「唸る」犬を叱ってはいけない

   

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こんにちは!

うちのシェルティ(以下シェル太)がブログを書いてるわたしの膝にズカズカ乗ってくるようになってきた犬になりたい犬ブロガーの瀧沢かいるーです。

遠慮なく、当たり前のように乗ってきます。可愛いからまあいいんだけど、嫉妬したボーダーコリー(以下ボダ子)と喧嘩になるからうるさい。

さて嫉妬に狂ったボダ子がシェル太に喧嘩を売る時、よく「唸る」のです。

「唸る」というのは犬のカーミングシグナルです。コミュニケーションのための手段なんですよね。

よく「犬が唸るのはよくないことと」と言われて、やめさせるよう教えているしつけ本やサイトを見かけますが、大きな間違いです。

むしろ、やめさせてしまう方が犬にとっても飼い主にとっても良くない結果になるのです。

 

唸る=「やめろ」「近づくな」

先ほども言いましたが、唸るというのは犬のカーミングシグナルです。

「やめろ」「近づくな」という意思表示であり、興奮しすぎている犬や、こっちのカーミングシグナルを無視して近づいてくる相手に対して発する強めのカーミングシグナルなんです。

飼い主にブラッシングされていたり、ワシャワシャと撫でられている時に、犬が小さく「うぅ…」と唸ることがよくあります。これも同じで、かなり遠慮がちではありますが「もうやめて」と伝えているのです。昨日の記事にも書いた「舐める」のもっと強めの合図ですね。

これを無視している飼い主さんが意外にも多いのですが、絶対に無視なんてしてはいけません

唸るというのは「もうやめて」の合図であると同時に、「それ以上やるな」という警告でもあるのです。

この警告を無視していると、犬は歯を当てたり咬んだりという強硬手段に出ます。

唸るというのは、犬の最終警告なのだと心得て下さい。

唸る犬を叱ってはいけない

すぐ唸る犬は飼い主との上下関係を勘違いしている

なんて書かれている記事を、以前ネットで見かけました。
その記事に対するわたしの意見はコチラ⇒真っ向から批判します|「誰のおかげで生活できているか」考えよう

これは大きな間違いです。

唸るというのは犬のコミュニケーションの一つであり、唸ることは犬の正当な権利なのです。

それを、「飼い主との上下関係を勘違いしている」だなんて誤解もいいとこな誤解をして、やめさせるために叱ったり、上下関係を作るために服従訓練なんてしては絶対にいけません。

唸ることを叱られ、禁止された犬は、次第に唸るという段階を飛ばして、急に空咬みしたり本当に咬んだりするようになります。

また、飼い主の叱るという行為は犬の攻撃性を助長させることがあります。
詳しくはコチラ⇒犬を叱る3つのデメリット|っていうかデメリットしかない

唸っている犬を叱ったことで、手に歯を当てられたり咬まれたりという飼い主さんは多いです。

愛犬に唸られたら、自分が何か愛犬の気に障ることをしたのだと反省して、そっと離れてあげましょう。

唸るのはマナー違反ではない

犬対犬の場合も同じで、カーミングシグナルが上手な犬ほど、他の犬に対して唸ることがあります。

例えば、ドッグランなどで急に後ろからにおいを嗅がれた時など、嗅がれた方が体を硬直させて小さく「うぅう」と唸っているのをよく見かけます。

そういう時、唸った犬の飼い主さんは相手の犬への攻撃行動と誤解して、叱ったりやめさせたりしています。

「唸るのはよくないこと」「他の犬に唸ってはいけない」という認識があるため、こういった犬たちのコミュニケーションを人間的に解釈して、マナー違反だと思ってしまっているのでしょう。

しかしこの時、唸られた犬がすぐに理解して身を引いていればコミュニケーションが成立したということなので特に問題ありません。

むしろ、唸られても相手の犬が引かなかった時に飼い主さんが出て行って止めるべきです。

唸るのを面白がらない

YouTubeなどで見ていると、唸っている犬を面白がって、髭や耳を引っ張ったり、犬が嫌がるものを近づけている動画を見かけます。

あれ、絶対にやめて下さい。

犬に対するいじめだと思っています。

先ほども言いましたが、唸るという犬の「警告」を無視していると、犬はもっと強い手段で警告を伝えようとします。

こういう「いじめ」をされた犬は、攻撃性が強く咬みやすい犬になってしまうのです。

 

犬は平和主義

犬はとても平和主義な生き物なので、ギリギリまで平和的に事を解決しようとします。

唸るというのは、犬の最後の平和的解決手段なんです。

相手に攻撃せず「やめろ」「近づくな」と意思表示し、警告するための手段なんです。

唸ることは決して悪いことでもマナー違反でもなく、犬のコミュニケーションの手段であり、正当な権利だと理解しましょう。

愛犬に唸られたら、叱ったりせずに犬の「いやだ」という気持ちを理解してあげて下さい。

 - 犬との接し方・関係作り, 犬の気持ちを理解する