迷惑をかけないとは?
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今日は、ツケで歩くということについてです。
ネットで犬のしつけ関連のサイトを見ていると、「他人に迷惑をかけないように犬を飼いましょう」ということがよく書かれています。
これはその通りだとわたしも思います。
先日もその手のサイトを見ていたら同じようなことが書かれていて、よくあるテーマなのでサラッと見ていたら、散歩中に他人に迷惑をかけないようにするためにこんなことが書かれていました。
「犬の散歩中は通行人を怖がらせたり、迷惑をかけないようにするため、リードは短く持ち犬はツケをさせて歩きましょう」
そういう風に思っていたり、トレーナーから教わって実践している人は多いでしょう。
「ツケ」で歩けば、他人に迷惑をかけることはないと言うのです。
しかし、散歩中の犬と飼い主さんを見ていると、短いリードでツケで歩けている人はほとんどいません。
短いリードで、グイグイ引っ張りながら歩いている犬と、そんな犬に引きずられている飼い主さんはよく見ますが。
わたしは「他人に迷惑をかけない」ためにも、ロングリードを使うことをおすすめしています。
ロングリードは危険だと言う人もいますが、それは伸ばしっぱなしにしているからで、安全に使うためには飼い主側のリードワークの向上が求められます。
今回は「他人に迷惑をかけずに散歩をする」ということについてお話します。
短いリードでツケをさせて散歩しているという飼い主さん、ぜひ読んでみて下さい。
短いリードなら迷惑をかけない?
散歩の時は短いリードで歩いたほうが人に迷惑をかけない。
そう思っている人は多いでしょう。
特に大型犬は、長いリードでフラフラしていたり、グイグイ引っ張っていると、通行人に怖がられたり迷惑がられることもあります。
しかし、短いリードなら人に恐怖を与えないかというとうそうでもありません。
昔住んでいた場所の近くに、警察犬の訓練所がありました。
そこの犬がよく散歩の時に短いリードをつけてツケで歩かせられていたのですが、みんなストレスいっぱいで攻撃性が高く、すれ違う人は自然と道の反対側に迂回して通り過ぎているくらいでした。
犬を連れて歩いているとさらに危険で、こっちに向かって突進して来ようとするのです。
トレーナーは犬が突進しようとしたり、ガウりそうになったりすると、首にはめたスパイクチェーンを力いっぱいジャークして怒鳴るので、見てるこっちも不快を通り越してもはや恐怖でした。
「迷惑をかけない」「怖がらせない」とは正反対です。
血走ったギラギラした目は遠目から見ても怖いものです。
ここまでひどい状態でなくても、ストレスレベルが高く興奮していて、リードをグイグイ引っ張っている犬というのは、短いリードだろうと長いリードだろうと他人には怖く見えるものです。
犬に突進しようとしたり、ガウガウいったりするのは、リードの長さに関わらず迷惑になります。
他人を怖がらせたり迷惑をかけたりするかどうかというのは、リードの長さやツケで歩いているかどうかではなく、犬がいかに落ち着いて歩けるかによるのです。
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迷惑・恐怖を与えないためにロングリードでまったり散歩
うちには中型犬が2頭なので、散歩の時は周りに迷惑をかけたり、怖がらせたりしないよう、細心の注意を払っています。
のんちゃんもるーこも、落ち着いて歩けるし、犬が来たら脇道に入ったり回避したりしているので、突進したりガウガウしたりすることもありません。
ロングリードでまったり歩いているので、よく「大人しいですね」と声をかけられます。
近所にもボーダーを飼っている家があるのですが、グイグイ引っ張り目を血走らせて突進するそのボーダーくんと比べて「目が優しい」と言われることもあります。
このボーダーくんも生活環境が悪く、ストレスいっぱいで興奮度も高い子で、飼い主さんはいつも「ツケ!ツケ!」と怒鳴りながら散歩しているんですけど、ボーダーくんは聞く様子がありません。
速足でスタスタ歩いていた李、引っ張られていたら、見ている人は恐怖を覚えるものです。
実際にそういう調査結果もあります。
わたしは散歩の時は3mのロングロードを使っていますが、車が来た時や人とすれ違う時には短くたくして、わたしが間に入るようにして犬と人の両方の安全を確保しています。
