「大声での命令」ではなく「ささやき声でのお願い」を意識しましょう。
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
朝散歩に行った時、るーこが立ち止まってじーーーっと何か見てるので、
何かと思ったら、アリの行列でした。
微動だにせず、じーーーっと見てる。
何だと思ってたのかな?
その内、アリが道を横断してるので通れないことに気づき、
少しオロオロした結果、引き返してちょっと遠回りして帰宅。
じーーーっと見てるのが人間の子どもみたいで可愛かった。
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さて、あなたは自分の愛犬に対して、どれくらいささやいているでしょうか。
ささやく?何それ?と思う人がほとんどでしょう。
犬との接し方は、命令からの服従がメインでした。
それも人間より耳がいい犬に対して100m先にも届くような大声で。
他者に対して大きい声を出すと、どうしても命令口調になってしまいがちです。
なのでわたしは「ささやく」ことをオススメするのです。
大声だと「命令」に聞こえる
犬は「コイ」とか「マテ」とか言って人間が動かすのが基本でした。
人間は犬のボスなのですから。
「コイ」にしても「マテ」にしても、これらの言葉を口にしてみると、
自然に「命令口調」になるのがわかります。
よく河原でワイマラナーのトレーニングをしている飼い主さんは、
100m離れてても聞こえる大声で「スワレ」「フセ」などと、
まさに軍隊のような号令をかけています。
この前、ちょっと話を聞いたらその飼い主さん、
元警察犬の訓練士なのだそうです。
以前は家庭犬も含めて犬の訓練は警察訓練所が行っており、
やり方もこの軍隊方式でした。
軍用犬の訓練方式がアメリカから日本に輸入され、一般的なトレーニングとして根付いた、
という歴史があるので、このやり方にもうなずけます。
その後、正の強化方式(陽性強化法とも)が広まり、
言葉も「オスワリ」や「オイデ」など少しマイルドになりました。
命令やコマンドではなく、キュートいう言葉に言い換えられるようにもなりました。
しかし、やっぱりわたしには命令に聞こえます。
飼い主やトレーナーの、「犬に言うことを聞かせようと意気込みもさることながら、
だいたいの人が不必要な大声を出しているからです。
例えば、「ちょっと来てみな~い?」とか「○○してくれると嬉しいな~」とか、
命令ではないお願いのような言葉でも、大声で言うと、威圧的に命令口調に聞こえてしまいます。
そして人は不必要な大声を出してお願いをする時、
少なからず相手に言うことを聞かせようと思って大声を出してしまっているのです。
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お願いはささやき声で
わたしは犬に命令するのではなく、提案するだけなので、
その提案に乗るか否かは犬にお任せです。
「ちょっとこっち来な~い?」と言った時に、別に来なくてもいいのです。
のんちゃんは多少強引がお願いでも来てくれてしまうことがほとんどです。
なので、なるべくこっちを気にせず散歩して欲しいので、
出来るだけ呼ばないようにしています。
たまに「ちょっと待って!ここの草食べたらね!」と言うこともあります。
なぜそう言ったと思ったかというと、草を2、3口食べてから、
小走りでこっちに来てくれるからです。
この「ちょっと待って」を待ってあげる、認めてあげることが、
犬との信頼関係には重要なのです。
それには、キューなどと濁された命令やコマンドを使うのではなく、
提案やお願いするのがいいのです。
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コマンド(命令後)を使わずに生活するには?
そしてその時の言葉は、「~してみない?」「~してくれると嬉しいな」
などと、あくまで丁寧に、穏やかでへりくだった感じにします。
大きな声でハキハキと…ではなく、
ブツブツと呟く、ささやくといった感じです。
さっきも言ったように、大声でハキハキ言うと、どうしても命令に聞こえるし、
「言うことを聞かせよう」という飼い主の意気込みが入ってしまうからです。
いずれにしろ、ブツブツ、ヒソヒソ、呟くように、ささやくように、が大事です。
犬を注目させるためにささやき声?
実はわたし、初めてこの「ささやき」を使ったのは、
学生時代、バリバリのオビディエンストレーニングの中ででした。
コマンドを言うのをあえてささやき声で言って、
犬を常にハンドラーに注目させる、という目的でした。
今でもこのやり方を使うトレーナーはいるようですね。
犬にとってただでさえわかりにくいコマンドを、
さらにささやき声にしてわかりにくくするなんて、ただのいじめです。
人間だって、何か指示を出された時、声が小さくて聞こえにくいと困りますよね。
何度も聞き返すと怒るような相手だと従う気も失せます。
人は犬に、難しいことを要求しすぎです。
もはや可愛がりという名のいじめです。
ささやくと心が通じる
犬に対してささやくというのは、人間の心もリラックスさせます。
日常的に犬にささやいている人というのは、犬に対して暴力を振るったり、
無茶なコマンドを出したりせず、とても穏やかで落ち着いた関係を築けている人が多くいます。
怒鳴ることには縁がないのです。
犬ではなくゴリラなのですが、長年ゴリラの研究を続け、
信頼関係を築き心を通わせたとある女性は、常にゴリラにささやきかけていました。
オーストラリアで見た、暴力や体罰を使わないという馬の調教師も、
馬と見つめ合ってささやいていたように思います。
わたしもよくのんちゃんやるーこの胸や背中を撫でながら、
ささやきかけていますが、そうすると心が落ち着いてきて、
何だか犬の気持ちがよくわかるような気がするのです。
今日はお留守番がちょっと長かったから寂しかったかなとか、
お天気が悪いから欲求不満かなとか、
もちろん犬が喋るわけじゃないのですが、表情や仕草、
飼い主しか知らないその子の情報などから犬の気持ちを感じ取るのです。
人間同士で話す時も、こういった言葉以外の部分から
相手の気持ちを汲み取るということを無意識にやっているのではないでしょうか。
人間以外の動物にやるというのは、ちょっと勝手が違うところがあるので、
意識的にやろうと思う必要があるのだと思います。
そして、それが出来ている人は、大声で話しかけるのではなく、
みんな動物に対してささやきかけるという習慣が出来ているのです。
犬の気持ちを理解するために、大声で話したり命令するのではなく、
ささやきかけるということを実践してみて下さい。
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♪おまけ
おやつの匂いが消えるまで舐めるw
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