ストレスに強くなる?「カーミングシグナルを無視」は逆効果

ストレスに強くするためにカーミングシグナルを無視する?

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、愛犬をストレスに強い子にするにはどうすればいいかという話をします。

ここ数日、犬のストレスについて取り上げてきました。

ストレスによる問題行動の主な原因は「散歩不足」「退屈」「飼い主の落ち着きのなさ」の3つに大きく分類され、ストレスに伴う問題行動を改善するためには、
まずはストレスマネジメントが必要不可欠であること。
高ストレス状態は学習をさまたげるので、問題行動改善のために何か新しいことを教えるという場合は、まずはストレスレベルを下げて学習が出来る状態にしてあげること。
》【問題行動】ストレスは学習能力を下げる!犬に新しいことを教える前に絶対必要なこと
》「散歩不足」「退屈」「飼い主のバタバタ」問題行動の3大理由とその対処法

時間をかけてストレスレベルを下げて、問題行動も改善されてくると、多くの飼い主さんはこう質問してきます。

ストレスに強くするにはどうすればいいですか?

人間の場合、一般的にストレスに強くなるためには「栄養・運動・休養」に加えてリラクゼーションが重要だと言われています。

しかし犬の場合、「トレーニング中にカーミングシグナルを出しても無視することでストレスに強くなる」などというトレーナーもいます。

ブログで何度も言っているように、犬のカーミングシグナルを無視することは百害あって一利なしです。
つまり悪いことしかありません。

そこで今回は、愛犬をストレスに強くするためにはどうすればいいか、とっても簡単な方法をお話します。

ストレスからくる愛犬の問題行動にお困りの飼い主さん、問題行動がだんだん改善されてきたけどまた再発しないか不安な飼い主さん、ぜひ読んでみて下さい。

カーミングシグナルを無視してストレスに強くする?

ブログを通じて知り合った飼い主さんは、以前トレーニングを受けていたトレーナーからこんなことを言われたそうです。

犬がカーミングシグナルを出していてもあえてそれを無視することで、ストレスに強い犬になる

トレーニング中に犬がカーミングシグナルを出しても2、3回であれば無視していいというのは、いまだに一部のトレーナーの間で言われていることです。
》犬のカーミングシグナルは2,3回なら無視してもいい?
わたしも学生の頃に同じように習いました。

恐らくトレーナーたちが「無視してもいい」という背景には、犬の「嫌だ」を聞いてしまうと犬がわがままになるだとか、いちいちシグナルを出すたびにやめていたらトレーニングが出来ないといった思い込みや言い分もあるのだろうと思います。

しかし、そもそも犬がカーミングシグナルを出すようなトレーニングをやってしまうのは、その時々のシグナルをよく読んでいないことが原因です。

例え小さなシグナルでも見逃さないように注意していれば、その都度やり方を少し変えたり、休憩を挟むなどして対処できるのです。

例えば、ブラッシング大嫌いだったのんちゃんにブラッシングの練習をした時は、ブラシを持って近寄った時にのんちゃんが舌をペロッとした時点で離れ、休憩するというのを繰り返していました。
ブラッシングさせてくれるようになってからも、2,3回やってのんちゃんが顔を背けたり舌ペロをしたらその時点でやめる、というのを繰り返し、だんだんと慣れさせていったのです。

この時、のんちゃんの舌ペロを無視してブラッシングを続けていたらますますブラッシング嫌いになったでしょうし、カーミングシグナルも舌ペロという軽めのものから、
唸ったり歯を剥いたり、空噛みしたりという重大なものになっていたでしょう。

カーミングシグナルを無視するというのは犬をストレスに強くするどころか、逆にストレスを与えてしまう行為なのです。

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ストレスに強くする正しい方法

では、正しい方法でストレスに強くするにはどうすればいいのでしょうか?

わたしたち現代人にとって、現代社会はただでさえ避けようがないくらいストレスの原因があちこちに転がっていて、どのようにストレスと付き合うかは課題です。

本屋に行って見てみれば、数えきれないほどのストレスについて書かれた本が並んでいるし、サイトでもあちこちで取り上げられています。

ストレスに強くなる方法として、一般的には「栄養・運動・休養」に加えてリラクゼーションが重要であると言われています。

人間の場合は、認知のしかたを変える認知療法などもありますね。

犬の場合もこれは同じで、きちんと栄養を摂り、必要な運動をして(これが出来ていないことが多い)、しっかり休養をとり、規則正しい生活を心がけることが大切です。

時にはマッサージなどでリラックスして、頭と体を使う遊びをして適切な「刺激」を与えることも重要です。

そして、犬の嫌がることは極力しないようにし、普段からかかるストレスを極力なくすことです。

日常的にストレスがない犬は、精神的にも安定して落ち着いており、心に余裕があります。
なので、たまにストレスがかかってもパニックになったり過剰に興奮したりせず、落ち着いて対処できるのです。

シグナル無視は「犬だから出来る」こと

こうして見ると、カーミングシグナルを無視するというのは、ストレスに強くするという点では全くの逆効果であることがわかります。

人間で言えば、嫌だと言っても聞き入れず、無理矢理に課題をやらせるという方法が、ストレスに強くするやり方だと言うようなものです。

こんなストレス対処法、聞いたことある人いますか?

