「犬に頭を使わせる」の正しいやり方!トレーニングや遊びはNG

頭の使わせ方が大問題!

こんにちは!

犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。

今日は、犬に頭を使わせるということについてお話します。

犬の認知症予防のための方法として、「刺激を与える」とともに言われているのが「犬に頭を使わせる」ということです。

「頭を使う」というのは人間の認知症予防でも言われていますね。

認知症予防だけでなく、ドッグトレーニングの観点からも犬に頭を使わせると賢い犬になると言われています。

確かに犬に頭を使わせるのはとても大事なことです。

しかし、どうやって犬に頭を使わせるか、また犬に何のために頭を使わせるか、そのやり方が問題です。

犬にコマンドを教え、飼い主が出したコマンド通りに動くトレーニングをさせることを「頭を使う」ことだと思っていませんか?

多くの飼い主さんが、犬に頭を使わせてくださいと言うとコマンドトレーニングを始めます。

確かに犬はどうすれば飼い主のコマンド通りに動けるかと頭は使うでしょうが、頭の使い方が問題です。

どうすればコマンド通りに動けるかではなく、どうすればその時の状況に合わせて最適な行動が出来るかを考えられるようにしてあげるべきです。

そもそもわたしが目指すまったり犬は、飼い主のコマンドがなくても自分で最適な行動をとれる犬です。
コマンドを教えるために犬をトレーニングするということ自体、まったり犬育の基本理念に反しています。

そこで今回は、犬に頭を使わせるとはどういうことか、正しい頭の使わせ方についてお話します。

頭を使わせるためにトレーニングしているという飼い主さん、ぜひ読んでみて下さい。

 

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頭を使って楽しくトレーニング?

先日、同僚がYouTubeでこんな動画を見せてくれました。

シェパードの子犬に、トレーナーがクリッカーでオスワリを教えている動画ですね。

一見すると、子犬ちゃんはそんなに興奮もしていないし、嫌がってもいないように見えます。

逆に、楽しんでいるようにも見えませんが。

トレーニングが始まってすぐ、子犬ちゃんの尻尾の動きをよく見て下さい。

左に大きく振られていますよね。

尻尾を大きくバサバサと振るというのは犬がストレスを感じていることを示していますし、左に振るというのは不快感の表れです。

尻尾を振っていれば犬は楽しんでいると思われがちですが、尻尾の振り方やどちら側に振るかによって、犬の気持ちは大きく異なるのです。
》トレーニングも遊びも要注意!「尻尾を振っている犬は喜んでいる」という誤解

動画では、オスワリをさせるのにお尻を押したり、リードを引っ張ったりすることはしないかわりに、おやつを使っています。

最近ではおやつをご褒美に使い、ゲームのように楽しみながら行うトレーニングが主流になってきていますが、このような遊び感覚のトレーニングでも犬にはストレスがかかります。

動画の子犬も、おやつが目の前にあるのになかなかもらえないこと、そして何度も同じことを繰り返しさせられることにイライラし、ストレスを感じているのがわかるかと思います。

また、子犬の集中力は成犬よりも短いです。

動画撮影のためにあえて長く練習をしているのかもしれませんが、子犬ちゃんは途中で集中力が切れています。
それをおやつを使うことでトレーナーに意識を向けさせている状態です。

子犬ちゃん、ストレスを感じて舌をペロッとするカーミングシグナルを頻繁にやり始めるようになります。
遊び感覚なのだとしても、犬がカーミングシグナルを出すまで続けるべきではありません。

また、トレーナーの動きを注意深く見ていると、おやつをあげる時にしょっちゅう子犬ちゃんのマズルを撫でています。
おやつをあげるついでにマズルや頭を無意識に撫でる人は多いですが、ああいう触り方は犬にとっては不快ですので、おやつをあげるだけにして撫でるのはやめましょう。

自分の頭で考える?

