「一緒にいる」だけじゃダメなんですか?
こんにちは!
犬になりたい犬育ブロガーの瀧沢かいるーです。
今日は愛犬と「一緒にいる」ということについて。
犬を飼っているという方なら、「愛犬と一緒にいるだけで満たされる」という人は多いでしょう。
わたしものんちゃんやるーこと、一緒にいるだけで心が満たされます。
毎日、一緒に寝てお散歩して、パソコン仕事をしている時にそばでゴロゴロしているのを見るたび、
もう可愛くて仕方ないし一人でにやにやしております。
わたしは本当に「一緒にいる」だけで満足です。
ところが多くの飼い主さんは「一緒にいるだけで満たされる」
と言いながらも本当の意味で「一緒にいる」だけでは満足出来ないようで。
今日は「一緒にいるだけで満たされる」という言葉に隠された人間の欲深さについてお話します。
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犬を飼ったらしたいこと?
犬を飼ったら、毎日一緒に楽しくお散歩したり、室内ではテレビを見ている間そばに寄り添ってくれたり、
夜は一緒に眠ったり、呼んだら尻尾を踏んで走って来てくれたり、などという想像をしていた人はいないでしょうか。
実際、その通りになりましたか?
わたしは小さい頃に飼っていた犬はみんな外飼いの子たちだったので、
自分で犬を飼ったら一緒の布団で眠るというのが長年の夢でした。
のんちゃんを飼ったことでその夢は叶いました。
真夏でもおかまいなしにベッドに上がってきて一緒に寝るというのは想定外でしたが。
また、中学生くらいまではよくキャンプに行っていたので、犬を飼ったら一緒にキャンプに行ったり、
海に遊びに行って砂浜を走ったりしたいなんて思ってましたが、
犬を飼って間もなくおでかけというのは犬にとって負担になると知ったので、
のんちゃんやるーこをあちこち連れ歩くということはしなくなりました。
一緒に山に登るという夢は、長野に帰ってきてからほぼ毎日、散歩で家の裏山に登っているので、
これはまあまあ叶えられているのではないでしょうか。
以前は特にのんちゃんに命令したり、あれこれ指図したりとしていましたが、
今は毎日のんびり暮らし、犬たちが日向で寝ているのを見るだけで本当に幸せです。
散歩中も呼べば(呼ばなくても)、ちょっと離れると走って戻って来てくれるし、
滑って転べば心配して来てくれる。
そういう瞬間に、犬たちに愛されているな~と実感するのです。
もちろん、わたしだってのんちゃんとるーこのことを愛しています。
何かしてくれるからとか、命令をよく聞いてくれるから好きというわけではなく、
これが本当に「一緒にいるだけで満たされる」ということなのだと思います。
「一緒にいてくれてありがとう」といった気持ちなのです。
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「一緒にいる」だけじゃ物足りない
ところが人間というのは往々にして欲深いものです。
「一緒にいるだけで満たされる」と言いながらも、今、目の前にいる愛犬では物足りないのです。
いつもいい子でいてほしい、呼んだらいつでもすぐに走って来て欲しい、行儀良くして欲しい、
きちんとツケで歩いて欲しい、コマンドによく従って欲しい、上手にディスクをキャッチして欲しい、
ダンスを一緒にして欲しい、競技会や展示会でいい成績をとって欲しい、一緒にレジャーを楽しんで欲しい、
などなど、犬に対する要求はとどまるところを知りません。
「一緒にいるだけで満たされる」という言葉の裏には、
「自分の理想通りの犬となら一緒にいたい」という本心が隠れているのです。
そして気がつくと、犬の心は飼い主からうんと遠いところに離れてしまっているのです。
でも飼い主はそれを認めたくないので「うちの子は喜んでやっている」「いつも自分の方に注目してくれている」
と言って、都合の良い解釈をしがちです。
しかし、学生時代のトレーナー講師が飼っていた、トレーニング競技会で上位の成績をおさめたというシェパードは、
コマンドがなければひたすら飼い主から離れていこうとしていました。
脚側行進がまるでロボットのようにピシッと出来る子だったのですが、トレーニングタイムが終わって、
「よしっ」と解除のコマンドが入った途端、飼い主から走り去るような子でした。
これは犬との心のコンタクトがとれていない、ということではないでしょうか。
そのトレーナー講師は脚側行進の間、常に自分に集中している犬を見て「信頼関係が云々」と言っていましたが、
今思い出せば信頼関係どころか、独裁者のような振る舞いを犬にしていました。
うちの犬たちは基本的に、何も言わなくてもだいたいわたしのそばにいます。
ぴったりくっつくわけではありませんが、どこかに逃げて行ったりはしません。
のんちゃんはフリーで散歩している時に、わたしが少し遅れると、ちゃんとこっちを気にしてくれます。
行先にき過ぎて姿が見えなくなった時は、わたしがちゃんと付いてきているか確認に戻って来ます。
そういう時にわたしが転んでいたりすると慌てて助けに来てくれる。
犬というのは本来そういう生き物なのです。
飼い主への愛情があればちゃんと気にしますし、付いてきているか確認にも戻って来るし、
転んでいれば助けに来てくれる。
人間だってそうでしょう。
嫌いな相手のことをわざわざ気にしたりしないし、付いてきてなくても別にいいし、
転んでいたってそのままほっとく。
わざわざコマンドを出して呼んだりしなくても、飼い主さんのことが好きなのであれば、
ちゃんと自発的にそばに来てくれるものなのです。
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犬に愛される飼い主になろう
自分が愛犬から愛されているかどうか。
それを確認する一番わかりやすい方法は、「呼び戻し」です。
飼い主さんがいくら「オイデ」とか「コイ」とか呼んでも、飼い主のことが嫌いな犬は来ないか、
もしくはカーミングシグナルを出しながらゆっくりゆっくり近づいてきます。
よく訓練された犬に「コイ」と命令すると弾丸のように走って来ますが、コマンドがなければ
わざわざ飼い主のもとには来ないでしょう。
ところが、飼い主のことが大好きな犬は、飼い主の気持ちを察して必要とあれば
呼ばなくても戻って来るのです。
わたしはあなたにもこういう関係を目指していただきたいのです。
そばに来るというのは、コマンドを出してさせるものではありません。
犬は大好きな飼い主のそばにはいたがるものです。
そのためには、まずは無欲に、あれをして欲しいだのこれもして欲しいだの要求せずに、
まずは目の前にいる世界でたった1頭しかいない愛犬のことを、何の見返りも期待せずにただただ愛してあげましょう。
そして、人間に子どもに対して有効だという方法なのですが、毎日あなたの愛犬に、
「大好きだよ」「愛してるよ」と言ってあげましょう。
そうすれば、愛犬のことがもっともっと好きになるし、犬との暮らしがもっと楽しくなりますよ。
♪おまけ
最近、天気のいい日が続いているので、犬たちもお散歩日和、日向ぼっこ日和です。
2階の方が日当たりがいいので、散歩が終わると犬たちは2階へ行って、
日向でゴロゴロし、そのままぐっすりです。
ベランダが好きなのんちゃんは、自分で網戸を開けてベランダに出て日向ぼっこしてることも。
今はまだ窓開けっ放しでもそれほど寒くはないけど、もう少ししたら窓あけっぱは辛くなるなあ…
そしてお天気のいい日に、のんちゃんもう一つのお楽しみがこれ。
パソコンやスマホに反射して、壁や天井に現れる光。
これをじーーーっと、ひたすら見張るのが楽しいみたいです。
時々何も見えないところを見張ってたりするから怖いです。
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