犬の笑顔」として載せている写真のほぼ100%は「ストレススマイル」です。

まずは、「リラックススマイル」から見ていきましょう。

いつも遊びに行く場所で、日陰でまったりリラックス中ののんちゃん。

顔全体に余計な力が入っておらず、口元、目元ともに緩んでいます。

耳に若干力が入って横を向いていますが、色んな音がする自然の中にいる時は気になる音がするとそちらに耳を向けるので、緊張していたり怖がっている時のように極端に後ろに倒れていなければ心配いりません。

横顔を見ても、先ほどの病院で緊張している時の写真とは大違いです。
口元もゆったりリラックスして自然な状態で口角が上がって、自然と笑顔の形になっています。
目も細くなってはいますが、嫌なことがあった時のようにぎゅっと力が入って欲しくなっているわけではなく、ゆったりしてます。

次に「ストレススマイル」を見てみましょう。

暑い時期の散歩で若干のストレスがかかっている時ののんちゃんの表情です。

リラックススマイルと全然違うのがわかりますよね。

顔全体に力が入り、耳はギュッと横向きになり、口元に力が入って口角が上がっています。

確かにぱっと見、笑顔に見えますが、よく観察すれば、目が細くなっているもしくは閉じている、口角が上がりパンティングしているなど、緊張していたり嫌がっている時の表情と共通する特徴があります。

何より、リラックススマイルと比べて、顔全体の力の入り具合が全然違います。

それから、ストレスがかかっている時の犬の顔って、細長くなるんです。
対して、リラックスしている時の顔は丸っこくなります。

この2枚、同じような角度から撮ったんですけど、上の写真の方は顔全体が丸っこくて、下の写真の方は細長く見えないですか?

緊張したりストレスがかかると、顔だけでなく体全体に力が入るので、顔が細く見えるんです。
常にストレスレベルが高く、緊張したり興奮している犬は、顔が細長く見えることがあります。
だんだんとストレスレベルが下がって来ると、体重が増えたわけでもないのに顔が丸っこく見えるというのはよくあることなんですよ。

「リラックススマイル」と「ストレススマイル」の見分け方は、顔全体の力の入り方です。

耳が極端に後ろ向きになっていたり、口元、目元に力が入り、口角がギュッと吊り上がっていたり、目が細くなっていたりする場合は、それはストレススマイルです。
顔が細く見えるというのも特徴の一つですね。

対してリラックススマイルの時は、顔に力が入っておらず、目元も口元も緩んでいて、口角は自然な形で上がり、自然な笑顔になっています。
顔が丸っこく見えるというのは特徴ですね。

暑い、走りすぎて興奮している、犬がたくさんいる場所にいる(ドッグランやドッグカフェなど)、人間の歩く速さに合わせて歩かせられている(犬連れでのおでかけ)、人混みの中を歩いているなど、どう考えても犬にストレスがかかる状況ではストレススマイルしか見せません
なのにそういう状況で撮ったストレススマイルを「愛犬ちゃんも喜んでいますor楽しんでいます!めっちゃ笑顔です!」などとブログやSNSに載せる飼い主が後を絶たないことが残念です。

はじめは難しいかもしれませんが、状況と合わせて考えれば、犬の笑顔に見える表情がリラックススマイルなのか、ストレススマイルなのかはすぐに判別できるようになります。

「犬も楽しんでいるだろう」という思い込みや、そうであって欲しいという期待はなしにして、よく観察してあげましょう。

顔が丸っこくなるなどストレスマネジメントによる変化についてはコチラの記事「アレルギーがなくなる?ストレスマネジメントによる嬉しい変化」にてお話しています!合わせて読んでみて下さい。

 

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練習あるのみ!

  • ニュートラルな表情
  • 嫌なことがあった時の表情
  • 緊張している時の表情
  • 怒っている時の表情
  • 悲しい時の表情
  • 「リラックススマイル」と「ストレススマイル」の違い

以上、6つの表情の特徴と判断基準についてお話してきました!

いかがでしたでしょうか。

少しは参考になれば嬉しいです。

犬の表情の変化から気持ちを読み取るというのははじめのうちは難しいですが、慣れてしまえば簡単に判断できるようになります。

もともと人間は相手の表情から気持ちを汲み取るのに長けていますし、「空気を読む」のが得意な日本人はさらにそれが上手なのです。

犬相手になると、先ほども言ったように思い込みや、こうであって欲しいという期待から、犬の気持ちを読み取る目が曇りがちになってしまうことがあります。

なので、その時の状況と合わせて、犬の表情から純粋に「今、愛犬はどんな気持ちなのか」を色眼鏡なしで読み取れるようになりましょう。

そのためには、練習あるのみです!

自分の愛犬だけでなく、道ですれ違うよその犬の表情や、ネットで犬の写真を見て表情を観察してみるだけでも勉強になりますよ。

顔全体を見て、次に目元、口元、耳にどんな力が入っているかが重要です。

愛犬の表情から気持ちが読み取れるようになったら、犬との会話がぐっと楽になりますよ!

