ちょっとおかしい?「犬との信頼関係」の定義を考える

   

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一般的な犬との「信頼関係」っておかしくない?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は犬との「信頼関係」のお話。

わたしもそうなのですが、犬のしつけについて語る時に必ず出てくるのが、
「犬との信頼関係」というものです。

犬のしつけは飼い主との信頼関係を築きますとか、犬と主従関係を築くことが信頼関係を築くことにつながりますとか。

以前から疑問に思っていたのですが、信頼関係って何でしょうか?
わたしもよく使っているのですが、犬と人の信頼関係の定義について考えてみるといまいちわからなくなってしまいます。

そもそも、犬と人の間がどうあれば「信頼関係」が築けたことになるのか、
今回色々調べてみたのですが、これがちょっとおかしなことになっているなと感じました。

そこで今回は、氾濫している「犬との信頼関係」の間違いと、わたしが考える「犬との信頼関係」についてお話します。

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犬と人の「信頼関係」?

今回気になって、ネットや本で「犬と人の信頼関係」の定義についてちょっと調べてみました。

そしたらまあ、驚くような定義がたくさん出て来たんですよね。

犬がどうあれば人を信頼していることになるのか。

  • 犬がアイコンタクトをする
  • 体を大人しく触らせる
  • 散歩の時に前に出ずに横について歩く
  • くわているものを取られも怒らない
  • 仰向けにされても抵抗しない
  • その他、何をされても抵抗・反抗をしない

これを見て、おいおいおい…と思ったそこのあなた
話が合いそうです。仲間がいて嬉しい限りです。

犬は「信頼関係」を強制されている

一般的にこうあるべきと言われている犬と人の「信頼関係」ですが、これは本当は、
人間が犬にこうするようにと教えた結果なのです。

実際にやっていることは信頼関係を築くためのものではありません。

  • アイコンタクトをするように教える
  • 体を大人しく触らせるよう押さえつけて触る
  • 散歩の知己に犬がちょっとでも前に出たりそばを離れたらジャークする
  • くわたものを無理矢理奪い取り犬が怒ると暴力を振るう
  • 仰向けにされて犬が抵抗しても押さえ込む
  • その他、何をされても抵抗・反抗しないように教える

これはもはや「強制」です。

犬は人に強制されてやっていることなのに、そういった犬の従順な行動を見て、
わたしたち人間は「犬との信頼関係が出来ている」などと都合良く妄想してしまうのです。

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人間にとって都合のいい「信頼関係」

TVチャンピオンや鉄腕ダッシュなどにも出演し、様々なメディアで取り上げられている白川真二ドッグトレーナーは、
わたしが学生時代にドッグトレーニングを教わった講師なのです。

その授業で彼はこう言って教えていました。

「犬の社会は完全縦型で、この縦型社会にある上下関係が、主従関係です。
犬は自分よりも上位の相手にしか信頼を抱きません。
つまり、『主従関係』なくして『信頼関係』は築けないということです」

自信満々のあの顔、今でもよ~~~く覚えています。

今考えれば、犬と人が主従関係を築くことが出来て、しかもその上に信頼関係を築くことが可能だなどと、
臆面もなく言い切ってしまえることに驚きです。

白川氏は、人の命令に犬が従えばそれが信頼関係が出来ていることだと考えていました。
授業の内容もそれに則ったものでした。
学生たちに教えるのは、効果的なジャークのやり方、犬をひっくり返して押さえ込むやり方、
抵抗した犬を大人しくさせるやり方など、もはや拷問とも言えるものでした。

それで犬が心をズタズタにされ、抵抗する気力も失い目から生気が消え、怯えながら人間に従うのを見て、
信頼関係が出来た、と言うのです。

あまりに都合が良すぎるのではないでしょうか。

一般的に言われている「犬と人との信頼関係」の定義というものは、人間にとってはとても都合が良いものですが、
犬にとっては百害あって一利なしなのです。

 