動画ではおやつを多用していますが、おやつを使うと興奮しやすくなるし、食べ物への執着が強くなります。

すると犬は、おやつをもらうためにはどうすればいいか、ということを考えるようになります。

これを「犬に自分で頭を使わせる」と言うトレーナーもいます。

わたしが学生時代にトレーニングを教わったトレーナー講師の一人がそうでした。
犬に色々とコマンドを教え、はじめはコマンドに従ったらおやつをあげる方式なのですが、だんだんとコマンドを出さなくなります。
すると、犬はおやつをもらうために、知っている限りのコマンドの動作をあれこれ試してみるようになります。

オスワリを繰り返したり、フセをしたり、お腹を見せてみたり、ツケをしてみたり、ハウスしたり、とにかく飼い主が望んでいるだろうコマンドの行動をあれこれ試してみるようになります。

そして自分が望んだとおりのコマンドの行動を犬がしたら、おやつをあげるといった具合です。

「俺が何を望んでいるのか当ててみろ、その通りにしたら褒美をやる」という、もはやいじめのような仕打ちですよね。

心を読めない限り無理です。

犬は人の心がわかると言いますが、それは感情の変化に限ったものですし、犬にどうして欲しいかまで汲み取って悪い意味での忖度なんていうのは出来ません。

しかし意外にも、こういった仕打ちを犬にしているトレーナー、さらには飼い主さんが多いのが驚きです。

確かに頭は使うのですが、その使い方が重要です。

どうしたらおやつがもらえるか、さらにはどうすれば飼い主に怒られないか、ご機嫌をとれるか、といったことに頭を使わせているのなら大問題です。

そうではなく、この状況ではどうするのが最適か、ということを判断するのに頭を使うべきです。

家の中では大人しく寝ているとか、病院だったら静かに待っているとか、散歩中に向かいから興奮した犬が来たら少し距離をあけて通り過ぎるとか、そういうことが自分で判断できるのがまったり犬です。

コマンドを教えるだけではこういったことは出来ませんし、ストレスレベルが高い犬にも出来ません。

逆に、ストレスマネジメントをしてストレスレベルを下げていけば、こういったことは少しずつ、自然に出来るようになるのです。

もちろん、飼い主さんのサポートは必要なので、必要最低限のルールを教えてあげて、こうするといいよというヒントを出してあげるようにしましょう。

 

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「遊びながら」だったらOK?

遊びながらのトレーニングだったらいいのではないかと思う方もいるでしょう。

犬も飼い主も楽しみながらトレーニング出来るというとで、遊びながらトレーニングすることを勧めるトレーナーが増えてきました。
おやつを使うことを否定しているトレーナーに多いです。

遊びながらトレーニングというのは、基本的には「オスワリ」や「フセ」などのコマンドに対して、それにしたがっららご褒美におやつを使うのではなく、ロープで引っ張りっこをしたり、ボールを投げてあげるなど、遊ぶことをご褒美に使うものです。

おやつを使うと、飼い主ではなくおやつばかり見るようになってしまい、おやつがないと言うことを聞かなくなるけれど、ご褒美として飼い主さんが遊んであげれば犬も楽しみながらトレーニング出来るし遊んでくれる飼い主のことも好きになるというものです。

また、遊びの中で「放せ」などのコマンドや、甘噛みしないなどといったことも教えられるというメリットを紹介しているサイトもあります。

一見、おやつを使うよりも依存度は低く、楽しみながら学べるし犬にとって優しいように見えますが、この遊びながらのトレーニングにも大きな問題点があるのです。

遊びながらでもストレスはストレス

遊びながらであっても、トレーニングをしているのであればコルチゾールレベルが上がるという実験データがあります。

コルチゾールとはいわゆる「ストレスホルモン」です。

実験によると、犬と遊びながら「オスワリ」「フセ」などのコマンドをたくさん出すと、トレーニングが終わった後の犬のコルチゾールの値が高く、コマンドを出さずに自由に遊ばせた犬はコルチゾール値が低かったというデータがあります。