犬の気持ちに対する思い込みや期待の危険性についてはコチラの記事「犬の気持ちの読み間違いは「願望」と「思い込み」が原因」にてお話しています。

 

また、犬の気持ちを理解することについてもコチラの記事「「犬の気持ち」を理解するってどういうこと?理解するにはどうすればいい?」と「「犬の気持ち」が理解出来たら!その次にやるべきとっても重要なこと」についてお話していますので、あわせてお読み下さい!

 

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おまけ

本日、全く出番のなかったるーこ。

るーこのニュートラルな表情はこんな感じ。

るーこはのんちゃんと違って大らかと言うか、精神的に強いというのか、いつでもだいだいこんな感じの顔です。

嫌なことや怖いことにも、のんちゃんほど敏感に反応しない。
反応しても表情に出にくい。

最近時々、「悟りを開いたような顔(妹談)」をします。

3歳間近にして悟りとか…お釈迦様も驚きですね。

確かに最近、るーこが一気に大人になったような気がする。

るーこはいつまでもおこちゃまってイメージだったので、ちょっと寂しい。

のんちゃんも7歳過ぎて急におばーちゃんになったりするんだろうか…
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3 Comments

りんご

こんにちわ!いつも更新楽しみにしています。ご相談があります。我が家の柴わんこ、7ヶ月がお外でしかトイレが出来なくなってしまいました。

仕事で飼い主が外出すると、部屋では我慢してしまい、漏れてしまったり、床にしてしまいます。
大雨の日はお外に連れて行けないですし、家の中でもトイレを覚えてほしいのですが、なにかアドバイス頂けないでしょうか?

いままでの記事でトイレについては無かったように思うので、ぜひまったり式トイレ術(?)をお教えいただきたいです。
宜しくお願い致します。

返信する
瀧沢かいるー

りんごさま

はじめまして。コメントありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ありません。

ブログを読んでくださっているとのことですので、ご存知かとは思いますが、まったり犬育ではトイレは基本、外です。
うちも毎日2~3回ほど、散歩とは別に外へトイレに連れ出しています。
それでも家でして欲しいという場合は、まず、トイレの場所は人間が決めるのではなく、犬に決めてもらいましょう。
人間がトイレの場所を決めると、だいたい、犬がトイレをしたのがすぐわかるようにと、リビングの片隅など見えやすいところに設置しがちです。
中にはベッドを入れたサークル内にトイレを作ってしまうという犬からすれば迷惑極まりないことをする人もいます。
しかし、家族が集まったり、見えやすい場所でトイレをするのを多くの犬は嫌がります。
犬に場所を決めさせると、たいて階段の下や廊下の一番奥など、人間からは見えにくい物陰などを選びます。
もし、自分がトイレを使えず、家の中のどこかで排泄しなければならないとなった時に、ここならいいかな~?とギリギリ思えそうなところに犬用トイレに設置しましょう。
寝床がある部屋とは別で(犬は自分の寝床=巣を汚したくないという習性があります)、見えにくく影になっているところがおすすめです。
我が家は階段下と、わたしの部屋で一番寝床から遠いところ、最近ベランダにも設置し、3か所トイレがあります。
それから柴は足裏が繊細な子が多いです。
少しでもオシッコを踏んで、足裏が汚れたりぬれたりするのを嫌がる子が多いので、ペットシーツは頻繁に変えてトイレは清潔に保ちましょう。
留守中にトイレが汚れてもいいように、数か所トイレを設置することをおすすめします。
基本的に柴ちゃんは外トイレを主流にしてあげて、室内トイレを補助という形にしてあげた方が、ストレスがなくて済みますよ。

返信する
りんご

お返事ありがとうございます。
真夏はかいるーさんもお散歩をしない日があると拝読致しましたので、おうちのトイレもあるのではないかと質問させていただきました。

春まではベランダにトイレをさせていましたが、いま時期はベランダから虫が発生してしまい諦めてしまいました。
(それ以前は室内でしてくれていました)

うちのわんこは暑い時間帯はクーラーが効く一階リビング、夜は飼い主の寝室にいます。
昼間はリビングのドアの前辺りで、人通りが多い場所で排泄することが何度かありました。(基本我慢してます)

夜は自室に戻すと、凄く暴れまわります。その間にいろんな場所でおしっこをするので、本犬がしたい場所が今一掴めません、、。

トイレがしたくてパニックになっているのか、とてもストレスがかかってしまいます。暑い日や仕事で帰宅が遅くなってしまう日のために、「室内でしても大丈夫だよ」と教えてあげたいです。

あまり死角になる場所で本人がしないのは、本能よりもパニックが強いからかもしれません。かいるーさんは大袈裟に褒めたり、餌で釣るなどはしないと思うのですが、こういったケースで、犬にトイレを教えるにはどうされるでしょうか?

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