小型犬の場合は、犬のためにもそうしてあげるといいです。
ブログでも何度か書いていますが、ロングリードは伸ばしっぱなしにしてはいけません。
人や車が見えたら早めにリードをたぐりながら、自分が犬に近づきます。
早めにしないとすれ違うまでに間に合わないので、飼い主は常に周りに気を配る必要があります。
犬を引っ張り寄せて近づけるのではなく、自分がリードをたぐりながら犬に近寄っていくので、そこは間違えないようにしましょう。
けっこう、リードをたぐって自分が近づいているつもりで、無意識に犬を引っ張り寄せている飼い主さんが多いので、自分がそうなっていないか確認しましょう。
すれ違う時は、リードの長さは30㎝くらいになります。小型犬なら50㎝くらいでしょうか。
それくらいまで犬に近づき、すれ違ったらすぐにまたリードを伸ばして歩きます。
ロングリードは危険だと言われることがありますが、伸ばしっぱなしでいたら、それは危険です。
状況に合わせて伸ばしたり縮めたりすれば危険はありませんが、そのためには飼い主側のリードワークの向上と状況判断が大事になります。
犬の散歩はただリードを持って犬を歩かせればいいわけではありません。
危険なものや犬が苦手なものがないか常に見て、素早い状況判断とリードワークが求められます。
そういった飼い主の努力があってこそ、犬も人も安全な散歩が出来るのです。
他人に迷惑をかけないためには
他人に迷惑をかけないために、リードを短く持ったり、ツケで歩かせたりというのは対症療法に過ぎません。
大事なのは普段からストレスをかけず、犬が落ち着いて生活できる環境を整えてあげることです。
落ち着いている犬は状況判断能力や対処能力に優れ、ちょっとしたことでは動じませんし、突進したりガウガウしたりもしません。
ロングリードでも短いリードでも、まったりと歩くので、人に恐怖を与えたり迷惑がられることもないのです。
引っ張るたびに叱ったり、ジャークしたり、いつも短いリードでツケで歩かせたりしていると、犬はフラストレーションがたまってますます引っ張るようになります。
ストレスマネジメントをしつつまったり散歩の練習をして、ロングリードでまったり歩けるようになると、犬の散歩の質が向上してストレスを減らすことが出来ます。
落ち着いて歩ける犬は近所の人にも迷惑がられず、温かい目で見守ってもらえます。
参考までにるーこのまったり散歩の様子を載せておきます。
Twitterに上げたものなのでちょっと画面が小さいかも。
るーこのまったり散歩。雨に追いかけられながら。 pic.twitter.com/SloVI04THU
— 瀧沢かいるー@犬になりたい (@m_kanon526) September 4, 2019
るーこは手元で固定したりしなくても、引っ張らずにまったり歩ける子です。
こんな感じでにおい嗅ぎしたり、草むらに分け入ったりしながら1~1.5㎞を1時間くらいかけて散歩します。
のんちゃんはもともと年季の入った引っ張りがあったので、興奮したり嫌なことがあると引っ張りが再発するのでその時に固定が必要なくらいで、いつもは落ち着いて歩けます。
2㎞くらいを1時間かけて歩く感じですね。
短いリードでツケをさせていてもグイグイ引っ張っているような犬と、ロングリードで落ち着いてまったり歩ける犬、あなたならどっちがすれ違っても怖くないですか?
他人のためにも、犬の生活の質向上のためにも、まずはストレスマネジメントを始めてみましょう。
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♪おまけ
オシッコの瞬間を撮られてしまうのんちゃん。
ごめん…シャッター切った瞬間、この体勢になったからさあ…
今朝の散歩で、強めの雨が降ってきたので「帰ろうか」と言ったのですが、のんちゃん「これくらい平気よ!」というのでそのまま歩いてたらすぐにやみました。
夕方散歩で、どこかで降ってる雨が風で飛んできたのかな~くらいの雨が降って来て、わたしは大丈夫だろうと思ったんですけど、るーこが「たいへん!かえろう!」と言うので帰ったら15分後くらいに土砂降りになりました。
ワンコ天気予報はよくあたりますね。
人間が判断するより犬に判断してもらった方が当たります。
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