つまり、コマンドを出され命令されるというのは、例え遊びながらであっても犬にとってはストレスなのです。

例え遊びながらであっても、犬にコマンドを出す人の声の調子というのは自然と厳しい口調になっています。
優しく言っているつもりでも、コマンドを出している時点で、言うことを聞かせよう、指示に従わせよう、という気持ちが必ずどこかにあります。
犬は人間のそういった気持ちにはとても敏感なのです。

先日、河原でまさに遊びながらトレーニングしている人を見かけました。

その人はご褒美にボールを投げるというのをやっていましたが、投げたボールを追いかける犬に対して途中で「マテ!」と叫び、従わないと大声で怒鳴るといった感じでした。

犬はずっと尻尾を左に大きく振っていましたし、舌をペロペロして緊張しており、飼い主に対してもお辞儀をしたりゆっくり動いたりして落ち着かせようとしていました。

遊びながらトレーニングしているはずなのに、ちっとも楽しそうではありません。

遊びながらやっているのだから楽しいだろうというのは人間の思い込みで、よく見れば犬はストレスいっぱいの顔をしています。

また、ご褒美であるばずなのに遊ぶことはほとんど強制で、犬がロープをくわえないと無理矢理くわえさせたり、ボールを追いかけないと「持ってきて!」と指示したり、けしかけて持ってこさせるなどといったことをします。

犬を楽しませるためにやっているはずの遊びが、それすらも犬にとってストレスの原因になってしまっているのです。

遊びながらトレーニングの問題点はコチラの記事「楽しそうに見えても?「遊びながらトレーニング」の問題点」に詳しく書いています。あわせてお読み下さい。

 

頭を使うなら自然の中で

犬に頭を使わせようとすると、わたしたちはあれこれコマンドを教えてトレーニングしたり、人間が考えた引っ張りっこやボール投げといった遊びをしがちです。

しかし犬たちは、人間が考えたコマンドに従ったり、遊びに付き合ったりするよりも、外に出て探検する方がずっと好きなのです。
その時の犬たちはまさにキラキラしています。

そして、探検の方がトレーニングや遊びよりもずっと頭を使い、刺激も得られます。

聞きなれない音に耳を澄ませて「あれは何だろう?」と考えたり、倒木をどうやったら飛び越えられるか考えたり、野生動物のにおいに興味を持って追跡したり。

誰にも何も指示されない場所で、さて何をして遊ぼう、と考えたり。

そういったことをさせてあげる方が、トレーニングしたりボール投げで遊ぶよりもずっと頭を使います。

犬に頭を使って欲しいと思うのなら、ぜひ、自然いっぱいの静かな場所に連れて行ってあげましょう。

そうやって自分で好きなように頭を使い、自然の中でリフレッシュできる犬は、家では大人しく寝ている一緒に暮らしやすい犬になってくれます。

コマンドを使わず犬と生活することについてはコチラの記事「コマンド(命令語)を使わずに生活するには?」にて詳しくお話しています。あわせて読んでみて下さい。

 

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おまけ

今日は朝から雨降りで、犬たちも散歩には行きたがらず。

外トイレ派ののんちゃんだけ小雨になったのを見計らって畑でおトイレしただけで、朝ごはん食べてからはずっと寝てます。

わたしも落ち着いてパソコン仕事出来るのですが、甘えたのんちゃんは時々そばに来ては「撫でて~」と催促。

じっと見つめて来る方式。

逃がさん!とばかりにガッチリ脚をホールドしてくるお手てが可愛い♪

るーこは一度寝るとなかなか起きないやつなので、こんな感じでひっそり寝てます。

ひっそりし過ぎてて、いるってことに時々気づかれないことが多々あります。

雨じゃなかったらな~「アラジン」か「空母いぶき」(2回目)観に行こうと思ってたんだけどな~。
雨だと出かける気が失せますよね。

今日から「アラジン」公開だけど、それに伴って「空母いぶき」が1日2回上映になってしまってたので、気づいたら終わってたってなる前にもう一度観に行く予定。

「キングダム」もう1回くらい行きたいし、「ゴジラ」「長いお別れ」も行きたいけど、全部行くには時間と先立つものがなあ…

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