上司が部下にこれをやったらパワハラですし、親が子どもにやれば虐待、友達同士でもいじめになります。

そんなやり方を、いまだに一部のトレーナーは当たり前のように犬にやっているのです。

人間相手にはとても出来ませんが、「犬だから」出来るのです。

この「犬だから」という考え方が、犬に苦労をかけ、負担をかけ、ストレスをかける諸悪の根源です。

犬だから少しくらい平気だろう、犬だからこれくらい大丈夫だろう、犬だからやってもいい。

なぜ人間相手に出来ないことが、犬だからやっても大丈夫ということになるのでしょうか。

「犬だから」を言い訳にし、「犬だから」と思い込んでしまうと、肝心の犬の気持ちは平気で無視されるようになってしまいます。

気持ちを無視されて、嫌だと言っても聞き入れてもらえない犬は、ストレスに強くなるどころかますますストレスをため込むようになってしまいますよ。

 

「犬の言葉」をよく聞こう

犬のカーミングシグナルを無視してはいけないと、ブログで何度もお話してきました。

カーミングシグナルというのは、トゥーリッド・ルーガスが作った言葉であり、ルーガスの著書の翻訳版出版や来日以降、犬の気持ちであるカーミングシグナル(ボディランゲージ)についての知識が日本でも急速に広まりました。

しかし残念なことに、ルーガスがもっとも伝えたかったことである「犬の気持ちを聞いてあげよう」という部分については飼い主さんやトレーナーの間にあまり広まっていないように感じます。

だから2,3回ならカーミングシグナルを無視してもいいだとか、カーミングシグナルを犬の支配の悪用に使ったりするようになるのです。

せっかく「犬の言葉」であるカーミングシグナルを理解していても、その言葉をきちんと聞いて受け入れてあげなければ意味がありません。

相手が「やめて」と言っているのにそれを無視していたら、信頼関係は壊れて当たり前ですし相手から嫌われることは間違いありません。
これは犬でも同じことです。

カーミングシグナルなんて難しくてわからないと言う飼い主さんもいますが、今や少し調べればあちこちに紹介されています。
ネットが使えなくても(たまにご高齢の方でいらっしゃいます)カーミングシグナルについて書いた本はたくさんあります。

それに、自分の愛犬を観察しているだけでもカーミングシグナルの達人になれますよ。

そして、少しでも愛犬がストレスを感じているようだったら、すぐにその時やっていることをやめてあげて、少し休憩を挟んで気分転換してから再度チャレンジするようにしましょう。

特に、ブラッシングや足ふき、ハーネスの装着などは、それをやることに夢中になって犬のシグナルに気づかない、気づいていても一気にやってしまうという飼い主さんが多いです。
気づいていないのであればもう少しシグナルに注目するようにし、気づいているのであればそのまま一気にやってしまうのではなく気づいた時点で休憩しましょう。
面倒かもしれませんが、犬にストレスを与えず、嫌な印象を与えずに慣れさせるために必要なことです。

そうやって、小さなシグナルにもちゃんと気づいて対処してあげていれば、愛犬はストレスのない日々を過ごすことが出来ます。

普段からストレスのない犬というのは、時々ちょっと大きめのストレスがかかってもパニックになったり興奮せずに対処できるのです。

例えば病院での診察の時、ストレスフルな犬だとガウガウになったり大暴れしたりするものですが、ストレスのない犬だと多少嫌がりながらも落ち着いていられるのです。
病院というストレスを引きずることもありません。

人間でもいつもストレスいっぱいの人はちょっとしたことでイライラしがちですが、ストレスの少ない人だと同じことでも全くイライラせずにこなすことが出来るのです。

「栄養・運動・休養」とリラクゼーションに加え、何より大事なのは、普段からよく「犬の言葉」を聞き、犬の気持ちを尊重して配慮し、嫌なことをせずにストレスのない生活を提供してあげることです。

そうすることで、本当の意味での「ストレスに強い犬」になりますよ。

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おまけ

最近、とっても眠いです。

春眠暁を覚えずどころの話じゃない。

朝起きてから夜寝るまでずっと眠い。

犬たちもよく寝るようになって、最近、朝のんちゃんが起こしてくれなくなりました…
前はアラームが鳴る1時間も前に「散歩行くよ!」って起こしに来てたくせに…

最近はアラーム鳴っても起きやしない。

わたしももともとアラームくらいじゃ起きなくて、のんちゃんが起こしてくれるのをアテにしてたから、起こしてもらえないとちょっと困る(犬任せ

あ、るーこはもともと起きない子です。

未だに寝坊・遅刻ゼロなのが奇跡ですよね。
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