人間相手では成り立たない「信頼関係」

しかし、多くの飼い主さんは何となくでも、犬に言うことを聞かせることが信頼関係に繋がる、
といった考え方に、違和感を覚えるのではないでしょうか。

というのも、人間相手に考えた時、この「信頼関係」の形は成り立たなくなるからです。

命令に従う=信頼関係となると、指揮命令系統が明確である軍隊のような組織では常に信頼関係が存在しているということになるし、
奴隷と奴隷主や、独裁者と国民にも、信頼関係が成り立っていることになってしまうのです。

人間の場合では、信頼関係とは、互いに相手のことを独立した対等な人間として尊重し合い、自由な相互関係を保てるような関係を
意味しているのだと、多くの人は思っているはずです。

お互いに相手を認め、相手のことを思いやって、初めて成り立つものが「信頼関係」です。

しかしなぜか多くの人は、ネットや本に書いてあるし、カリスマトレーナーもそう言っているしと、
このおかしな犬相手の信頼関係を認めて、せっせと犬にジャークするようになってしまう。

ちょっとでもおかしいと思ったら、そのおかしいという気持ちを大事にして欲しいと思います。

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「信頼関係」は犬相手でも変わらない

信頼関係の成り立ちというのは、人間相手でも、犬でもその他の動物相手でも変わりません。

オスワリと言われれば座る、コイと呼ばれればすく来る、仰向けにされてもじっと大人しくしている、
それらが出来れば信頼関係が出来たことになるだなんて、わたしはとうてい思えません。

というか、そんなことは信頼関係だなんて出来ていない見ず知らずの動物にだってやらせることが出来るのです。
力ずくで押さえつけ、無理矢理やらせれば可能なわけですが、それでもそれを信頼関係だなどと言うのでしょうか?

犬との本当の意味で信頼関係を築くためには、まず人間が犬の気持ちを理解し、意思を尊重し、
犬のやりたいことを認めてあげると、犬も人間の気持ちや意思を理解してくれるようになるのです。

つまり、自分がどういった人を信頼したいと思うかを考えればいいのです。

無理矢理言うことを聞かせようとしたり、暴力を振るう人のことは、誰だって信頼したいとは思わないでしょう。

こうやって信頼関係が形成されてくると、犬との暮らしがもっと楽しくなりますし、
何より犬の笑顔が増えるのです。

そして、しつけも楽になります。

気持ちが通じていればいちいち命令しなくてもよくなります。

上下関係だの主従関係だのは時として謀反やら下克上やら反乱やらが起きることがありますが、
本当の意味で信頼関係が出来ていればそんな心配をすることもないのです。

いつも平和的で友好的な関係でいられます。

その方がいちいち命令するよりもずっと楽だし、楽しいし、犬と暮らす醍醐味だと思うのですが、
さてあなたはどうお考えでしょうか。

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おまけ

朝散歩で、リンゴ畑に落っこちてた新鮮なリンゴを一つ、丸々ペロリと平らげたのんちゃん。

これからリンゴやらナシやらが畑に落っこちてる黄sw津になるので、
犬たちもデザートには事欠きませんね。

食べるのは新鮮なものだけで、傷んでたり、落ちてから数日たってるようなものは食べないので、
こっちは安心して見ていられます。

拾い食いはダメ絶対!といった飼い主さんが多いですけど、こうやって自分が好きなものを自分で選んで、
楽しんで食べている姿を見ると、食べちゃいけないものだけ気をつけてあげてれば、
人間の食べ歩きみたいな感覚で許してあげてもいいんじゃないかな~と思います。

思えば、人間からもらったものでお腹壊したことはあるけど、拾い食いしたものが原因で、
うちの犬たちがお腹壊したことってないんですよね。
もちろん、ストレス行動として現れる拾い食いの場合は、掃除機のようにゴミでも小石でも、
何でも吸い込んでしまうのでまずは落ち着かせてあげる必要がありますが。

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食べちゃいけないものには飼い主が気をつけてあげて、ある程度の「食べ歩き」は許してあげましょうね。

そんなのんちゃんの間違い探し。

連写してると、全く同じ写真が何枚も撮れますよね。
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